佐倉市散策(16)・・歴博くらしの植物苑に伝統の古典菊を訪ねて:YAMAJIさんの旅行ブログ
国立歴史民族博物館の「くらしの植物苑」で、伝統の古典菊の特別企画展が10月28日(火)〜11月30日(日)の期間開催されています。
菊は日本本来の伝統的な園芸植物と考えがちですが、中国を原産地としており、古くからさまざまな系統が何度も日本に持ち込まれたと考えられています。中国では紀元前から霊薬として菊が栽培されていたとされ、唐の時代までには花を観賞するための品種が多数作り出されました。
日本での古典菊の独自の育成は平安時代から鎌倉時代に逆上ると考えられ、とくに「嵯峨菊」と「伊勢菊」は古い伝統を受け継ぐものとして知れれています。古典菊の隆盛に大きくかかわったのが、江戸時代に育成されはじめた「肥後菊」や「江戸菊」、「丁子菊」、「奥州菊」などです。
「嵯峨菊」は、開花当初は花弁がよれていますが、満開時には筆先のように立っていきます。
「伊勢菊」は、花弁が縮れ垂れ下がる花で、多くの品種は咲き始めが独特の渦巻き状になります。花の咲き始めから花弁の様子が刻々と変化します。
「肥後菊」は、一重で花弁の間がすいたものが多いのが特徴です。花弁の多い他の菊とはちがい花に趣があります。
「江戸菊」は、開花し始めてからよれて巻き上がる独特の様子を長く楽しむことができます。また花模様の変化にも趣があります。
「丁子菊」は、外側の花弁が大きく、花の中心が盛り上がって咲くのが特徴です。花型がスパイスの丁子(クローブ)の形に似ていることから名付けられました。
「奥州菊」は、宝暦年間に八戸の豪商七崎判兵衛が京阪地方より菊を導入したのが始まりで、青森各地に広がりました。奥州菊の特徴はなんといっても、走り弁の面白さです。
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