2003/10/30 - 2003/10/31
707位(同エリア1103件中)
YOSHITOさん
- YOSHITOさんTOP
- 旅行記253冊
- クチコミ5件
- Q&A回答0件
- 287,753アクセス
- フォロワー14人
今朝南のエヴォラを発って一路ポルトガルを北上。
昼には途中ブサコに寄ってランチをとったが300キロ
を超える観光バスの旅。
高速の検問で止められ時間がかかった。ワインの街
ポルトには大分遅れて到着。その上大変な土砂降り。
ポートワインの醸造所見学とサンフランシスコ教会
には行けた。
ツアー4日目の翌朝は9時出発。今日からは大西洋沿岸
沿いに南下する。70キロほど走って水の都アヴェイロ
へ。絵タイルのアズレージョで知られる街だ。
写真はアヴェイロの街です。
PR
-
ポルトには午後3時着予定が大幅に遅れもう
4時半過ぎていた。途中ランチの遅れ、検問そ
してポルトでの大渋滞。
リスボンに次ぐ第2の都会でローマ時代には
カレの港「ポルトゥ・カレ」と呼ばれ、それが
この国の名前ポルトガルとなった。 -
ポルトを流れるこの川はドウロ川と言う。
かつてワインを運んだ船・ラベーロが停泊し
ていた。我々のバスはその川沿いに止まった。 -
道路沿いには白い2階建ての家があり、屋根の
上には鍔広の帽子に黒いマントを羽織った男
の看板。そして SANDEMAN の文字。
ツアー一行はそのワイン醸造所へ招き入れら
れた。 -
ワイン工場の見学はスクリーン上でワインの
歴史が日本語で語られていた。最後に試飲は
Tinto 赤とBranco 白が用意され一杯づつ
グラスが回された。
赤はルビーポルト。案の定甘い。私には白に
しては少しコクもあるホワイトポルトの方が
口に合った。しかしこれも飲み慣れた14−
15度のワインと違ってかなり強い。聞けば
19度と言う。私はこちらを買った。
私が別にまとめて手配していたワインはヴィ
−ニョ・ヴェルデと言いこのポルトより更に
北のブラガで造られる。若いワイン或いは緑
のワインと呼ばれる。こちらは9度前後でアル
コール度が低く、軽快で爽やかな飲み口だっ
た。少し炭酸も入っていた。 -
醸造所の中のカウンター。ツアーの人々も
結構ワインを求めていた。当然エージェント
にはキックバックがあることでしょう。 -
サンディマンを出ると外はすっかり暗くなっ
ていた。バスに戻るとこれからサンフランシ
スコ教会へ。しかしその頃から次第に雨足が
強くなってきた。
14世紀初頭に建てられたこの修道院付属の教
会には200キロに及ぶ金が使われていると言う。
あらゆる彫像、装飾が金箔で覆い尽くされてい
る。ポルトガル観光はその中心にいつも教会
がある。カトリックはまさに富の集る権力の
中枢に存在していたことを理解する。 -
このサンフランシスコ教会は実は現役の教会
ではなく博物館になっていると言う。高い天
井の何処からか厳かに鳴り響く賛美歌はどう
やらテープの仕業と知って興醒めする。
見学を終わったが外は土砂降り。バスにも戻
れない始末。結局ホテルには7時過ぎにチェッ
クインした。 -
翌朝は一応雨が上がっていた。
いつもの習慣で出発前にはホテルの近くに
散歩に出た。しかししばらくするとやはり
ポツポツ降って来た。 -
9時にはポルトのホテルを出発。
およそ70キロ南下して水の都アヴェイロへ向
う。この街は絵タイルのアズレージョで知ら
れる。特にこのアヴェイロ駅が有名である。
壁面に施されたブルーのタイルが印象的。 -
同じくアヴェイロ駅の2階部分。
-
駅のプラットフォーム。金曜日の昼前。電車
を待つアヴェイロ市民の日常。そこへ24人の
東洋人が小さな駅の内外をタイル絵を写真に
撮りながらウロウロ動き回る。観光客慣れし
いるとは言え彼等にもカメラは氣になる。 -
これがまさにアヴェイロ駅の全景である。
白地にブルーの絵タイル。建築物としても
美しい。品格がある。 -
駅前のビル。この白い建物も結構絵になる。
実はこのビルの1階にある菓子店にこの街の
もう一つの名物がある。
それはオヴォス・モーレスと言うお菓子。
添乗員曰くポルトガルの最中。
卵の黄身を砂糖で味付けして最中より少し
固めの皮で包んである。試食すると結構甘い。
一箱10ケ程入って5.70ユーロ。約¥740.
日持ちすると言うので日本へ持ち帰ったが
甘すぎて家族には敬遠された。 -
駅は町外れにありバスで街の中心プブリカ広
場へ出る。街には運河が引かれており路上の
石畳が丁度アズレージョのように色々な文様
が入っていた。 -
しばらく添乗員について市内を回ったところ
で一旦解散になった。そんなに大きな町では
なく私は写真を撮る為に運河沿いに独りで歩
く。 -
運河にはカラフルなペイントをされた
小舟モリセイロが何隻か見られた。こ
れは運河の潟に発生する海藻を取るた
めの舟と言われる。この藻は牧草を育
てるための肥料として使われる。
-
運河の前の小さい公園まで来た時べン
チにかける男性と目が会った。私は反
射的に
「地元の人ですか?」
「いや、違いますよ」
「どちらから来たんですか?」
「ノルウェーからです。ポルトガルへ魚
の輸出の仕事をしています」
「アア・・アヴェイロには出張ですか」
それからしばらく私もベンチに座って話
をしていた。気がつくとランチの集合時
間。急いで席を立った。 -
お昼のレストランはチョッと脇道の二階
にあった。今日のランチはスープに烏賊
グリル。これは私の口にあった。一緒に
添えられたジャガイモなどの野菜も味付
けが合う。丸焼きの烏賊を2匹ペロリと
平らげた。デザートのクリーム・プリン
は甘さもまあまあ。 -
アヴェイロの街角で見つけた靴磨き屋。
東京では今や珍しい風景である。結構
大仕掛けな店構えだ。普通日本ではお
客が腰掛ける一番簡単な椅子があるだ
けだが。
私が立ち止まってチョッとシャッター
を切ると、フラッシュで気付いたお客
が私を見て手を上げた。私も笑顔で応
える。
午後1時半、今日の目的地コインブ
ラへ向かう。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ポルト(ポルトガル) の人気ホテル
ポルトガルで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ポルトガル最安
487円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
19