和の町散歩◇高山ー白川郷ー金沢(3) /飛騨古川の和ろうそく:Muffinさんの旅行ブログ
NHK朝の連続テレビ「さくら」は飛騨古川が舞台でした。ハワイの日系三世さくらが英語教員として飛騨古川にやって来て、和ろうそく屋さんで下宿しながら日本の生活に触れていくというお話。
ストーリーはともかく、情緒溢れる飛騨古川の町並みやほのぼのとした和ろうそく屋さんの一家の様子が、古き良き日本そのままで、いつか訪れてみたいと思っていました。
NHK連続テレビ小説『さくら』ロケ地めぐりコース
http://www.city.hida.gifu.jp/kanko/miru/sansaku/7_sakura/index.html
9:18発 高山駅発 飛騨古川行
休日は1時間に1本の古川行き。ちょうど電車も間に合うようなので、小さなローカル線の旅に出発です。
天日干し!!
どこの農家でも稲を天日干しにしています。
手間暇かかるので、農家のおばあさんが少しだけ自家用にしているうちがあると聞く今やまぼろしの天日干し米。1度1回分だけ頂いたことがありましたが、ブランドを超えて天日干しには敵いません。実際には干しているところは見たことがありませんでした。
高山で流通しているお米がすべて天日干しというわけではないでしょうが、お米作りにこれほど愛情がこもっている地方だったら、なるほどご飯や団子がおいしいわけです。
三嶋和ろうそく店
さくらの下宿先のモデルとなったお店です。外はもちろん中もそっくり。
江戸中期から240年も続く全国でも数少ない生掛(きがけ:混じりけがないもの)ろうそくの老舗で、現在当主は7代目。
飛騨市古川町壱之町3-12
0577-73-4109
7代目のご主人が作業しながらにこやかに工程を説明して下さいました
ドラマでは、厳しい職人気質のおじいさんと優しくひょうきんなお父さんの二人でこの仕事場に座っていましたが、7代目のご主人はまさにドラマの二人が一緒になったような方でした。
朝4時から夕方6時までここでろうそく作りをしながら、お客さんに丁寧にお話しされる様子は、本当にろうそくを愛していらっしゃるんだなと思いました。
植物性の和ろうそく(左)と鉱物性(パラフィン)の洋ろうそくは白さが違うでしょ?
炎の様子も違うそうです。和ろうそくは風もないのに時々ゆらっと揺れるとか。竹串を抜いたあとが空洞になっているからで、ご主人は、「炎が揺れる・とまる」が生活の中の癒しになるので、現代でも仏事だけじゃなくて気軽に取り入れて欲しいとおっしゃっていました。
1度に40本の竹串を持って鉢の中へ。引き上げて、易者さんが筮竹を広がるように何度も竹串を回転させながらさばいて、最初の芯を作っていきます。
この竹串が50cmぐらいだったでしょうか。40本もあればかなりの重さになるでしょう。
45度ぐらいになった木ろうを手に取り、何度も芯に塗り込んでろうそくを太くしていきます。
(上から芯〜完成の太さ)
塗り込む時に空気が入ることで、抹茶色の芯はだんだん白くなっていきます。
ご主人がくるりと真っ直ぐに先端の芯を切り出すのを見せて下さいました。
朱ろうそくは白いろうそくの上に50度ぐらいの赤く染めた木ろうを上掛けします
朱いろうそくを仏事に使うのを知らなかったのですが、七周忌や五十周忌の区切りであるとか、元旦、お寺さんが本堂を直したなどという、いわゆるお祝いのろうそくだそうです。
現代風なデザインで少しでも生活に取り込んでもらおうと、ご主人考案の網かけ朱ろうそくの出来上がり
周りからは賛否両論あったそうですが、ご主人実に楽しそうに新しいろうそくを作っています。
伝統的な白・朱と新しいミックスの5本組を頂いてきました
もったいなくてまだ点けていませんが、それじゃご主人の目指す生活の中の和ろうそくに反しますね。炎の揺れも見たいから、そろそろ試してみようかな。
5本入り 900円
飛騨匠の技を受け継いだ町屋
詳しくはー
http://www.city.hida.gifu.jp/kanko/takumi/daiku_sakan/index.html
もう一度瀬戸川沿いを歩いて、11:10 飛騨古川発高山行きで帰りました
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和の町散歩◇高山ー白川郷ー金沢(4) /高山のくらし
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10388823/
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