金首露 降臨の地 金官伽耶:Licodさんの旅行ブログ
<釜山3日目>
慶尚南道 金海観光の続きです。
神魚山にあるふたつのお寺(銀河寺、東林寺)の訪問を終えて、金海市の街中にある史跡や博物館を見て回りました。
金海は、古代から日本(倭国)と繋がりが深く、狗邪、伽耶、加羅、駕洛、金官、任那などと呼ばれていた地域です。
いにしえの土地柄らしく、神話や伝承が多く残っています。
特に興味深いのは、首露王の天孫降臨神話と日本の建国神話の共通性や、首露王の妃がインドの阿踰陀国の王女で、王妃の兄が仏教(南伝)をこの地に伝えた伝説です。
【旅行日程】
8/15 成田→釜山、釜山博物館
8/16 龍頭山公園、釜山タワー、西面地下街
8/17 銀河寺、東林寺、鳳凰洞遺跡、首露王陵、首露王妃稜
亀旨峰、国立金海博物館、大成洞古墳博物館
8/18 移動 釜山→ソウル(KTX)、明洞
8/19 ロッテワールド
8/20 仁川→成田
鳳凰洞遺跡は公園になっていて、強そうな伽耶の兵士が現れます。鉄の王国らしく、人も馬も鉄の鎧で武装しています。
それにしても、この当時これほどの武器の優位性がありながら、何故伽耶王国は、滅亡したのか疑問です。やはり、伽耶連合国をひとつにまとめ切れなかった政治的な背景からほころびがきたのでしょうか。
双魚文様
2尾の魚は、阿踰陀国(アヨーディア)の龍王を表し、双魚の間には、王妃が海を渡ってこの地へ来るときに船に載せた、波風を鎮める霊力があるという婆娑石塔が描かれています。その他にも、象頭表示や、蓮華にも意味が込められています。
首露王妃稜 入口
それにしても、王妃がインドのアヨーディアから嫁いで来たと云うのは、凄い神話です。 仏教の伝来を示しているのでしょうか。7世紀に玄奘三蔵もアヨーデイアを訪れ、仏教が厚く信仰されていたと記述されています。
西暦42年 この峰に首露(キムスロ)が降臨しました。
神話によると、天から声がして、紫の縄が天から垂れて地に着いた。縄には紅い布に包まれた金の合子があり、開けてみると六つの黄金の卵が入っていた。
翌日、卵は童子になっており、最初に現れたのが首露王であり、残りの5人も伽耶諸国のそれぞれの王となった。 【駕洛国記】
騎馬民族の象徴 馬胄
江上博士の説では、北方の騎馬民族が一時期この地に本拠地を置き、新天地を求め海峡を渡り倭国を征服したとあります。
ここに任那日本府が置かれていたというのも、大和朝廷が任那復興に関与したのも、同じ扶余系の百済支援に大軍を送ったのも、繋がっている様に思えます。
伽耶時代の貿易船を復元したものが展示されていました。
船の舳先は、鯨のように大きく口を開けた様な形が特徴で、このような船の土器が大阪府でも出土されていることから、倭国との交易を裏付けています。
釜山、金海観光を終え、KTXでソウルへ。
発券は、インターネットで予約したときにプリントアウトした紙とパスポートを見せるだけで、支払いは予約時に入力したクレジットカードに自動的に引き落とされます。
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