伏見旅行記(ブログ) 一覧に戻る
桜の開花情報が聞かれる中、醍醐寺を訪れました。<br />桜の蕾も膨らみ、今にも開花しそうな状態でした。<br /><br />豊臣秀吉の醍醐の花見が有名ですが、その花見の際に造った秀吉設計の三宝院の庭園は、特別史跡・特別名勝に指定され、太閤秀吉の栄華を偲ばせます。<br />(残念ながら、三宝院の中は、写真撮影が禁止です。)

春の京都散策:桜の蕾膨らむ醍醐寺

3いいね!

2008/03/23 - 2008/03/23

1395位(同エリア1664件中)

2

24

morino296

morino296さん

桜の開花情報が聞かれる中、醍醐寺を訪れました。
桜の蕾も膨らみ、今にも開花しそうな状態でした。

豊臣秀吉の醍醐の花見が有名ですが、その花見の際に造った秀吉設計の三宝院の庭園は、特別史跡・特別名勝に指定され、太閤秀吉の栄華を偲ばせます。
(残念ながら、三宝院の中は、写真撮影が禁止です。)

PR

  • 醍醐寺 総門<br /><br />真言宗の宗祖・弘法大師の孫弟子にあたる理源大師・聖宝が、貞観16年(874)、醍醐山上に草庵を結び、准胝(じゅんてい)・如意輪の両観音像を彫刻し、堂宇に安置したのが上醍醐の始まり。<br />延長4年(926)下醍醐が開かれ、金堂、五重塔などを建立。<br />応仁・文明の乱の戦火で五重塔を除く堂塔伽藍を焼失。<br />慶長3年(1598)豊臣秀吉の花見をきっかけに再興されたそうです。<br />4月第2日曜日には、豊太閤花見行列が行われます。

    醍醐寺 総門

    真言宗の宗祖・弘法大師の孫弟子にあたる理源大師・聖宝が、貞観16年(874)、醍醐山上に草庵を結び、准胝(じゅんてい)・如意輪の両観音像を彫刻し、堂宇に安置したのが上醍醐の始まり。
    延長4年(926)下醍醐が開かれ、金堂、五重塔などを建立。
    応仁・文明の乱の戦火で五重塔を除く堂塔伽藍を焼失。
    慶長3年(1598)豊臣秀吉の花見をきっかけに再興されたそうです。
    4月第2日曜日には、豊太閤花見行列が行われます。

  • 醍醐三宝院の門<br /><br /><br />

    醍醐三宝院の門


  • 醍醐三宝院 枝垂桜<br /><br />蕾も膨らみ薄紅色に見えます。

    醍醐三宝院 枝垂桜

    蕾も膨らみ薄紅色に見えます。

  • 醍醐三宝院 大玄関<br /><br />三宝院は永久3年(1115)醍醐寺第14世座主勝覚(しょうがく)僧正の創建。<br />醍醐寺の本坊的な存在で、歴代の座主が居住する坊。<br />現在の三宝院は、建物の大半が重要文化財に指定されています。<br />慶長3年(1598)豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して、設計した庭園は、国の特別史跡・特別名勝となっています。<br />また、その庭園を見渡せる表書院は、寝殿造り様式の建物で国宝に指定されています。<br /><br />残念ながら、三宝院の中は、撮影禁止です。

    醍醐三宝院 大玄関

    三宝院は永久3年(1115)醍醐寺第14世座主勝覚(しょうがく)僧正の創建。
    醍醐寺の本坊的な存在で、歴代の座主が居住する坊。
    現在の三宝院は、建物の大半が重要文化財に指定されています。
    慶長3年(1598)豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して、設計した庭園は、国の特別史跡・特別名勝となっています。
    また、その庭園を見渡せる表書院は、寝殿造り様式の建物で国宝に指定されています。

    残念ながら、三宝院の中は、撮影禁止です。

  • 醍醐三宝院 唐門(国宝)<br /><br />桃山時代のもので、三宝院の勅旨門。<br />創建時は、門全体が黒の漆塗りで、<br />菊と桐の紋には金箔が施されていたそうです。

    醍醐三宝院 唐門(国宝)

    桃山時代のもので、三宝院の勅旨門。
    創建時は、門全体が黒の漆塗りで、
    菊と桐の紋には金箔が施されていたそうです。

  • 醍醐三宝院 唐門の横の桜<br /><br />蕾が膨らんで、今にも咲き始めそうです。

    醍醐三宝院 唐門の横の桜

    蕾が膨らんで、今にも咲き始めそうです。

  • 醍醐寺 仁王門<br /><br />豊臣秀吉が再建した仁王門は修理中でした。<br />この門をくぐると、下醍醐の伽藍が広がります。

    醍醐寺 仁王門

    豊臣秀吉が再建した仁王門は修理中でした。
    この門をくぐると、下醍醐の伽藍が広がります。

  • 醍醐寺 金堂(国宝)<br /><br />豊臣秀吉の命によって、紀州の湯浅から移築されたもので、主要部は平安末期の様式を残しています。<br />本尊の薬師如来と両脇侍は鎌倉時代の作で、いずれも重要文化財です。<br />

    醍醐寺 金堂(国宝)

    豊臣秀吉の命によって、紀州の湯浅から移築されたもので、主要部は平安末期の様式を残しています。
    本尊の薬師如来と両脇侍は鎌倉時代の作で、いずれも重要文化財です。

  • 醍醐寺 金堂の前の鐘楼

    醍醐寺 金堂の前の鐘楼

  • 醍醐寺 清龍宮本殿(重文)<br /><br />醍醐寺の鎮守社。<br />現在の社殿は、永正14年(1517)に再建。

    醍醐寺 清龍宮本殿(重文)

    醍醐寺の鎮守社。
    現在の社殿は、永正14年(1517)に再建。

  • 醍醐寺 五重塔(国宝)<br /><br />醍醐天皇の冥福を祈るために朱雀天皇が起工、村上天皇の天歴5年(951)に完成した、京都府下最古の建造物です。<br />高さ約38m、屋根の上の相輪は約13m。<br />

    醍醐寺 五重塔(国宝)

    醍醐天皇の冥福を祈るために朱雀天皇が起工、村上天皇の天歴5年(951)に完成した、京都府下最古の建造物です。
    高さ約38m、屋根の上の相輪は約13m。

  • 醍醐寺 不動堂<br /><br />堂内には、不動明王を中心に5体の明王が安置されています。

    醍醐寺 不動堂

    堂内には、不動明王を中心に5体の明王が安置されています。

  • 醍醐寺 真如三昧耶堂<br /><br />平成9年に落慶した新しい建物。

    醍醐寺 真如三昧耶堂

    平成9年に落慶した新しい建物。

  • 醍醐寺 祖師堂<br /><br />真言宗を開いた弘法大師・空海、醍醐寺開創の理源大師・聖宝が祀られています。

    醍醐寺 祖師堂

    真言宗を開いた弘法大師・空海、醍醐寺開創の理源大師・聖宝が祀られています。

  • 醍醐寺 伝法学院(修行道場)

    醍醐寺 伝法学院(修行道場)

  • 醍醐寺 伝法院大講堂<br /><br />平安時代末期に製作された醍醐寺最大の丈六の木造・阿弥陀如来坐像が祀られています。

    醍醐寺 伝法院大講堂

    平安時代末期に製作された醍醐寺最大の丈六の木造・阿弥陀如来坐像が祀られています。

  • 醍醐寺 弁天堂と林泉<br /><br />紅葉の名所でもあります。

    醍醐寺 弁天堂と林泉

    紅葉の名所でもあります。

  • 醍醐寺 成身院(通称、女人堂)<br /><br />上醍醐への登山口に当たります。

    醍醐寺 成身院(通称、女人堂)

    上醍醐への登山口に当たります。

  • 醍醐寺 女人堂の前の仏像<br /><br />薬師如来像など5体が並びます。<br />上醍醐(上伽藍)へ登らずに失礼する人のために、ここに安置されているそうです。<br />水を掛けてお参りすることで、上醍醐参りの代わりとなります。

    醍醐寺 女人堂の前の仏像

    薬師如来像など5体が並びます。
    上醍醐(上伽藍)へ登らずに失礼する人のために、ここに安置されているそうです。
    水を掛けてお参りすることで、上醍醐参りの代わりとなります。

  • 醍醐寺 上醍醐へはこの山道を約1時間登ります。<br /><br />上伽藍には、薬師堂、五大堂、如意輪堂、開山堂などの堂宇がありますが、今回は、こちらで失礼しました。<br /><br />

    醍醐寺 上醍醐へはこの山道を約1時間登ります。

    上伽藍には、薬師堂、五大堂、如意輪堂、開山堂などの堂宇がありますが、今回は、こちらで失礼しました。

  • 醍醐寺の塔頭 理性院<br /><br />三宝院の北側にあります。<br />(仁王門の前を左に進みます)

    醍醐寺の塔頭 理性院

    三宝院の北側にあります。
    (仁王門の前を左に進みます)

  • 理性院<br /><br />表門をくぐると目の前に綺麗に並べられた石仏群が目に入ってきます。<br />この数には圧倒されます。<br />

    理性院

    表門をくぐると目の前に綺麗に並べられた石仏群が目に入ってきます。
    この数には圧倒されます。

  • 理性院 本堂<br /><br />寺内には長い歴史を物語る数々の宝物が残されているようですが、残念ながら一般公開は行われていません。<br /><br />真言密教には小野六流という六つの流れがあり、<br />三宝院、一言寺(金剛王院)、随心院、勧修寺、安祥寺、理性院です。<br />今日は、この内、4寺院を訪ねることが出来ました。<br /><br />15:15、小野の勧修寺、随心院から、ここまで約4時間の散策でした。<br />次の目的地、蹴上へ(続きます)。<br /><br /><br />

    理性院 本堂

    寺内には長い歴史を物語る数々の宝物が残されているようですが、残念ながら一般公開は行われていません。

    真言密教には小野六流という六つの流れがあり、
    三宝院、一言寺(金剛王院)、随心院、勧修寺、安祥寺、理性院です。
    今日は、この内、4寺院を訪ねることが出来ました。

    15:15、小野の勧修寺、随心院から、ここまで約4時間の散策でした。
    次の目的地、蹴上へ(続きます)。


この旅行記のタグ

関連タグ

3いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (2)

開く

閉じる

  • jyugonさん 2008/03/30 23:22:33
    はねずの梅
    morino296さん こんばんは〜
    先日の旅記2編拝見させて頂きました。

    隋心院は時間がなくて行けず御所で我慢をしたので
    拝見できてよかったです。

    名所と言われる所はやはりそれなりの趣があって
    何度拝見してもいいものですね。

    醍醐寺も今は桜が咲き始めているようですが
    この2.3日の寒さで少し開花が止まっているかもしれません。
    醍醐寺そのものを鑑賞するには桜花の時期よりも
    落ち着いて拝観出来たのではないでしょうか?

    今日は雨でしたのでおそらく来週がピークになるのではないでしょうか…
    今日、原谷へ行ってみましたがまだ少し早くこちらもこの様子では来週以降かなというところでした。

    jyugon

    morino296

    morino296さん からの返信 2008/03/30 23:33:45
    RE: はねずの梅
    jyugonさん

    こんばんは。
    いつも有難うございます。

    こちらは、桜が満開で見頃ですが、
    今日は気温も低く、夕方からは雨が降り出して、
    桜の花が散らないかと気になります。

    随心院、小野梅林はなかなか良かったです。

    京都の桜の見頃は、もう一週間くらい後でしょうかね。

    13日に行く予定ですが、果たして?

    morino296

morino296さんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP