2010/01 - 2010/01
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ベイグラントさん
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ベトナム最後の王朝、阮(グェン)朝の都が置かれていた、古都フエ。
旧市街側には当時の王宮が残り、その周辺には園宅(ニャーヴオン)と呼ばれる旧貴族・皇族の立派な住宅が今でも残る美しい街です。
歴代の王の霊廟などもそこここに残り、世界遺産にも登録されているこの街には、とにかく見どころがいっぱい!
でも私のこの街に行く一番の目的は、ちょっと郊外にある、とんでもない形状&途方も無い規模の不思議なお墓を見に行くこと。
行ってみてビックリ!
「なんじゃこのお墓は!」
「こんなん見たこと無いわ!」
の驚きの連続。
めっちゃ面白いわ〜、フエ。
感動しました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
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-
フエに着いたら、速攻でその行きたいお墓の情報収集。
どこにあるのかさっぱり分らなかったので、トラベルエージェントに飛び込んで聞いてみた。
「お墓、行きたいの・・・お墓。デッカイの。ド派手なの!」と説明したんだけど、現地の人でも知らない人も多いみたい。
けど、一人だけ「僕、知ってるよ」という子を見つけて、連れて行ってもらえることになりました♪
超〜嬉しい〜。 -
彼のバイクに乗せてもらって、ちょっと雨降り始めたけど一切気にせずGo!
わざわざいろんな小さな街を通る道を選んでくれたんで、あっち見て、こっち見て、忙しいわ〜。
だってこれが、ビックリするような邸宅がズラッと並んでいる道なもんだから〜。 -
「な、なんだこれはーー!?」っていう、超ド派手な建造物の数々が唐突に現れる。
これ、寺院とかじゃないよ。
個人宅。 -
なーにーこーれー!!
何でこんなにド派手なのさー!
明らかに装飾過多。
すっげーーーーー。
こんな建物、見たことないや・・・・・・。 -
一軒や二軒じゃないんだよ。
こんなおうちが、あっちにも、こっちにもウヨウヨ建ってるの。
なんかこの辺は、ベトナム戦争でサイゴン陥落以後に、資本主義に亡命するために小さな船で命がけでアメリカに渡った"ボートピープル"と呼ばれる人々が多かったエリアらしい。
彼らが死にものぐるいでようやく辿り着いたアメリカで、身を粉にして必死で働いて、大成功を収めて凱旋して来てそこで得た財産で築いたお家なんだって。
すごいやーーーー。
命落とした人もたくさん居ただろうけど、成功した人もこんなに居るとは・・・・。
隣が大きなもの建てると、「んじゃこっちも!」と豪華さを競い合っているらしい。 -
あんなのが並んでるかと思えば、いきなりこんな風景が現れたりして・・・。
極端なんだって・・・。 -
そして、こんな仰天ストリートを行くこと、延々二時間以上・・・・・・。
むむっ、あの、あの水牛の引く荷馬車(いや、馬じゃないからな・・・。なんちゅーの?荷牛車?)の背後に広がるあの光景は・・・・・・・・・・・・・。
ドキドキ・・・・・・・・・。
あれぞ、あれこそが・・・。 -
出たーーー!
とうとう到着したーーー。
「どうしても行きたい」と夢見ていたこのお墓に〜。
辿り着けたーーー。
なんだ?この異様な光景は。 -
すっごい・・・・。
これがお墓?
ディズニーランドより派手かも・・・。
圧倒される。 -
こんな光景が、見渡す限り、視界いっぱいに広がってる。
どこまで続くんだろう?
終わりは全く見えない。 -
綺麗〜〜〜♪
マジで感動(T_T)
来れて超嬉しい〜。 -
一個一個がデカ過ぎる。
しかもこれ、それぞれが一族のお墓でなくて、"一個人のお墓"だって言うから余計驚く。
個人にこんな規模のお墓、見たこと無いよ!
これもお家と同じで、「お隣さん、あんなゴージャスなの建てたから、うちはもっとデカイのを!」って競争になってるんだって。
これなんて、2007年とつい最近建てられているから、まあ巨大で煌びやかだわ〜。
ふわぁぁぁ。 -
どのお墓もすごく凝ってる。
仏教あり、キリスト教あり。
彫刻も、タイルも、色彩も、とにかく全てが芸術的で美しい。 -
「これも見たい!」「あれも見たい!」と適当にどんどん奥に入って行ったら、完璧迷子になったよ!
もーね、完全に方向感覚が麻痺する。
ベトナムの樹海。
二人でウロウロと歩き回り、出口を探す。 -
あら・・・、牛さんたち・・・。
あなた達に会うのは、初めてね・・・。
ってことは、来た道はこっちじゃないわ・・・。
ドコーー!出口ドコー!(T_T) -
出口見つかった時はホントにホッとした〜。
こんなとこで野宿する羽目になるとこだった・・・。 -
そんなこんなで無事にフエの街まで戻って来れました。
-
連れてってくれた男の子と夕ご飯食べることにしたんで、その前にマニキュア塗りなおしてもらいに来たよ♪
2ドル・・・、日本円で180円くらい。
丁寧にやってくれるのに、なんか申し訳なくなるわ。
今日は、ヤギ鍋を食べに連れて行ってくれるって♪
ヤギ、初体験。
ベトナムで一度は食べたいと思ってたけど、一人で行っても食べきれないな〜と思ってたから、嬉しい! -
超ローカルな雰囲気の、観光客が一切居ないお店で、英語も通じんので、オーダーもすっかりお任せ。
こんな大きな葉っぱで包んで炭火焼にされたヤギ肉をタレに付けて食べるものと・・・ -
ゴロゴロとした塊肉と、お豆腐とお野菜と麺をグツグツと土鍋で煮込むヤギ鍋が登場♪
ヤギ肉は何に近いかな? 歯ごたえのある牛肉、って感じかな?
羊ほど独特のにおいは無く、イノシシほど固くは無い。
非常に食べやすいお肉でした。
お鍋に入れた瞬間にヘナっと柔らかくなる、黄色い細い麺も美味しかった♪ -
飲みにも行った。
外国で、男の子と仲良くなるのって、超簡単だよね。
「サッカーが好き」って言えば、すぐ「俺も!」ってなるから。 -
翌日は、霊廟巡り。
トゥドゥック帝廟、ミンマン帝廟、カイディン帝廟、の3つに行ってみた。
市場があったので撮ったけど、動くバスの中からでボケボケや・・・。 -
途中のお土産屋さんにあった、ベトナム笠。
これ、勝手に「完璧に観光用だろ?」と思いこんでたら、オバチャンたちはみんな絶賛愛用中だった。
「まだこんなに日常に密着したものなんだ!」と驚き。 -
一ヶ所め、トゥドゥック帝廟。
広い堀に囲まれた、けっこうな広さの立派な廟だ。
・・・・・けど、メインの建物自体は、これといって感心するところは無かった。 -
唯一、「このランタン、カワユイなぁ。」と思ったくらい。
-
これは、裏庭の方の朽ち果てた壁に生した苔。
-
続きまして・・・、2ヶ所め、ミンマン帝廟。
さっきより、更に"どうでもいい"感満載。
特に見どころなし。 -
やばい・・・・・・・・・・・・・・・。
昨日あんなにインパクトのあるもの、「これでもか!」というくらいお腹いっぱい見てきちゃったんで、歴代の王様がショボく見えちゃうー!
な〜んもピンと来ないー。
うーーーーーーーーーーーーーむ・・・・。 -
若干失望しながら、バスへ戻る。
途中、道沿いのお宅の皆さんが、お庭で獲れるバナナの売り込みに必死。
どこのお宅でも、お母さんと子供たちが「バナナいかがですか〜?バナナ〜?」と呼びかけてくる。
みんながみんな、バナナしか売ってない。
競争激し過ぎ。
バナナしか売っちゃいけない、って協定でもあるのか?
誰も買ってかないし・・・。
さて、次は最後のカイディン帝廟。
一番期待して来てるから。
頼んだよー。 -
到着。
おお!
Yes!!
今日初めて食いついた♪
これぞ王様の威厳! -
素晴らしいデザイン。
素晴らしい彫刻。 -
更に上に・・・。
-
ああ・・・・、美しいわ〜。
こういうのを見たかったのよ〜! -
すっごい緻密な彫刻が全体に施されてる。
ささ、中に入ってみよう。 -
おお、カラフル!
外観とは一変。
綺麗だなぁ! -
鮮やか〜。
-
いろいろな植物は、全部陶器のカケラで描かれています。
-
こんな感じ。
-
ドラゴンも。
ここはすごい。
細部までマジマジ見入ってしまった。
大満足。 -
こーんな人里離れた山の上に、ひっそりと佇んでいます。
ああ、素晴らしい。
来てよかったわ〜。
さて、では街に戻りますか。 -
あっ、ケーキ屋さんだ!
色鮮やか〜。 -
ランチはコム屋さんで。
いろいろなオカズがずらっと店頭に並んでいて、その中から好きな物を指差して盛り付けてもらうだけだから、旅行者でも頼みやすいし、しかも早い♪
素晴らしい。
オイシイ。 -
その脇の道で見つけた、路上で商売してる人。
どうやらフェイシャルエステ屋さんっぽかった。
「どんなトリートメントをしてくれるのかな?」と覗いていたら、ニキビを全力でひねり潰していた・・・。
コーーワーーーッ!!(T_T) -
シクロに乗って、ガーデンハウス付近を散歩しに行こう。
地図とか見せてきちんと説明したら、「分った!分った!」って言ったくせに、いろーんな「ここじゃないんだけど・・・」に連れてってくれた人・・・。 -
王宮付近の園宅(ニャーヴオン)の集まる付近の家並みは、旧貴族・皇族の家が多いだけあって立派。
-
一軒の敷地の広い内部に、大きな屋敷が点在していたり・・・。
出て来てくれた奥様がやたらとエレガントだったり・・・。
さすが〜。 -
こんな優雅なエリアに、不釣合いな手作り感満載の橋が・・・。
-
星がたくさん集まったような、可愛いお花〜。
-
お散歩してたら、超ゴージャスなレストラン見つけた!
大きなお屋敷を改造したような素敵な造り。 -
この建物だけでなく、いろんな建物があって、あっちのフロアも、こっちのフロアも、ちょっとずつテイストやインテリアが違う。
どこもイイ! -
大好きなミルクシェイク(*^_^*)
-
ロブスターのサラダに付いてきた、にんじんで出来たお花。
きれい〜、どうやって作るんだろ?
この辺は長く首都だった歴史があるから、宮廷料理の様々な技術が受け継がれて来ていて、見た目も重視のいろんなお料理が食べられるらしい。 -
風船売り。
-
マーケットに来てみた。
アオザイ用の布がいーっぱい並べられてる。
カラフル〜。
どんな色でも有るね。
どれも素敵ー♪ -
夜は橋がライトアップされてた。
-
チェーを食べて帰ろう。
-
なんだろ?この旨さは。
見た目は地味だけど、小豆やココナッツミルクなんかの中に白玉が入ってて、そのモチモチの白玉の中にナッツが潜んでいて、それがポリポリっとする食感がたまらなく美味しかった。 -
サッカースタジアムの扉が開いてる・・・。
すみませーん、中見てもいいですかぁ??
あ、いいって♪
ありがとうございま〜す!
深夜の真っ暗なスタジアムに潜入〜。 -
メインスタンドの下の通路。
試合のときは、ここから選手が入場してくるのかなぁ(*^_^*)
ロッカールームとか、スタンドとかも、いろいろ覗いて来ちゃった♪
ぬふふ。
楽しかった〜。 -
いろんなおうちの前にこんな豪華なお供え物が飾られている。
歩いていたら、子供が私の手にお札を捻じ込んできた。
「なによー、お小遣い、自分で使いな?」と返そうとしたら、すごい拒否して逃げてって、また別の人にもお札を配っていた。
訳が分らずポカーンとしていたら、その辺に居たおじいちゃんが、「それは偽札だから、もらっとけ」と教えてくれた。
なんか、この机のお供えも、人に配る偽札も、お正月を迎えるための準備なんだって。
そうなんだー、面白いねぇ。
あと2日で新年を迎える、フエの夜でした。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- しどにぃさん 2014/01/27 14:10:35
- 楽しそう!
- ベイグラントさん、こんにちは
年度末にベトナムに行くことにしてまして、初めてフエに寄るもんでちょこちょこネタ探しをしていてベイグラントさんの旅行記に。
いやぁ、いいネタ見せていただきました!
なんとか私も行ってみたいと思ってます。
ちなみに市街中心部からだと、どれぐらい時間かかりましたか?
教えていただけるとありがたいです。
しどにぃ
- ベイグラントさん からの返信 2014/01/27 22:38:44
- RE: 楽しそう!
- しどにぃさん こんにちは〜!
フエ。
くくくくく、楽しかったですよ〜!
あんなキテレツなもの、どこでも見たこと無かったです。
なのにガイドにも載ってないし、ネットでも紹介されてるとこほとんど見なかったし、なんか不思議でした。
そのガイドさんのバイクで連れてってもらって、片道2時間以上はかかったんじゃないかな〜という印象です。
途中、これは!と思うようなところは停めてもらって写真撮ったりしながら移動してそのくらいの感じだと思います。
ただ、地元の人に聞いても「知らない〜」って感じだったので、写真持ってくといいと思います。
私は写真すらも無くて、場所もさっぱり分からず、説明して知ってる人を見つけるのが大変でした(笑)
彼によると、主なルートは二つあって、新しい道路の方はこのギラギラのお家の数々が並ぶ場所を通らないつまらないルートだと言ってこちらの道を選んでくれたので、こういうのがあるところを通るルートで行ってくれと言うのが正解だと思います。
私は、天候が悪かったのと、遭難の危機でそうとう焦っていて(笑)、せっかくのお墓の写真が殆ど撮れなかったので、是非たくさん撮ってきて旅行記を作ってください!
楽しみにしています〜^^
ベイグラント
> ベイグラントさん、こんにちは
>
> 年度末にベトナムに行くことにしてまして、初めてフエに寄るもんでちょこちょこネタ探しをしていてベイグラントさんの旅行記に。
> いやぁ、いいネタ見せていただきました!
> なんとか私も行ってみたいと思ってます。
>
> ちなみに市街中心部からだと、どれぐらい時間かかりましたか?
> 教えていただけるとありがたいです。
>
> しどにぃ
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