2001年《マルタ共和国へ語学留学》・・29・・はじめてのイスラム圏チュニジア part5 日帰りケロアン:mariさんの旅行ブログ
せっかくチュニジアへ来たのだから、チュニス以外の場所も
見ておきたい、ということでケロアンへ行ってみることにしました。
本当は、もっと遠くへ行ってみたかったのですが時間もないし
チュニスにあった観光案内所(旅行代理店だったかも)で
相談した結果、簡単に日帰りできるのはケロアンじゃないか、ということで
ケロアンに決定。
ケロアンはチュニスの南165km。
移動は乗り合いタクシーのルアージュにしました。
ルアージュが発着しているステーションへ行くにも、
ステーションでどの車に乗るのかも、なんだかとっても手際が悪く
ガイドブックを凝視しながらウロウロしていると、町の中で
ダラダラしていたおじさま達が「どうしたどうした?」と集まってきて
ガイドブックをまわしながら「誰か手伝ってやれよ」と大騒ぎ。
何事かあったのか?というほどの人だかりを作りながら
なんとかお目当ての車に乗車することができました。
乗客は、私たち以外は全員地元の男性で、途中何度は
「このままどこかに連れて行かれっちゃったらどうしよう・・?」
なんて心配したりしました。
片道3時間ほどのドライブですが、途中ずーっと水道橋が見えていて
何度か「もうなくなった」と思っても、またいつのまにか姿を現していて
随分長い水道橋だなーなんて思っていたら、ザグーアンの水道橋という
ちょっと有名なものだったようです。
ケロアンに到着するやいなや、少年や小さな子供がワッと寄ってきて
「ガイドしてあげる」と口々に騒ぎ立てます。
当然お小遣い稼ぎの即席ガイドさん達です。
今では驚くような光景でもありませんが、初めての経験ということもあり
「なんだなんだ!?」とうろたえていると、一緒に行った友人に
「もたもたしてるんじゃない!」と一喝され、その場を離れました。
ケロアンはあまり大きな町ではないので、ぶらぶら歩いてのんびり
観光するにはちょうどいい雰囲気でした。
夕方、またルアージュでチュニスに戻ったのですが、
ルアージュステーションからホテルに戻る時、ちょっと怖い思いをしました。
ルアージュステーションから大通りへ出ようと道を探したところ、
細い路地を通れば、あっという間に目的の大通りへ出れるそうでした。
あたりが暗かったこともあり、大きな道を通った方が無難だとおは思ったのですが
すごく遠回りしなければいけなくて、友人が「この道通り抜けられるよ」と、
目の前の細い路地を指差しました。
路地の向こうには大通りの明かりも見えていて、なんとなく「やだな」とは
思ったのですが、当時は海外経験も全然なかったので、
海外慣れしている友人がそう言うのだから大丈夫という気持ちになりました。
暑くて、早く大通りに出てホテルに帰りたかったというのもあります。
路地に入ってすぐ、両脇の家々の玄関先に、ボロボロの服を着た
少年たちがたむろしている姿が目に入りました。
「ああ、これは失敗だ」と思いましたが、その少年たちがすぐ背後に
ついてきたので、もう戻ることもできません。
夜になっても暑い国なので、玄関先で少しでも涼しい風を受けようと、
ほとんどの家の前に人が座り込んでいました。
私たちが進めば進むだけ、私たちの後ろをついてくる人の数が
増えていきます。
中には自転車で、私たちの周りをグルグルと回っている人もいました。
大通りの明かりはすぐそこに見えていたのに、思っていたよりも距離があり、
全然抜けられないのです。
走ったら終わりだ、という気がしていて、友人とガッチリ腕を組みながら
汗ビッショリになって、一歩一歩なんとか進みましたが、
途中から膝も震えてきました。
しばらく進むと、前方に大きな銀行のシルエットが見えてきました。
銀行の周りを警備員や警官が巡回していることが多いのですが
偶然にも警官が懐中電灯を持って歩いている姿が見え、
そこでやっと2人で走り出しました。
警備員さんは私たちの顔を見るなり、
「どこから来たんだ?早く大通りに戻りなさい。
こんなところを歩くなんて!」と言い、
大通りに出るまで送ってくれました。
マルタに戻ってその話をすると「本当に金品を奪ったりするつもりなら、
もっと早い段階でやられているから、きっとただ冷やかしてただけだよ」
と言われました。私もそう思います。
でも、あの時は、本当に生きた心地がしませんでした。
ケロアンからの帰り、車の窓から見た夕日が、ビックリするほど大きく、
ユラユラ揺れていて、もっと南に行ったら、テレビで見るような
アフリカの大きな夕日が見れるのかな・・と思いました。
チュニスでは女性の姿を
ほとんど見かけませんでした。
道路に席を大きく広げたカフェはいくつもあるのに
席についているのはおじさまばっかり。
見渡すばかりの、おじさまおじさまおじさま。
もちろん、バスの中などでは見かけるのですが、
カフェやレストランでくつろいでいるのは
男性が圧倒的(というか男性のみ?)。
女性の顔立ちは、マルタの女性の顔立ちと
とてもよく似ているように思いました。
ミナレットの足元から四角に広がっているのが
シディ・サハブ霊廟。
聖者アブ・ザマエル・ベラウィが眠る霊廟。
壁や床、天井などに見られる細工はとても繊細で
美しかったです。
ケロアンではいたるところで「ガイドしてやる」という
若者が寄ってきます。
無視したり断ったりして振り切っても、
今度はお得意の「絨毯屋」が待ち構えています。
「見るだけ」「ちょっと中に入るだけ」という
誘い文句に乗ったが最後、延々と着いてきて
離れません。
中には「うちの屋上からきれな写真が撮れる」と
誘ってくる若者も。
そうかいそうかい、そんなにきれいな写真を
撮らせてくれたいのかい。
と、お言葉に甘えて写真を撮らせていただきました。
うん。たしかにきれいに見渡せる。
写真だけ撮って、お店を出て歩き出すと、
当然その後しばらく付きまとわれましたが、
透明人間のようにまったく見えていないがごとく
完璧に無視しているとそのうちいなくなりました。
ビル・バルータという、7世紀に掘られた井戸では
目隠しをされたラクダが井戸水を汲み上げています。
ロープでつながれていて、井戸の周囲を歩くと
水がくみ上げられる仕組みになっています。
チュニスからケロアンに行く道すがら、
何度も姿を現したザグーアンの水道橋。
かつて、水源のザグーアンから地中海に面した
カルタゴまで、全長132kmという世界最長の
ローマ水道がありました。
大部分は地下水路を流れているものの、
水道橋の部分は『ザグーアンの水道橋』と呼ばれ、
現在残る部分だけでも20kmはあるそうです。
創建は2世紀のハドリアヌスの時代。
その後ヴァンダル族に一部破壊されるも、
ビザンチン時代に再建されたそうです。

mariさん、こんにちは!
マルタ留学なされていたときにチュニジアに旅行
なさったんですね!
アフリカにはまだ行ったことがなく、写真に写るチュニジア
の光景の数々〜とても強いインパクトがありました。
まさに別世界といった感じですね。
そして、路地での体験〜これは怖い経験でしたね。
旅行記拝見しながら私も緊張してしまいました。
何事もなくて良かったですね。

むんさん
こんばんは!
チュニジアはもっとゆっくり時間を掛けて
見たい場所がたくさんありました。
いつかチャンスがあればもう一度行ってみたい国のひとつです!
路地での出来事は怖かったです〜〜(>_<)
今まで何度か怖い思いをしたことがありますが
特に怖かった出来事のひとつだと思います。
本当に何事もなくてよかったと思っています!
旅先でのアクシデントは、終わりよければ・・とも言いますが、
何事もないに越したことはないですもんね*^^*
mari
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