2008/08/22 - 2008/08/31
786位(同エリア984件中)
目黒警部さん
雲南省・最南端の国境の町・河口から北上して世界一の棚田がある元陽へと旅を進めた。
ミニバスにて197kmの舗装されていない雨でぬかるんだ道を7時間の移動になった。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 航空会社
- 上海航空
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2008年8月27日
河口バスターミナル 9:00発 元陽行きのチケットを購入(38元) -
河口バスターミナルのスケジュールボード
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乗車しました元陽行きのミニバスです。
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隣に停車している昆明行きの大型バス。
バスも綺麗だが乗客も・・・それに引き換えミニバスの客は・・・ -
各駅ミニバスの車内、席は20席ぐらいだろうか?
実際は通路に銭湯にある木の椅子のような席があり(混んでいない時はシートの下にしまいこんでいます)満席時で25人と鶏数羽が乗車していました。 -
赤土の大地をミニバスはジャンプしながら走る。
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狭い道の脇にはバナナの木に中国とは思えない亜熱帯植物が生い茂っている。
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バスの主な客は、途中の村々にて乗車を繰り返す地元の人達です。
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この土地は、アジアではなく東南アジアである。
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雨は振り終わったのだが、道はぬかぬみだらけである。
上を見ると高速道路があったがまだ未完成のようだ。 -
バスは急に停車した、前を見るとずら〜と車が並んでいる。
子供を乗せた馬が追い越していく。 -
進まない・・・河沿いの道にて途方に暮れる・・・
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満杯の荷を担ぎながら少数民族の人達が、バスを横目に歩いて行く。
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15分経過・・・ミニバスの運転手が前方を視察に出かけた、私も外に出た。
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道行く裸足のおばあさん。
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赤いテントが見える、あのテントの下で何を売っているのだろうか?
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私は、数十台並んでいるバスと車を見ながら前へ前へと歩いて行った。
人だかりが出来ている・・・ -
私のように渋滞の様子を見に来ている人達。
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数百m先の渋滞の先端には、ぬかるみの坂道があった。
そこは泥んこ坂登りレース会場となっていた。
一台のバスが勢いをつけて駆け上るが途中のぬかるみでとまる。
こりゃバスではとても登れない・・・
何度も何度もトライして、登りきった小型ジープに皆さん拍手喝采。 -
バスの中の少数民族の人達は、あきらめ顔でじっとしている。
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数百m前方の泥んこ坂道レース会場では、このままの坂道ではダメだと思ったのか、有志が石を坂道のぬかるみに並べていた。
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ミニバスの運転手は、乗客に降りるように指示した。
いよいよ泥んこ坂道登りレースに参加するようだ。
前方に停車しているバスを蹴散らし、勇敢にミニバスは坂道に到着。
猛牛の突進のように、少し後ろにさがりエンジンをブンブンふかして、全力で発車!
しかしあえなく坂道途中で止まる。
ゆっくりとはずかしそうに、もとの位置までバックしてきた。 -
他のバスはトライすらしなかったが、何度かミニバスの運転手はトライした。
この運転手、なかなかガッツがあるようだ。
7−8回目だったろうか、ミニバスは坂道をよたつきながら登りきった。
あきらめてレース会場下の特等席でのんびりと眺めていた私は慌てて泥んこ道を駆け上りミニバスを追いかけた。 -
道は一部舗装されてきた、ミニバスは飛ばす!
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でこぼこの赤道に戻り、またもやミニバスがジャンプする。
車内は鶏が騒ぎ、野菜に米の荷がひっくり返る。 -
民族衣装を着た女性達は片手に携帯電話を誇らしげに握り締めていた。
いつしか乗客は少数民族の人ばかりになっていた、女性は民族衣装を皆さん着用しているが、男性は着ていない。 -
車内は通路にも乗客が座りだした。
人と荷と鶏にて満杯である。 -
村と村の移動にこのバスは重宝されているようだ。
乗車代は降りる都度、車掌が徴収していた。
なかには、乗車拒否される人もそして乗車賃を取らない人もいた、何を基準にそうしているのかは分からないが、少数民族の人達からは、乗車賃を多く獲っているように思えた。 -
こんな山奥でも携帯電話がつながるのか?と思い、日本から持参した国際通話可能のソフトバンク(サムソン)の携帯電話を取り出して確認してみるとアンテナは3本立っていた。
隣の席の民族衣装の女性が興味深げにそれとなく、私の携帯を覗き込んでいた。 -
後ろの席に座っていた、悪がき風の三人トリオの青年達がジャパンと後ろで叫んだ。
それがどうした。 -
風景が変わってきた。
標高の高い、山道へとミニバスは進む。 -
元陽へと続く道は舗装されていた。
街に入る前の給水場にてミニバスは停まった。
ミニバスの運転手はバスをいたわるように、水をかけ泥を落としていた。 -
元陽はライステラス(棚田)の鑑賞の中継地として有名な街である。
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シーズンにもなると元陽には、中国各地からいや世界各地からライステラスの写真を撮りにプロのカメラマンにアマチアのカメラ小僧達がやって来る。
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私は、プロのカメラマンにカメラ小僧達が撮影した世界一のライステラスの美しい写真を見てこの地を訪問しようと思った。
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午後4時前、ようやく元陽・新街の旧バスターミナル前にミニバスは到着した。
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この旅行記へのコメント (2)
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- モエさん 2009/01/04 14:38:18
- 今年もよろしくお願いしまーす!
- 2009年も明けましたね〜。
今年もなにとぞよろしくお願い致します。
年始の旅を企画していて、
どうしても雲南に行かなくては!と意気込んでいたんだけど、
企画の段階で息切れしてしまい、未だに行き場所が決まっていないです。
それより、このミニバスの運転手さんすばらしい!
だって、泥んこ坂道にチャレンジしてなかったら、
目黒警部はまだ雲南にいたかもしれないんだもの(笑)
そういうハプニングを含めて今年も旅を楽しみましょうね〜♪
モエ
- 目黒警部さん からの返信 2009/01/04 16:56:12
- RE: 今年もよろしくお願いしまーす!
- モエさん
明けましておめでとうございます。
こちらこそよろしく!
雲南省南ルートの旅、楽しかったです。
旅している時は、タイのように勝手知った国ではなく言葉も通じなかったので少々不自由はしましたが、それも又ほどよい刺激になりよかったです。
モエさんのユニークな旅レポート、首を長くして待っていま〜す。
私が今回旅しました雲南省は、夜でも治安は問題なく女性の一人旅の行動範囲は広がるかと思います。
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