東海岸の旅 その9:Mark & Risbeauさんの旅行ブログ
【http://4travel.jp/traveler/marktanaka/album/10421415/からつづく】
5つの時間帯に跨る広い国土をもつ米国では、東岸で生放送した全国番組は一旦録画されて、西へ一時間帯を進むごとに1時間ずつずらして擬似生中継(テイプ・ディレイ)放送される。僕らがいつもロサンゼルスでNBC局の朝のワイドショウ「Today」を見るときも、実は3時間前にニューヨークで録画された内容をあたかもその瞬間起っていることのように、あえて錯覚しながら見ているのである。
1952 年から続くトゥデイ・ショウは、同じ時間帯の他局の番組の追随を許さない圧倒的な人気番組だ。司会者たちが放送中頻繁にスタジオ前の広場に出てくるので、ニューヨークにいったら絶対生放送を見に行くぞ、と夫婦で固く決意していた。その約束を成就するため、ニューヨークでの最後の朝早く、スタジオのあるロックフェラー・プラザに向かったのである。
スタジオ前広場では、僕らと同じ目的で全米から訪れた観光客でごった返していた。この朝はあいにく首都ワシントンからの特番で、りす坊のお目当ての好男子マット・ラウアーさんたちは街から出払っていたが、僕の密かなアイドルのナタリー・モラレスさん(補助アンカー)は留守を守っていてくれたので笑みが止まらない。彼女がスタジオの外に現れたとき、また10代が戻ってきたかのように、瞬間的に心拍数が跳ね上がるのを感じた。そして!なんと、僕らもついに全米ネットワークデビューしたのである。ほんの数秒だけだったけど。
ロックフェラープラザの前で子供たちに愛想を振りまいていた騎馬警察の馬と記念撮影(お巡りさんも友情出演)させてもらうと、レンタカーをピックアップしてニューヨークを後にした。
有料高速(ターンパイク)で南に2時間ほど走って、ペンシルベニア州最大の街、ロッキーのふるさとことフィラデルフィアに到着。時間がないので、ロッキー像はパスした。よく考えると、ロッキーはどれも最後まで見たことがない。
1776年7月4日、13の英国植民地からの代表者が集い合衆国独立宣言書に署名した独立記念館(Independence Hall)が街の中心地にある。11年後合衆国憲法が批准されたのもこの建物だった。
独立宣言署名の数日後、宣言書の公布のためフィラデルフィア市民がここに招集された。そのときに打ち鳴らされた鐘は、自由の鐘(Liberty Bell)と呼ばれ、いまでは記念館の前の広場に設けられたモダンな展示館で一般公開されている。アメリカの自由と独立の象徴とされる鐘の有名なひびは、さぞかし謂われのあるものに違いないと勝手に思っていたら、米国の独立とは全く無関係だそうだ。単に作りが粗雑だっただけのことらしい。
軽いランチのあと、15年前に来たときと同様、あっ!という間のフィラデルフィア訪問を終えて次の目的地ワシントンまでの3時間の道のりに戻った。
【http://4travel.jp/traveler/marktanaka/album/10430765/につづく】
現在、コメントの書き込みがありません。
現在、トラックバックはありません。