1996/06/29 - 1996/06/07
2817位(同エリア4266件中)
まゆままさん
友人との旅も今回で最後。(その年の秋に結婚することになり・・)
前回の旅でプラハの魅力に引き込まれてしまった私たちは旅の最後を飾るにふさわしい街をプラハに選ぶ。
前回のあの旅の感動をもう一度!
感動で笑いの止まらなかった装飾群をもう一度目に焼き付けるために・・
そして更なるステップアップ?に一般のアールヌーヴォー建築アパートの内部に潜入、
アールヌーヴォー建築のホテルに宿泊、毎夜教会コンサートに出かけるなどの目的を自分たちに課す。
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アールヌーヴォー建築オンパレード
流れるような曲線を描く窓枠の縁飾りがすごく素敵だ。
この建物の装飾の素晴らしさを十分写真に撮りきれてないのが悔やまれる・・ -
この建物も不思議なムードを醸し出している。
ベランダの鉄枠までが芸術的な曲線を描く。 -
ひまわり、日の出をモチーフにしたアパートの扉。
ガラスのステンドグラスは時計?に、
扉の下部には日の出マーク、扉両サイドはひまわりマークの彫り物がされていてとても面白い! -
羽を持つ妖精のようなものが左右対称に張り付いている。細部の装飾も細やか。
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破風?からにゅっと顔を出す変なおじさん。
こういうのを見つけるとすごくうれしい・・
友人と手を取り合って喜んだような・・ -
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シロカー通りにある妖精の館に潜入するチャンスがついにやって来た!
私たちが建物を観察しているとアパートの住人らしき人が帰ってきた。
思わず私たちは駆け寄り、この建物の美しさを褒めちぎった。そしてその老婦人に少しだけ中を見せてもらえませんか?と頼んだところ、その老婦人はたいそう快く私たちをアパート内部に招き入れてくれたのだ。 -
ドアを開けると階段がありその脇の壁には素晴らしいアールヌーヴォーのタイルが貼られていた。
私たちが歓声を上げていると、その老婦人は私たちを手招きしてエレベーターに乗せる。
4階の窓がきれいだよ。と言って案内してくれたのだ。 -
4階の窓には美しいステンドグラスがあった。
その老婦人も自分の住家を誇りに思っているようだ。
私たちはその老婦人と心が通じ合えたような気がした。
最後に「よい旅を!」と言ってその婦人は去って行った。
私たちは念願だったアールヌーヴォー建築のアパートの内部を見ることができて本当に感動した。
やはりアパートのに中も美しい装飾があったのだ・・ -
最も美しいアールヌーヴォー建築と言われる
ヤン・コチェラ設計ペテルカの家 -
パジーシュカー通りのユダヤ人の家
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緑の彩色がきれいだ。
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頭が重そうだ〜・・
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キュビズムのコルナ宮殿
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銀行の装飾
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市役所
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市役所にはありとあらゆるところに彫刻、レリーフが貼り付く。
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工芸美術館
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聖ビート大聖堂
素晴らしいゴシックの大聖堂。
大きすぎて近すぎる、全貌を一つの写真に収めることは不可能・・
写真を上中下三枚撮って無理やり合成だ〜 -
大聖堂の中はいくつもの美しいステンドグラスに囲まれている。
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ミュシャのステンドグラスもあり。
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バラ窓もステキ〜
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延々と続く螺旋階段を上りたどり着いた塔の上から
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塔の上からはプラハの美しい街並みが。
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大聖堂のガーゴイル(水のはけ口)
なんと人の口から水が・・ -
今回は念願のホテルパジーシュに宿泊することに。
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ロビーや階段はアールヌーヴォー調の家具、装飾であるが部屋は思ったより狭くて普通でちょっと不満足・・
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旧市街広場の鉄工芸屋さん
去年に引き続き今年も燭台を一つ購入する。
ほんとは門とか看板とかも欲しかったけど
持って帰れるわけないし・・ -
プラハの街角音楽師特集
プラハの街には音楽があふれている。
あちらこちらの広場や路上で人々は思い思いの音楽を奏でる。私たちは旅の間中、どれほどこの音楽に心癒されたことであろう。
どこでも気軽に聞くことができるこの素晴らしい環境に感謝。音楽がこのプラハの美しい街並みに更に彩を与えてるのを感じた。
旧市街広場で民族音楽を奏でるグループ
マリンバが軽快だ。
右端のおじさんは通りがかりの人と世間話をしながらいとも簡単にバイオリンを操る・・ -
プラハ一日目オープンテラスで夕食をとっていると
演奏が始まる。
モーッアルトを聞きながら優雅なディナー。 -
昼のカレル橋には老練のアコーディオン弾きが
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カレル橋上ではクラシックだけでなくジャズも繰り広げられる。
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プラハ城前では長髪のグループが・・
フルート吹きのおじさんは突然歌も歌い出すつわものだった。 -
裏通りにもいるいる、サックスを吹く人と犬。
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こんな小さな子供までが路上で音楽を・・
しかし曲になってない・・ -
二日目の夜は宮廷コンサートに。
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プラハで初めてお金を払って聴いた教会でのコンサートはさすがにすばらしかった。
疲れ切っていた私たちも感動が沸き起こってきた。 -
夜のカレル橋でひときわ目立っていたパーカッションの二人組み。
激しい太鼓?の連打、心地よいリズムに人々は酔いしれ・・そして、人垣はどんどん広がってゆく・・ -
プラハで最後に聴いた四度目のアイネ・クライネ・ナハトムジークはカレル橋のたもとで演奏していた音大生風三人組み。真面目な弾きっぷりに好感度?1。
こうして三度に渡った私たちの建築巡礼の旅は終わりを告げる。
同じ目的を持つ友人とともに好奇心の趣くまま建築や美術館、その他素晴らしいものを求めて巡り歩く旅が出来たことは本当になにものにも変えがたい幸せなひと時だった。又いつかこんな旅がしたいなあ・・
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この旅行記へのコメント (4)
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- 股旅じじぃさん 2006/12/12 17:46:51
- いつかはバルセロナへ
- 1996年だったんですね。
チェコには縁がなくて行ったことはありませんが
写真をみると是非とも訪れたくなりますね。
建築に興味があるなら、いつかはバルセロナへ行って
ガウディの産物を見ると良いでしょう。
アパート、教会、公園のオブジェなど色々な遺作があります。
綺麗というより、不思議な感覚の建築物、デザインが楽しめます。
私が行ったのは1992年で、1ヶ月間修道院で暮らしました。
日本からのプロジェクト・メンバー20名ほどが暮らすには
その方法が良かったのでしょう。
修道院で暮らすことなど、出家もしていない者には一生無縁の
ことと思ってましたが、今となれば貴重な経験ができたと
喜ぶべきことなのでしょうね。
- まゆままさん からの返信 2006/12/12 21:21:46
- RE: いつかはバルセロナへ
- プラハ編まで読んでいただいてありがとうございます〜
スペイン、実は96年に新婚旅行で行ったんです。
まさに私はそのガウディお目当てです。
ツアーがいい、と嫌がる旦那を引き連れて2人で10日間でスペインをぐるりとまわってきました。
最後にバルセロナ。ガウディの建築ほぼ全部見に行きました。(早朝に旦那を置いて1人で行ったり・・)
ほんとに不思議で楽しい建築ですね。すごく惹きつけられました。サグラダファミリアやグエル公園は旦那も楽しんでました・・
珍道中でしたがいい思い出です。この旅行記も近々製作しようと思ってるのですが。
修道院はどちらの修道院ですか?
やはり日本でいうお寺のような生活なんでしょうか?
な、何のプロジェクトですか?
一体何をされてるんしょうか?
そしてなぜ、ベトナムへ??
すみません、立ち入ったことを・・
ダメですね、誰がどこで見ているかわかりませんよね・・
又よろしければいろいろな国の旅の思い出話をお聞かせ下さいね〜
ではでは。。
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- shinesuniさん 2006/11/09 23:18:11
- プラハのアールヌーヴォ建築
- 昨日NHKでこれらの建物の特集をやっていました^^
見て行きたくなっていたので、とても良い参考資料が手に入りましたww♪
妖精の館に潜入するチャンスをゲットお見事ですww
私も90年にケチケメート(ハンガリー)の市庁舎に
この方法で職員さんにお願いして市庁舎の中に入れてもらえました^^
市庁舎の中はそれはそれは壮麗な異空間でした^^
懐かしいです・・・
PS まゆままさん書き込み有難う御座いましたm(_ _)m
私の旅行記は、次回リベンジのためのブックマークも兼ねております。
といいますより、ブックマーク代わりだったのが
結構好評でこのような資料集化してしまったのが本当です(笑)
韓国旅行の家具輸送なども興味深く読ませていただきました。
私生まれが下関なモノでいつか東京から下関経由でフェリーで釜山へ行こうと考えております。ですのでとても参考になりました。
でもこの船下関発ではないですよね??
- まゆままさん からの返信 2006/11/10 15:00:20
- RE: プラハのアールヌーヴォ建築
- shinesuniさん、ご訪問と書き込みどもうありがとうございました!
NHKでプラハのアールヌーヴォー特集やってたんですか!
全然知りませんでした・・普段あまりテレビ欄チェックしてないので、、すごく残念です・・・
ご存知かもしれませんが私は当時、丸善(株)建築巡礼シリーズ 田中充子著 「プラハのアールヌーヴォー」
を参考にいろいろまわりました。この巡礼シリーズ、ローマやウィーンを廻る時も結構参考になりました。
今ならもっといろいろと本が出ているのでしょうかね〜?
>私も90年にケチケメート(ハンガリー)の市庁舎に
>この方法で職員さんにお願いして市庁舎の中に入れてもらえました^^
お願いしてみると意外と通るものなんですね〜
自分だけ見れたとなるとなんか得したようなうれしい気分になりますよね。
釜山の旅編も読んでいただいたようでうれしいです。
私は大阪港から出たので13時間もかかりましたが下関からでしたらもっと近いですよね。
ただ船の揺れは関門海峡を越えた辺りからかなり厳しくなりましたが・・
まああの日は特別だったようですが。
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