2012年12月　トルコ航空で飛ぶオランダ・ベルギー・トルコ（2　TK1951便でアムステルダムへ）

2012/12/25 - 2012/12/30

2012年クリスマスの夜、関西国際空港をトルコ航空（ターキッシュエアラインズ）47便で出発した私は現地時間の早朝にイスタンブール・アタテュルク国際空港に到着しました。
ここでしばしの休息を取り、最終目的地のアムステルダムへ出発します。
初めてのオランダを目の前に、高揚した気持ちで過ごしたアタテュルク空港やトルコ航空機内の模様をお届けします。
※自ブログでも同様の内容を公開。


１　TK47便（大阪→イスタンブール）
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10739838/

２　TK1951便でアムステルダムへ
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10741218/

３　ミッフィーの里ユトレヒト
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10742458/

４　ユトレヒトの鉄道博物館
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10743288/

５　ユトレヒトからアムステルダムへ
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10745151/

６　アムステルダムで美術館巡り
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10745733/

７　アムステルダムの猫博物館とアンネ・フランクの家
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10747818/

８　高速列車タリスでブリュッセルへ
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10748034/

９　夜のブリュッセルでムール貝とワッフルを
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10749916/

10　小雨混じりのブリュッセルで街歩き
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10750111/

11　TK1940便（ブリュッセル→イスタンブール）
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10752428/

12　イスタンブールでケーブルカーとトラムを巡る
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10755861/

13　サバサンドとケバブとブルーモスク
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10757403/

14　TK50便（イスタンブール→成田）
http://4travel.jp/traveler/newstyle777/album/10759911/

エリア イスタンブール(トルコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

イスタンブール・アタテュルク国際空港でトランジットのための手荷物検査を終え、出発ロビーに入って最初にやった事が、フードコートで売られているトルコアイス(4ユーロ)の買い食いでした。
本場の屋台顔負けのアイス職人のお兄さんにおちょくられながら、コーンにアイスを盛ってもらいました。
ちなみに、ここのアイスはバニラ・チョコ・ずんだ？の3色揃った豪華版です。

フードコートには出発便の案内が表示されていました。
搭乗予定のTK1951便アムステルダム行きには今のところ遅れはないようです。

アタテュルク国際空港 (IST) 空港

その後、ミネラルウォーターやレッドブル(7ユーロと異様に高かったので注意)を買いだしてから、カフェに移動します。

コーヒーを注文。アラビックコーヒーやトルココーヒーが出されるのかと思いましたが、至ってノーマルなブラックコーヒーが出てきました。

AKB48じゃなかった、トルコ有数の銀行「AKBANK」の両替所。

世界各国から集まった乗り継ぎ客でごった返すアタテュルク国際空港の出発ロビー。

アタテュルク国際空港 (IST) 空港

搭乗予定のTK1951便アムステルダム行きは、予約の時点ではエアバスA321になっていましたが、やや小型のエアバスA320に機材変更になっていました。
久々にエアバスA321に乗れると期待していただけにちょっと残念でしたが、日本の国内線でよく乗れるエアバスA320にヨーロッパで搭乗するのもまた乙なものです。

アタテュルク国際空港 (IST) 空港

TK1951便は215番ゲートからの出発です。搭乗案内は大型の液晶ディスプレイでした。

アタテュルク国際空港 (IST) 空港

液晶ディスプレイの裏には、エアバスA320の座席表が表示されていました。

アタテュルク国際空港 (IST) 空港

朝早い時間帯ですが、世界各国からトルコ経由でオランダを目指す乗客たちが眠気をこらえて搭乗開始を待っていました。周りには日本人のほか韓国人など、極東アジアからの乗客もちらほらいるようで少し安心しました。

アタテュルク国際空港 (IST) 空港

近くの搭乗口には、マレーシア航空のB777-200ERが駐機していました。
マレーシアと中東の間に人的交流が多い関係からか、マレーシア航空はイスタンブールへの直行便を持っています。同様の理由からか、シンガポール航空にもイスタンブール便があり、TK1951便が出発するのと入れ替わりにアタテュルク国際空港に到着しました。

アタテュルク国際空港 (IST) 空港

1時間半近く待った後、午前7時過ぎにようやく搭乗の案内がありました。

アタテュルク国際空港 (IST) 空港

イスタンブールに着いた直後は夜明け前でしたが、御覧の通りすっかり明るくなっていました。
搭乗機のエアバスA320（TC-JPY）です。

アタテュルク国際空港 (IST) 空港

TK1951便は215番ゲートからの出発ですが、隣の216番ゲートでは先ほど大阪から乗ってきたエアバスA330-200(TC-JNA)が出発を待っていました。どうやら、これからブリュッセルに向かうようです。

アタテュルク国際空港 (IST) 空港

トルコ航空のエアバスA320の機内に入ります。
第三国間の路線でナローボディの旅客機に乗るのは、もう何年ぶりでしょう。

アタテュルク国際空港 (IST) 空港

機内ではエコノミークラスの左前方窓側に着席しました。
隣の214番ゲートでは、トルコ航空のエアバスA330-300がパリへの出発準備を整えたところでした。

アタテュルク国際空港 (IST) 空港

出発前の機内モニターでは、ナビゲーションマップとアムステルダムまでの飛行ルートが表示されていました。

エアバスA320の安全のしおり。

朝8時前後は出発機で混雑する時間帯ですが、滑走路の端に来てから10分ほどで離陸。出発直後眼下に見えた高層マンション群と、モスクの尖塔が印象的でした。

エアバスA320の機内。水平飛行中はひたすらドラマが放映されていました。

水平飛行に入ってすぐ、機内食のメニューカードが配られました。
トルコ航空では中短距離路線でも、機内食のメニューカードが用意されています。

もっとも、朝食のメニューは一種類のみでした。ちなみにドリンクはアルコール、ソフトドリンク問わずいろいろ用意されていました。

朝食のメインは熱々のスクランブルドエッグとパイとトマトでした。
前菜のチーズも、絶品でした。
思えばこの旅行中、トルコ航空の機内でも滞在先のホテルでも、日ごろ日本では口にできそうにないレベルのチーズを味わえたように思います。
ついでに言うと、チーズの隣に盛られたヨーグルトも独特なもので、中に細かく潰したライ麦？がたくさん入っていました。この穀物入りヨーグルトは「MUESLI」と呼ばれるそうです。

少し遅れてパンも配られました。

上空から見たブルガリア？は一面の雪景色でした。
これから行くオランダとベルギーで、大雪による交通マヒでも起こっていたら困るなあと一瞬思いました。
もっとも実際は偏西風と海流のおかげで、オランダもベルギーも日本より暖かかったのですが。

食後のコーヒーは、お茶のように薄いアラビックコーヒーでした。
大阪〜イスタンブール線では普通のコーヒーが出るのに、欧州域内線ではアラビックコーヒーが出されるようです。

機内オーディオで洋楽を聴いたり、持参のPSPで遊んだりしているうち、TK1951便はドイツのミュンスター付近まで到達していました。
私にとって5年ぶりのヨーロッパはもうすぐそこです。

まもなく、アムステルダム・スキポール国際空港への着陸態勢に入ります。

TK1951便は曇天模様のアムステルダムに向け、徐々に高度を下げ始めました。

TK1951便は現地時間の10時30分ごろ、アムステルダム・スキポール国際空港の西はずれの滑走路に着陸。15分ほど地上を走り、G2番ゲートに到着しました。

スキポール空港 (AMS) 空港

個人用テレビのないナローボディ―機でしたが、機内オーディオがあり、食事も美味しかったので快適なフライトでした。

スキポール空港 (AMS) 空港

長居ボーディングブリッジを抜けた先で係員による1回目のパスポートチェックが行われており、そのため長い列ができています。

スキポール空港 (AMS) 空港

隣のG4番ゲートには、イスタンブールでも見たマレーシア航空のB777-200ERが駐機していました。
JALのアムステルダム線が廃止になってもう2年になりますが、マレーシア航空、チャイナエアライン、エバー航空、キャセイパシフィック航空、大韓航空、シンガポール航空などアジアの主だったエアラインの多くが今もアムステルダムに乗り入れています。
なお、このG4番ゲートは、エミレーツ航空がアムステルダム路線に使用しているA380の専用ゲートとしても使用されています。

スキポール空港 (AMS) 空港

今回お世話になった搭乗機。

スキポール空港 (AMS) 空港

アムステルダム・スキポール国際空港の主役と言えばやはりKLMオランダ航空。
かつてバンコク経由台北線の主だったKLMasia航空塗装のB747-400が出迎えてくれました。

スキポール空港 (AMS) 空港

取るものもとりあえず、入国審査場に向かいます。
が、ここで大事件が。
男の一人旅、それも短期滞在ということを怪しまれ、別室に連行されてしまったのです。
結局、帰りの航空チケットとヨーロッパ内の鉄道チケット、ホテルバウチャーを見せて説明したこと、アムステルダムの美術館を巡るために訪蘭したことを説明したら入国の許可が下り、事なきを得たのですが、正直なところかなり焦りました。

スキポール空港 (AMS) 空港

すったもんだはありましたが、関空で預けていた手荷物を受け取ります。

スキポール空港 (AMS) 空港

ユトレヒト行きの列車に乗る前に、ある場所に行っておきたいと思っていました。

スキポール空港 (AMS) 空港

ある場所とは、スキポール国際空港の展望デッキ。
ここでKLMオランダ航空の旅客機の写真を撮影したかったのです。

スキポール空港 (AMS) 空港

長距離国際線に投入されているものの、アジアにはなかなか来ないKLMのエアバスA330-200。

スキポール空港 (AMS) 空港

KLMのヨーロッパ域内路線のエース、ボーイングB737-700。
これはヨーロッパに行かないとまず見られない機体です。

スキポール空港 (AMS) 空港

そして一番見たかったのがこの機体。
今や世界唯一となった、旅客型のマグドネルダグラスMD-11です。
かつては小牧や新千歳に飛んでいたKLMのMD-11ですが、今ではオランダと北米、中南米を結ぶ路線で余生を送っています。

スキポール空港 (AMS) 空港

数分間撮影を楽しんだ後、地下のオランダ鉄道乗り場へ急ぎます。
慌ただしく券売機でユトレヒト中央までの2等チケットを購入し、最初の訪問地ユトレヒトへと旅は続きます。
（続く）

スキポール駅 駅

この旅行記へのコメント （2）

• ムロろ～んさん 2013/01/17 21:53:48

  トルコ航空！

  ＴＭＢＳさん
  
  ムロろ〜んです。
  この度はラオス旅行記に投票をして下さりありがとうございます。最終巻も書いておりますので今しばらくお待ち下さい。
  
  トルコ航空の旅行記を拝見しました。
  コミュでもトルコ航空は好評のようで、利用して旅する方も多いです。機内食も美味しそうですし、客室乗務員さんの対応も良さそうですね。
  
  オーディオサービスが宇多田ヒカルだけなのは淋しいですよね。でも、レディーガガは聞いてみたい(笑)。
  
  短期入国だと別室行きなんて初めて聞きました。ＥＵ諸国に入るのに入国書類なんて言うものはないですよね。私もその可能性大？？？
  
  
  ムロろ〜ん(-人-;)
  
  

  TMBSさん からの返信 2013/01/18 19:32:21

  RE: トルコ航空！

  ムロろ〜ん様
  
  　こんばんは。
  　ラオス旅行記、少しずつですが読ませていただきます。
  　ルアンパパーンは観光地として有名ですが、首都にも行かれていたんですね。
  　トルコ航空の機内食やアメニティは旅慣れた人には好評のようです。日本人乗務員はいませんが、日本語堪能できめ細かな対応のできるCAさんばかりでした。
  　エンタメは、洋楽やトルコのポップスが好きな人にはたまらないかもしれません。
  　別室の件、おそらく抜き打ちでやられたのかと思います。まあ係官さんがフレンドリーな方だったのでよかったですが、ひやりとしました。ちなみにここ数年で、ドイツとオランダの空港を使いましたが、いずれにおいても入国カードの提出は不要でした。
  
  　今後、オランダ・ベルギー・トルコの様子を少しずつですがお届けしますので、しばしお待ちください。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　TMBS