チャイコフスキー・コンサートホール:mxatさんの旅行ブログ
チャイコフスキー・コンサートホールは日本でも有名なコンサートホールです。このホールは、モスクワの地下鉄マヤコフスカヤ駅の真上、マヤコフスキー広場に面しています。
このコンサートホールはそもそもコンサートホールのために設計されたのではありませんでした。1920〜30年代にメイエルホリドという前衛的な演劇の演出家がいて、その革新的な演出はロシアのみならず、ヨーロッパ演劇や日本演劇にも影響を与えるほどでした。そのメイエルホリドが自分の劇場として構想したのがこのホールです。この劇場は古代ギリシャ劇場のように、円形劇場をモチーフにしていました。今でも劇場全体はその設計のまま、楕円形をしていて、舞台の中央には移動式円形舞台の名残を留めています。その円形の舞台の廻りを観客席がうず高く取り囲むようにできています。また外光を取り入れて野外の演劇に近づこうとしています。天井が格子状のガラスを模した作りになっていて、解放感と明るさを醸し出しています。これらはメイエルホリドが自分の演劇の理想としたのですが、メイエルホリドの実験性は、当時のスターリン主義的な芸術から批判的に見られるようになり、遂にメイエルホリドは逮捕、粛清されると同時に、この建築半ばだったこの劇場は、コンサートホールへと変更されてしまいます。
現在でも毎日のようにコンサートがありますので、是非一度このコンサート・ホールに行かれることをお奨めします。観客席と舞台との密な関係を求めたメイエルホリドの一風変わったデザインはきっと深い印象を与えてくれることと思います。このコンサートホールの前には、メイエルホリドの盟友だった詩人マヤコフスキーの大きな銅像が立って、じっとこのホールの音楽に耳を傾けているようです。
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曲目:交響曲 第4番〜第6番(悲愴) 指揮:ムラビンスキー オケ:レニングラード...(by クラシック音楽と 札幌 すすきの BAR ZERO(バー ゼロ)の酒 on 2009年05月14日 16:50)