思う壺Barマダムの江差「旅亭 群来(くき)」その3…ワインとグラスとソムリエナイフ、それから2〜3日分の本を抱えて宿に篭りっきり:miuさんの旅行ブログ
最後は「旅亭 群来」のお料理特集。
ホスピタリティ溢れるこの宿の心配りは、料理にも現れていた。
あらかじめメールで、
「少食の中年夫婦なので(ただし、呑んべ)料理の量を少なめに」とか、
「今はうにの季節なので当分食べたくなくなるくらいに海胆を食べたい」
とか伝えたところ、メニューは本当に「うにづくし」。
このあたりはムラサキウニの産地とのことで、デザート以外は全て雲丹料理。
写真は、殻つきのムラサキウニ。
マスコミに露出するカリスマシェフに懐疑的な私たちなので、
「料理は中村孝明先生監修」
とか書いてあると逆に引いてしまうのだが、こちらの料理は洗練されている。
はっきり言って食材のアドバンテージが大きいので、北海道では何を食べても旨い、安い、新鮮!…が。
盛り付けや構成については、どこか垢抜けない田舎料理の域を出ない宿も実際のところは多々ある。
しかし、ここ「旅亭 群来」は違う。
料理長は器、盛り付け、コースの組み立て、いずれもなかなかセンスよしで大満足。
写真は1日目の「うにづくし」の最初の一品。
蒸し雲丹。
この宿は地元の有志が町興しのために共同出資したとかで、直営の牧場もあるとのこと。
今回は東京から来た私たちのために料理長の大崎さんが海鮮尽くしのメニュー構成にしてくださったが、羊もおいしいらしい。
平均よりかなり少食の私たちにとっては、ちょっと量が多すぎて食べ切れなかったが、とにかく丁寧な料理に心づくしが感じられた。
天候にはあまり恵まれなかったが、宿のセンスとホスピタリティ、料理とお湯。
これだけ揃ったハイレベルの旅行は珍しい。
テレビと宴会場の必要な人には洞爺湖か登別あたりをお勧めするとして、非日常空間を楽しみながら海鮮グルメを堪能したい人に是非とも訪れて欲しい宿である。
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