ポルトガル周遊ツアー（５）ナザレからオビドスへ

2003/11/01 - 2003/11/01

ツアー5日目､11月1日（土曜日）コインブラを発ちファティマ、バターリヤ
そして昼にはナザレに到着。ナザレの丘からは大西洋の河岸線を見下ろす景観。ここのランチでは皆さんお待ちかねのイワシ・グリル。つまりイワシの塩焼きである。
午後には中世の城壁の街オビドスへ向かう。およそ35キロの行程。小さな街
が城までの小道は垂れ下がる薔薇の塀に囲まれ小さな土産店があり楽しい時間。写真の被写体にはこと欠かない。高い城壁の細い縁を恐る恐る歩いてみる。
夕刻にはサンタクルスへ向う。写真はオビドスの小さなカフェ。
私の以下のHome Pageより制作していました。
もう18年ほど前のポルトガル周遊の旅でした。
このコロナ時代を早く終息させ、また自由に旅に出たいものです。
　　　　　　　　　　　　　2021年8月6日　　牧義人
http://travelingmaki.kilo.jp/home10/page51.html

エリア オビドス(ポルトガル)

11月1日（土曜日）朝8時コインブラを発って
40キロ程を走る。昼前には大西洋岸のナザレ
の丘に出る。ツアーの仲間が崖の淵に立って
いた。

こちらは眼下の大西洋がフレームの中に。
見事な景観である。

崖の上がナザレの丘。オ・シティオ地区。
ナザレの守護聖人が祀られるノッサ・セニョー
ラ・ダ・ナザレ教会。
教会の近くでは観光客に色々な木の実を売る
おばちゃんがいる。7枚重ねのスカートと言う
伝統的な服装で。

断崖の下へはケーブルカーでも行けるが我々
はバスで下る。浜辺へ降りるとおよそ11月
とは思えない陽射し。光もキラキラしてい
る。

海岸通りをまっすぐ歩き突き当たりにSao
Miguel　と言う見晴らしの良いレストラン
がある。ランチはイワシ・グリルだ。
日本からこれように醤油持参の人もいた。
結構塩味が効いている。

ランチの後は30分程だが自由時間。
海岸通りには幾つかのホテルもある。
もちろんお土産の店も多い。ただ私はカメラ
とデジカメをもって忙しく歩きまわっていた。
ここはナザレの中心ソウザ・オリベイラ広場。

午後1時半にはナザレを出発。次ぎの目的地
は35キロ程走って中世の城壁の町オビドス。
バスから眺めたオビドスの全景。

町に着くと先ず目に付いたのがこの水道橋。
16世紀に出来て3キロに及ぶ。リスボンや他
の町でもしばしば目にした水道橋。

この町は12世紀半ばエンリケスによって
ムーア人の支配から開放された歴史を持つ。
13世紀にはスペインから嫁いだイザベル王
妃がこの町を気に入り王から贈られたと言う。
オビドスの街に入ると中世からの石畳の細い
道が続いている。

小道の両側には２階建ての白い家々が立ち
並び､１階には小さなお土産屋やレストラン
が店を開けている。
ゆったりと街を歩く観光客は思い思いに店に
立ち寄っている。

オビドスの街の一番奥に建つオビドス城。
ほとんど城壁を残すのみ。城壁への狭い階段
は手すりもなく裸の石段。皆氣をつけながら
それを上る。階段を上りきると城壁の僅かな
幅の通路を下を見ないようにして歩く。

城の帰り道は解散で自由に寄り道が出来た。
狭い路地で見つけた可愛い土産店。
店先の塀には沢山の陶器の壁掛けやマグカッ
プなどが吊るしてあった。

オビドス城の城壁を利用したホテル。
中に喫茶室もあるというので覗いてみた。
クラシックな佇まいはともかく窓はなくチョ
ッと暗い雰囲気。

ホテルの入り口。つまり城壁をくぐって中
に入る所。内側は一転真っ白な建物でフロン
トへの階段に続く。

坂の下りはもちろん来た道とは別のコースを
選んで進む。大分下った所でツアーの２,３
人と出会い小さなカフェに入る。
狭い店カウンターで立ち飲みしている人も多
い。店の奥の棚には何種類ものポルトガル・
ワインのボトル並んでいた。
この後４時からサンタクルスへ向う。