2001/02/20 - 2001/02/23
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Mugieさん
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旦那様を日本に残し、同じく人妻の友達と二人、東欧へ。
ハンガリー→オーストリア→チェコ→ドイツを13日間で回りました。
ハンガリーではブタペストに泊まり、日帰りでセンテンドレ、エステルゴムへ出かけました。
当時はとにかく物価が安かったです!
わずかなお金で優雅な気分を味わえました(^・^)
フォアグラがたっぷりのったサンドウィッチを食べ、アール・ヌーヴォー調の温泉に入ったのがいい思い出♪
<旅程>
1日目
マーチャーシュ教会→漁夫の砦→王宮→ナショナルギャラリー→くさり橋→グレシャム宮殿→ジェルボーでランチ→ヴァーツィ通りでウィンドウショッピング→パリッシュ教会→シナゴーグ→国立博物館→エルジェベート橋で夜景鑑賞→再び漁夫の砦で夜景鑑賞
2日目
国会議事堂→民族博物館→聖イシュトヴァーン大聖堂→英雄広場→パレス・オブ・アート、国立美術館→ヴァイダフニャド城→中央市場
3日目
ゲッレールト温泉→現地ツアーでエステルゴム、ヴィシェグラード、センテンドレ→ブタに戻ってヴァーツィ通りでショッピング→トラムに乗って夜景鑑賞
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
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ブダペスト観光初日は強風にあおられ、小雪が舞う中、王宮の丘へ。
冬のせいか、日本人どころか観光客の姿も見えない…
まずは、マーチャーシュ教会(外観は表紙の写真)。
ネオゴシック式、尖塔は左右アンバランスな形をしている。
オレンジ色の瓦屋根がなんともユニーク。
内部の梁にも屋根と同色調の装飾が施されている。
ここはトルコ軍に支配されていたとき、モスクとして使用されていたそうだ。
イスラムの影響なのか、ハンガリーのものなのか私にはよくわからないけど、西欧圏で見てきた教会とは確かに趣が違う。 -
漁夫の砦から見たペスト側。
国会議事堂などが見える。
プラハと比べると、ブダペストのほうが川幅が広く、ゆったりとした景色。 -
漁夫の砦。
名前は、昔ここに魚の市場があり、また漁師がこの辺を守っていたことに由来するとか。 -
王宮まで歩いて移動。
王宮はハプスブルク家がオスマントルコを追い出したときに一度消失し、再建されたそうだ。
王宮というには荘厳さや華やかさに欠ける感じ。
中は美術館や博物館になっておいて、その中の一つナショナルギャラリーに入った。
10万点の作品があるとかでとにかく広かった。
美術史に載っているような有名な画家の絵はなかったけど、ハンガリーの歴史がよくわかった。
来る前から、オスマントルコによる占領とハプスブルク家による支配は大きな要素だと知っていたけど、トルコ以前のハンガリー王国がこんなに繁栄していたとは知らなかった。
初代王イシュトヴァーンは世界史の教科書には載ってなかったと思うけど、ハンガリーではまさに英雄だ。
見学後、丘を下ってくさり橋を渡り、ペスト側へ。
(写真はどこかで撮ったハト) -
ペスト側の街並み。
どこを撮ったのか、よく覚えていない…
ヴァーツィ通りを散策したので、その周辺と思われる。
ランチはちょっと雰囲気のいいお店に入る。
高そうなので、ちょっと勇気が入ったけど、中に入ってみると、観光客が多く思ったよりカジュアル。
ガイドブックを見ると、ジェルボーという老舗のカフェだった。
フォアグラのサンドウィッチとカプチーノを頼む。
出てきてびっくり。
ブルーベリーソース添えのフォアグラが贅沢に5切れものったサンドウィッチだった。
こんなに一度に食べたことがないだけに、最後は胃もたれし、炭酸入りのミネラルウォーターを追加した。
カプチーノはシナモンではなく、ココアパウダーがのっていた。
3品で合わせて2,000Ft(=約800円)。
サンドウィッチとはいえ安い!
食後、再びヴァーツィ通りでウィンドウショッピングをした。
貴腐ワインも安いし、きれいなボトルに入っている。
アンティークな置物とかも素敵。
たくさん買いたいものがあったけど、まだ観光初日なので、ひとまずあきらめた。 -
エルジェベート橋のたもとにあるパリッシュ教会へ。
ここは一番古い教会だそうだ。
ちょうどパイプオルガンの演奏をしていた。
私はクリスチャンではないけど、教会で聖歌やパイプオルガンの演奏を聞くと、なんだか敬虔の念がわいてくる。
続いてシナゴーグへ行ったが、閉まっていた。
なんだか、どこに行ってもシナゴーグは閉まってることばかりでついてない。
その後、国立博物館へ行った。
ここにはオーストリア后妃エイザベートが暗殺されたときに来ていた服が展示されてる、というのを後からエリザベートの本を読んで知った。
そういえば、黒いドレスが展示されてるのを見て「何でこれが展示されてるのかな?」って思ったような記憶が…あるような、ないような(^_^;)
その後、エルジェベート橋に戻り、ライトアップされた王宮とくさり橋を眺めた。
まさに“ドナウの真珠”。
河を挟んだ街全体が宝石のように美しい。
昼間はちゃちいと思った王宮まで、きらびやかな光を放ってる。
それにしても、その美しさをうまく写真に収められない自分が悲しい。
この日はさらにトラムに乗り、漁夫の砦に戻り、今度はブダ側からペスト側を眺めた。
夜景のきれいな場所はたくさんあるけど、その中でもブダペストは指折りの美しさだ。 -
ブダペスト2日目の観光は国会議事堂からスタート。
国会議事堂は昔、議員が議会中に撃たれたことがあるとかで、セキュリティが厳しい。
見学はツアーのみ。
王宮のショボさに対し、国会議事堂はとても立派。
外観はネオゴシックとルネサンスの折衷だそう。 -
整理券をもらい、時間まで近くのカフェで暇をつぶす。
メランジェを頼むとたっぷりのクリームにシナモンパウダーがかかっていた。
ついでに近くを散策していると、ハンガリー革命の指導者、ナジ・イムレの像を発見!
今も国会議事堂を眺めているなんて、国の行く末を見守っているよう。
ハンガリー革命は失敗し、ナジ・イムレは処刑されたけど、ベルリンの壁の崩壊で今のハンガリーは民主化されたことを思うとなんだか胸が熱くなる。 -
時間が来たので、集合場所へ行き、ツアー開始。
外観もすばらしいけど、内装の豪華さはホント、びっくりした。
ブダペスト観光のハイライトとも言うべきゴージャスさ。
国会議事堂というより、オペラ座にでも見たような気分。
イタリアから取り寄せたという赤い大理石の柱がふんだんに使われ、金の装飾が施されていてとてもきれい。
ガイドさんによると、昔ハンガリーはとても豊な国だったとか。 -
当時はまだデジカメがなくて、ちょっとピンボケだけど、写真の中央にはハンガリーの王冠の本物がケースに入って展示されている。
大きな宝石が入った豪華な冠。
マーチャーシュ教会のはレプリカ。
ちなみに戴冠式が行われたとのことで、ブラティスラヴァ城(スロヴァキア)にもこのレプリカがあった。 -
今回のツアーでは下院を見学したけど、上院はシンメトリー構造で、壁の色だけ違うそう。
-
ガイドさんはきれいな英語を話す女性だった。
ハンガリーではかなり英語が通じる。
レストランでも、カフェでも入っていくとちょっと待ってくれみたいに合図され、やってきたウェイターはみんな英語を話した。
おかげで、ハンガリー語は全く覚えなかった… -
国会議事堂の向かいにある民族博物館に行った
建物はきれいで、天井画は国会議事堂と同じ人が描いたそうだが、たいした展示はなかった。
続いて聖イシュトヴァーン大聖堂へ。(写真)
外観も内装も立派な作りだった。
初代王イシュトヴァーンの右手のミイラがあった。 -
路面電車に乗って英雄広場へ行ったけど、運悪く改装中だった。
広場に面して立つ国立美術館へ行くと、ラファエロ、ゴーギャン、エル・グレコ、ゴヤなど名だたる巨匠の絵があり見ごたえがあった。
お隣のパレス・オブ・アートは現代美術だそうで、スルー。
さらに市民公園のヴァイダフニャド城へ行った。
いかにも市民の憩いの場といった公園の中に池があり、その中の島にお城がある。
といってもこの城はトランシルバ地方にある城のレプリカだそう。(写真はお城の前)
この後、中央市場に行った。
野菜が日本より大きい。
1階は食料品が中心だけど、2階に上がると衣料品などもあった。
さらに橋を渡ってゲッレールト温泉に行ったが、マッサージはもう予約でいっぱいということだったので、翌朝もう一度行くことにした。 -
ブダペスト3日目は朝5時におき、ゲッレールト温泉へ。
まずは水着を着て温水プールに行きました。
天井を見上げると、素敵なステンドグラス。
優雅な気分で泳いでいたら…水温が冷たくて震えそう。
欧米人は暑がりだから、温水プールも日本よりかなり低いのかな。
隣に温泉があるけど、こちらも温め。
予約したマッサージへ。
ちょっと痛かったけど、疲れがとれ、すっきりした。
値段は15分で1300Ft(=520円)と安い。
ただ雰囲気もお値段相当でラグジャリーなスパをイメージしていくとショックを受けるかも。
マッサージ後は全裸で大浴場らしき所へ。
ここは水着を着た人と裸の人が混在していた。
東洋人は私たち二人だけ。
チラチラと見る視線が集まり、はずかしかった…
ホテルに戻り、予約していたツアーに入る。
といっても冬場のせいか私たち二人だけ。
ガイドさんは年配の女性だった。
市街地を抜けると、「これか行くところに日本のカール工場がある」と話し出す。
「お菓子のカール?」と聞くと怪訝な顔をされた。
「スズキの工場」と言われ、やっと"Car"だとわかった。
Rの発音が強いのだ。
車に乗って1時間半くらいかな〜、エステルゴムに到着。
雪を踏みしめ、聖イシュトヴァーン大聖堂へ。
この年、ハンガリーは暖冬で雪が少なかったそう。
本来であれば、ブダペストもかなり雪が積もっていたそう。 -
ドナウ川沿いにあるこのあたりは昔繁栄していたそうで、当時の栄華がしのばれるような立派な大聖堂だった。
現在はネオクラシック式。ブダペストの聖イシュトヴァーン大聖堂と似てるけど、もっと大きくて豪華だ。
この後、ウィーン、ベルリンにも同じような形の大聖堂をたくさんみた。
ここはハンガリー建国の地でもあるそうで、現在はハンガリーカトリックの総本山みたいなところらしい。
白大理石の立派な祭壇。 -
ここは確か、一番最初に教会が作られたときの部分だそうで、ここにもイタリアから運ばれたという赤い大理石が使われている。
-
大聖堂の裏手にまわると、眼下にドナウ川が広がる。
川を挟んだ反対側はスロヴァキアだそうだ。 -
続いてヴェシェグラートという要塞を見に行ったが、雪が大降りになり、ほとんど通過しただけだった。
ようやくセンテンドレにつくと、雪が小降りになっていた。
おとぎ話に出てくるような中世の雰囲気を残すかわいらしい町。
が、冬なので観光客はほとんどいない。
お店もパラパラと開いてるのみ。
夏に来たら、さぞかしいいところだろうな〜 -
この町にはセルビアのギリシア正教とカトリックの教会が混在しているそうだが、外観からは区別がつかないとのこと。
なんで混在しているのか知りたかったけど、なんとなく宗教の話題はタブーかな、と思って聞けなかった。
ヨーロッパというと宗教戦争のイメージが強くて… -
教会の上から見た町並み。
-
町を一回りした後、レストランでランチ。
ガイドさんも一緒に食べたが、すごくおしゃべりな人でおもしろかった。
30年位前に仕事で日本に行ったことがあるそうだ。
すき焼きがおいしかった、なんて言っていた。
今なら外国人は日本に来てお寿司を食べたがるけど、当時はまだ生ものは抵抗があったのかな。
30年も前に女性が海外出張をこなすなんて、共産圏は進んでたな、と感心した。
逆にガイドさんは日本人女性は結婚したらおとなしく家に入るものと思っていたから、私たちがダンナ様を残して旅行を楽しんでいると聞いて、日本も変わったのね、とびっくりしていた。
以前、ハンガリー系カナダ人にハンガリー人はアジア系民族の子孫なので、今でも蒙古斑のある赤ちゃんが生まれると聞いてびっくりしたので、その話を確認しようとしたら、わからないと言われてしまった… -
ブダペストには4時ごろ戻ってきた。
まだ町をぶらっとしたかったので、ヴァーツィ通りで降ろしてもらい、買い物をしたり、オペラ座を見に行ったりした。
最後はトラムに乗って、ぐるっと最後の夜景鑑賞をした。
何度見ても夜景のきれいな街だった。
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この旅行記へのコメント (3)
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- むんさん 2008/06/28 08:37:15
- ブタペストの街!
- Mugieさん、こんにちは!
お久しぶりです。
ブタペストの街!
歴史ある街並み、まさに中世にタイムスリップしたかの
ような感覚になれる情緒あふれる街ですね〜。
そして、その街並みの雰囲気とは対照的な国会議事堂の建物内の
ゴージャスさ!
東欧ということで質実剛健的なイメージがあったんですが、
予想外な絢爛豪華さ!
これはびっくりですね〜♪
- Mugieさん からの返信 2008/06/30 11:53:20
- RE: ブタペストの街!
- むんさん、ご訪問&投票ありがとうございます。
今、赤ちゃんを妊娠中で、つわりのためGWの旅行はキャンセルし
、このサイトも足が遠のいてました。
しばらくは海外旅行には行けそうもありませんが、今までの旅行
した分をアップしていくつもりですので、よろしくお願いします。
旅行記にはなさそうですが、むんさんはブダペストはまだですか?
ブダペストは旧市街の観光地を歩いていた限りでは、あまり共産
主義の雰囲気は感じませんでした。
中世の街並みがきれいで、夜景は最高ですよ!
ハンガリーというと、トルコの侵略、ハプスブルク家の支配、さらに
共産主義化と不遇なイメージが強かったのですが、行ってみると
豊な文化があったことに驚かされました。
当時はEUに入っていなくて物価が激安だったのも、よかったですw
- むんさん からの返信 2008/06/30 22:34:24
- RE: RE: ブタペストの街!
- Mugieさん、返信ありがとうございます!
間もなくご家族に新メンバー誕生なんですね〜!
おめでとうございます♪
お身体お大事になさってくださいね〜。
そして、ブダペストなんですが、行ったことないんです。
ブタペストはもちろん東欧は未踏の地。
旅行記拝見して、想像していたのとは違って、豊かな文化が
あふれていて、なおさら興味津々です。
いつかぜひ行ってみたいです!
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