世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道:renさんの旅行ブログ
あえて熊野の歴史はここに書かない。世界遺産の事も書かない。
ネット検索でものすごい量の情報を得られ、コピーペーストでそのまま乗せる事になるからだ。それよりも自分の感性を自分の歩いた「道」にぶつけたい。
日本に一時帰国をした6月。
昔の人間は雨でも歩き通したであろうと思い、雨の古道を歩きたいと考えて梅雨時期に熊野へ。
天候は狙い通りの雨。反面、雨の中を歩くのは勇気もいる。
一人旅・・・そんな中、奈良にいる両親もわざわざ熊野へ来てくれた。まぁ来てくれるように種をまいていたのだが。。
そしていざ合流。母の作ったモロヘイヤの苦い料理が、超長距離移動と仕事の連続で休む間のない僕の身体と気持ちをほっとさせた。両親も奈良から5時間の移動で疲れているはずなのに。。。
僕にとっても初めての三重県、初めての熊野。
どこをどう歩けば良いかさっぱり全く本当にわからない。合流した日はホテルでゆっくりとくつろいでもらい、次の日に歩く事にした。
さて、、、全く何も調べてない。行き当たりばったりは僕の(良い)癖だと思うのだが、つき合わされたら大変な事になる。。。と人は言う。
なので両親が休んでいる間、散歩に行くと言って早速インフォメーションセンターへ。いくつか「熊野古道ルートマップ」を手に取る。うわぁ・・日本語じゃん。。まぁ読めなくはないので問題ない。
目を引いたのは「熊野古道全12コース」と「熊野古道伊勢路全18コース」というパンフレット。。そんなに有るんだ。。両親の体力(特に母親)と歩く距離と時間と雨に濡れている時間と歩いて体感できる景観を計算して、計算して計算して。。。
わけわからなくなった。
コースは様々で、一般向け、健脚向け、超健脚向けなどがあり、5kmコースから20kmコースまで幅広く、しかもスタートとゴール地点が違う場所まで多種多様。
読む気がしなくなる。
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・んならば直感で・・・
いつもの辺りの地形を見る。山がある・・・当たり前だ。海も有る・・・・そうりゃなぁ。
行き当たりばったりという経験の中で培われた工夫と応用の賜物、。。直感。。
一番歩かないで、海と山を歩けるコース探してあったあった。決めた。
〜〜〜「松本峠・花の窟」〜〜〜
パンフにはコース時間3時間40分/スタート・ゴール地点熊野市駅/距離約9km
とある。
僕一人ならどんな山道も過酷な環境でも平気だという自信はあるが、今回は両親が一緒。なるべく短い距離で、感動を分かち合いたいと思った。
コース時間3時間40分なんて、ただひたすら歩くだけだろうなと思う。ゆったりと、コース内で寄り道をする旅にしてあげたい。
その日、ホテルをチェックアウトして、深呼吸をして、とぼとぼ散策開始。。
小雨であったが、ホテルを出た辺りから止んで来た。山からは水蒸気がゴワゴワ上がっていくのが見える。静かに路を3人で歩いた・・・
空が広い。。都会とは大違いだなぁ。オーストラリアも広いけど日本独特の山岳地帯が僕には新鮮だ。匂いも,湿度も、色も、音も風向きや温度も大陸とは異なる。
僕たちの旅は「名所」を見る事が目的ではなく、「楽しむ」事が目的だから、どこにいても楽しいのなんのって。大切なのは旅の過程。
5時間かけて巡礼した松本峠、花の窟。。
帰りは奈良まで鈍行で7時間30分かけた。。。
文化が有っての人ではなく、人有っての文化遺産。日本の文化はその地域の土地から生まれている工夫と応用の文化。無形なものも少なくはない。古来人々が歩き求めた信仰の路。日本のシルクロードと言うべき苦行の参詣路は、、これからもやはり「歩いて」感じたいと思った。
『日本の棚田百選』ここは日本一の棚田。丸山千枚田で光跡撮影にチャレンジ。/三重県熊野市紀和町丸山 世界遺産の熊野古道、通り峠展望台より
by kuropisoさん・写真23枚
同行者: 一人旅
旅行テーマ: 世界遺産・遺跡
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