戦艦大和を訪ねる旅

2006/03/19 - 2006/03/20

映画「男たちの大和」を見て感動の涙を流した後、どうしても大和のロケ現場で実際の大和の大きさを体感したくなって新幹線とバスを使った良心的なクラブツーリズムのツアーに参加しました。

一日目)福岡発〜広島〜呉大和ミュージアム〜江田島元海軍士官学校〜広島泊

二日目)尾道千光寺〜戦艦大和ロケ現場視察〜広島〜福岡

感動しました。戦争の悲惨さを体験していない世代ですが、もうその時代を知っている人はあまりいません。少しでも戦争の記憶がある世代がいるうちに、映画でもロケ地でも体験しておくことが大事だと改めて思いました。(表紙の写真は大和の船首部分。真ん中のご夫婦は赤の他人です、為念)

エリア 尾道(広島)

呉に昨年オープンした「大和ミュージアム」の１階中央にある１０分の１縮尺の大和の模型。あまりの大きさに圧倒されます。

「男たちの大和」が公開された昨年暮ごろから入場者はうなぎ登りに増えているそうです。

パチパチ写真を撮りました。

大和ミュージアムはこちら→　
http://yamato.kure-city.jp/

２階から見た大和の模型。

１０分の１とはいえ、大きい。

江田島の旧海軍兵学校の大講堂正面。年に２回、入学式と卒業式しか開けないそうです。僕らが行った日の翌々日に卒業式ということで講堂一杯に椅子が並べられていました。

今は海上自衛隊の幹部候補生学校と第一術科学校になっていますが旧海軍兵学校はアメリカのアナポリス、イギリスのダートマスとともに世界三大兵学校として有名です。アナポリスは一度訪問したことがありますが、ダートマスに行ってみたいなあ。

同じく大講堂の内部。卒業式のため椅子がきちんと並べられています。観光客が動かしたら候補生がまたやり直しです。みんな、気をつけて!!!

自衛隊の幹部候補生学校の正面です。赤レンガはすべて１２０年前にイギリスから大事に運んできて組み立てたそうです。それにしてもピカピカの建物なので驚きました。毎日候補生がしごかれて磨いているんだろうなあ。

旧海軍兵学校の教育参考館。赤レンガの幹部候補生学校の裏手にある。

教育参考館には第二次世界大戦までの海軍関係者の書や遺品が展示されています。東郷平八郎元帥や山本五十六連合艦隊司令長官の遺品もありました。

若い特攻隊員の母や家族に宛てた遺書の数々に心を締めつけられるような思いを抱きました。その方々の写真の顔もあまりにも美しく哀しい。辛かったと思います。

２００メートルほど高台にある千光寺という９世紀に開山したお寺から見た尾道市街と瀬戸内海。

綺麗です。

千光寺公園には、「文学のこみち」という散歩道があって、道沿いに２５人もの尾道にゆかりのある文学者の詩や言葉が記念碑としておいてあります。

徳富蘇峰や林芙美子、志賀直哉、正岡子規など結構知ってる名前もありました。

いよいよ戦艦大和のロケ現場。このツアーのハイライトです。艦橋に上がると広い甲板。全長が２６３メートルもあった大和の甲板の半分ほどが再現されていますが、その大きさを実感できました。(右端のおじさんは僕ではありません。為念)

大和の左舷甲板にある機銃の数々。生々しい戦争のための装備に思わず反町や中村獅童の迫真の演技がよみがえってきました。

ロケ中の撮影風景のビデオがプレハブの建物の中で上映されていました。思わず涙が・・・

この旅行記へのコメント （2）

• 吉備津彦さん 2008/01/08 11:54:27

  初めまして

  　私も行きました。
  
  大和のスケールを実感できて感動しました。

  luckymentaiさん からの返信 2008/01/09 20:29:17

  はじめまして

  こちらこそはじめまして。
  
  すごかったでしょう？６分の１くらいの縮尺だったと思いますが、迫力満点でした。ちょうど僕が見た頃は尾道の映画のセットもあったので本当に実物の大きさを両方で実感できました。