尼崎の近代建築巡り他:まゆままさんの旅行ブログ
この日は田能遺跡とその近くの田能農業公園を絡めようと思っていたのに、あいにくの雨降りになってしまって、子供たちのリクエストにより以前にも訪れた尼信の世界の貯金箱博物館や尼信博物館へ行くことにした。
貯金箱記念館へ行く前にまずは数軒建築巡りに付き合ってもらうことに。
ユニチカ記念館は、明治33年、尼崎における最初の大工場である有限責任尼崎紡績会社(現ユニチカ)の本社事務所として建設されたもので尼崎市内に現存する最古の洋風建築のひとつだそう。
二階建ての煉瓦造りの立派な建物。
旧尼崎警察署へやってきた。
鉄筋コンクリート造3階建で、セセッション風のデザイン。
平成7年の震災までは、児童館、市役所の出張所、青少年の武道場として使われていたそう。
内部意匠も当時のまま残っているそうで、今月の18日だと見学ツアーがあり、留置場へも入れたようだ。
残念〜
そしてこの赤煉瓦倉庫の近くにあった、不思議ムードたっぷりの鍼灸院。
「うさぎはり」って・・・一体何?!
門柱に置かれているうさぎの石像といい、この館から醸し出されるムードは独特・・
後日聞くところによると、一部の街歩きをされる方の間ではメジャーなスポットだそうだ。
貯金箱博物館の並びにある尼信博物館へ。
博物館前にある赤レンガ造りの尼信記念館は大正10年6月6日、有限責任尼崎信用組合(現尼信)創業時の本店事務所であった建物。
博物館には尼崎の歴史的な文化財の他に世界170カ国から厳選した2500個のコインがコインミュージアムにて展示されている。
さわって遊べるからくり貯金箱のコーナーにはコインが用意されていて、いろんな仕掛けを楽しむことができる。
子どもたち大喜び!
めちゃめちゃ大掛かりな?!貯金箱は日本銀行本店の木造模型貯金箱。
塔の中央部を取り上げるとコイン投入口がありコインは地下収納庫に貯まる仕掛けになっていて、500円硬貨だと50万円貯まるそう。
そしてすぐ近くの寺町界隈を歩く。
江戸時代に尼崎城の城下町を整備するに当たり、領内に散在していた寺院を一箇所に集めてできた町並み。
今も11か寺が軒を連ねている。
寺町を歩いている時に発見した魅力的なお家。
窓枠の飾りや瓦使いがとても素敵。
今回通りがかった時に、住民の方が自転車で家から出てこられ、思わず話しかけたくなった。
が、お急ぎのようだったので我慢した・・
今回は寺町から商店街の方へ行ってみることにした。
商店街の中にある「一丁焼き」と呼ばれる一匹ずつ鋳物の型にはめて焼くたいやきの小椋商店。
関西では珍しい昔ながらのスタイルらしい。
中央商店街のそぞろ歩きの後やってきたのは村野藤吾設計の登録有形文化財、尼崎市立大庄公民館(旧大庄村役場)。昭和12年築、鉄筋コンクリート3階地下1階の建物。
建設当時の大庄村は臨海地域の大規模な埋め立てが始まり、大工場が進出し、日本一富裕な村といわれ、当時この建物は日本一の村役場と呼ばれたそう。
外観をひとしきり写真に撮った後、中へ入ると建物に関する資料がいくつかあり、中におられた職員の方に声をかけると、一室だけほぼ当時のまま残っているという村長室だった部屋や会議場へ案内していただけた。
この建物の外観は見る方向によって建物の形が全く異なって見えるというのが特徴で、左右対称の建物が主流であった戦前の官庁建築の中、異色な存在でだったようだ。
外壁は暗褐色の塩焼きタイルが使用されて、今もモダンな雰囲気。
建物の南面の窓枠は階ごとにデザインが異なっている。
この塔屋には平和の象徴のオリーブの木の透かし彫り、そして塔屋の天井には星の装飾があるそう。
モダニズム建築では装飾は不必要なものとして排除される傾向が強いが、村野藤吾はこの公民館の装飾にも見られるようにモダニズムの方法に依りながらも、装飾を多用した建築家だったのだそう。
案内していただいた2階の村長室だったという部屋。
内装はほぼ当時のままで壁には歴代の村長さんの肖像がかかっている。
部屋全体がオークのベニヤ板で覆われている。
現在は公民館の学習室として使用されているそう。
尼崎の主要な建築を巡り終えた後、晴れてたらこの日、もともと行こうと思ってた尼崎市立田能資料館へ、帰りがてら寄ることに。
弥生時代の遺跡、出土遺物が保存されている。
復元された円形平地住居。

こんにちは、まゆままさん。
尼崎の近代建築巡り、観させていただきました。とても
興味深い旅行記でした。特に"旧尼崎警察署"は、まさに
ウィーンの分離派の香りがプンプンして、面白いですね。
こういう味のある建物は、なんか関西のほうが多いのかも
しれないなぁーって思いました。関東にも、探せばまだ
まだたくさんあるんでしょうけどね。
また楽しい旅行記を期待しています。

birdlandさん、書き込みありがとうございます〜
旧尼崎警察署、ほんとにこんなところにセセッション?!
という感じで・・面白いですね。
もう少し思い切りよく、天辺に黄金のドームでも載ったりしてたら
分離派会館風で更にインパクト大だっただろうな〜
と想像してしまいました(笑)
関東にはこういうのはないでしょうか〜?
関西と関東では建物の系統違うんでしょうかね。
又面白い建物求めて巡っていきたいと思います〜

まゆままさん、こんにちは〜
TBありがとうございました。
今度はこっちからのも行ったみたいです。
前半(1月のでしょうか)は、私がまわったのとほとんど同じコースですね。
ユニチカ入ってみたかったですよね。
警察署跡は廃墟状態で心配だったので活用の方向を探るようでなによりです。
大庄公民館は立派な建物ですね。そっちまでは回らなかったので初めて拝見しました。
貯金箱ではなんといっても日銀本店のが面白いですね。近代建築のミニチュアとしても楽しめます。
どうせなら尼信のこの建物のミニチュアを貯金箱にしてお土産にもらえるといいかも。
べるつく

べるつくさん、こんばんは!
前回は阪神電鉄の倉庫と寺町界隈しか行けてなくて、
今回にほとんど回ったて感じでしょうか。
貯金箱博物館で立ち読み(座り読み?)してて、
私も今更ながら近代建築散歩の本買おうかなあと思いました。
貯金箱博物館は結構見ごたえあって、実は私は三回目でした。
日銀の貯金箱はすごい力作ですよね。
そういえば最後に貯金箱をお土産に頂きましたが、子どもにはサンリオの、
大人用には陶器の宝珠型貯金箱でした。(写真追加します)
尼信の建物の貯金箱ですか〜欲しいと思うのは建物マニアな人だけかも?!
大庄公民館はモダニズムな建物ながらあちこちにある装飾が
面白かったです。
車に家族を待たせてなかったら、ぜひ塔屋の天井のレリーフを見せてくれ!
と頼んでいたと思います・・残念でした。
午前中は池田の近代建築めぐり、昼にUSJをのぞいて、西九条から阪神で尼崎へと出ました。尼崎市内にも近代建築がけっこう残っているようです。なお竣工年・設計者のデータは小学館の「近代建築散歩 京都・大阪・神戸編」を参考にしています。...(by べるつくさんの旅行ブログ on 2008年10月15日 08:57)