オークラプレステージ台北（大倉久和大飯店）2012夏、ホテル･ライフをエンジョイ⑪台北編

2012/08/14 - 2012/08/19

大倉久和大飯店へチェックイン

今年の8月3日に正式オープンしたばかり。
7月17日にプレオープンして、スタッフは練習を積んできたとか。

さてさて、どんなホテルになったのでしょうか。
個人的には、日本のオークラの中華レストラン「桃花林」が気に入っています。
でも、ここは台湾ですから、朝食付きプランじゃないけど、どんな朝食か興味があるので高くても食べてみることに。

エリア 台北(台湾)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

場所は中山北路･南京路交差点から東へ50m。

タクシー運転手に行き先を伝える場合は
『中山分局』と書いたメモを示すのが良いかも。

分局＝警察署で、お隣がそれになります。
悪質な交通違反なのか、お巡りさんに
署内に連行されていく運転者を目撃しちゃいました。

ロビーは吹き抜けになっています。
大きなシャンデリア。

通りに面した窓際に、ソファセットがいくつか見えます。

左手に階段。
この階段で、通りに面したソファセットのある２階へ行くことができます。
(朝食会場のビュッフェレストランも２階)

ロビー自体は、あまり奥行きはありません。

建物は、全体に白を基調にしているようです。

右手にソファやテーブルがいくつか。

左手奥が、チェックインカウンター。

私たちがチェックインの手続きをしたときは
思ったより手間取って、10分以上かかりました。

カードキーをうまく作れなかったとか。
これが、最初のつまづき。

フロントの対面にエレベーター。セキュリティ対策のため、カードキーをあてないと客室フロアのボタンを押すことができず、エレベーターは動きません。

部屋は17階の1708号室、入り口の横に新聞入れがありました。
これなら、毎朝、新聞を袋に入れて下げなくても済みますね。

ドアノブにカードキーをあてたら、すぐにドアが開きました。
感度良好！

カードキーを入れると電源オン。
その下には「掃除をして下さい」・「静かにしておいて」のスイッチが。

試しに悠遊CARDを差し込んでみたところ、電源はオンになりました。

ツインベッド・大きな液晶テレビ・ライティングデスク・ソファとテーブル。

入口を入って左が、クローゼット。

バスローブは、台南ランディスの方が気持ち良かったです。

ふかふかのスリッパ。
これまでで一番気持ちいい！

クローゼットの隣がトイレ。
バスルームではなく、独立しています。
そして、お約束のウォッシュレット。
しかも、人が入ると感知してふたが開くタイプ。

さすが日系ホテルです。

トイレにも洗面台がついています。
もちろん、ハンドタオルも。

メイクアップも可能です。

バスルームの洗面台もほぼ同じ仕様で、ちょっと幅広。

その横が冷蔵庫とグラスなどの入った引き出し。
湯沸かしやお茶はこの上に。
でも、コーヒーがありません。
え、コーヒーは？

冷蔵庫の中にはビールなど何種類か入っていましたが、
何とビールは、台湾ビールもアサヒも150元　コカコーラ120元

うん、お値段もハイクラス。

さて、コーヒーがどこにあるかというと・・・

窓際のライティングデスクの手前に。

なんと、ここにコーヒーマシンがありました。
引き出しには、1回分ずつ4種類のカートリッジが入っていて、水とカートリッジをセットするとできたてのコーヒーを飲むことができます。
「う〜ん、贅沢！」

ライティングデスクは、窓に背を向けた形で置かれています。

壁には、台湾の町の風景を描いた絵。

その下に、カーテンを開け閉めするボタン。
電動なんですね。

デスクの横、壁側にコンセントが隠されていました。
有線LANケーブルも付属。

無線LAN(Wi-Fi)は11nで快適。
基本環境はたぶん光ファイバーなのでしょう。
(台湾ではADSLが標準で、家庭用はようやく20Mbpsのサービスが始まったところ)

引き出しには、ステーショナリー。
ステープラ・はさみ・クリップ・消しゴム・鉛筆・ボールペン・ソーイングセット・封筒便せんセット。

ソファセットは、オットマン付き。

次にバスルームを探検。
部屋に入って右手、つまりトイレと反対側がバスルーム。
シャワーブースはついていません。

壁に鏡？
いいえ、液晶テレビです。
壁のくぼみに、予備のバスタオルとフェイスタオル。

背の低い日本人でも取りやす場所ですね。

シャワーは、ハンドノズルもついています。

アロマセラピー･アソシエイツ｢BALANCE｣のシャンプー・コンディショナー・ボディローション・シャワージェル。

※どうもこの部屋は上級グレードのオークラ・プレステージ・ルームみたいです
　アップグレードだったようです。

小引き出しには、麺棒・歯ブラシ・歯みがきのチューブ・櫛・コットンなどが入っています。
ドライヤーは、下の棚に袋に入って置いてありました。

洗面台の下には、椅子？物置台？

その下にはデジタル体重計。

台南で食べ過ぎてちょっと太ったかも。

ベッドは、思ったより幅が狭くくっついていました。ハリウッドタイプというものらしいです。
寝心地はなかなかよかったですよ。

壁側のベットの横には、電話と金庫。
電話の横には、タッチパネル式のライトコントロール。
カーテンの開け閉めも、エアコンのコントロールも、灯りの調節もこれで可能。

窓側のベッドにも、同じものがあります。

仕切壁には３枚のスライディングドアが、閉めるとＴ字型になるように組み込まれていました。
３枚とも閉めると、まるでワンルームマンションのような間取りに。
キッチンはありませんが。

ハード面は、なかなかすてき。
窓からの景色も見晴らしがいい。
1708号室は北に面していますので、圓山大飯店や陽明山が遠くに。

でも、6分たっても荷物が届かないのです。
ベルキャプテンに電話をすると、電話に出た男性が
「バゲーッジチケットを持っているか。」
と聞いてきました。そんなのもらっていないといっても
らちがあかないので、ロビーに直行。

私たちの荷物をカートに積んだボーイが、
そのまま運び忘れていたことが判明。

う〜ん、ソフト面は、まだまだ。
これが、2つめのつまづき。

最上階(20階)のヘルスクラブにあるというサウナが何時までやっているのか知りたくて、施設のハンドブックを探しましたがどこにも見当たりません。
電話で聞いたら｢印刷したものはありませんのでテレビの館内案内チャンネルを見てください。お部屋にご案内した者がご説明したはずですが？｣
おやおや、あのボーイさん忘れちゃってたみたいですね。
３つめのつまづき。（トラブルではなくネコブル？だそうです）
機械の操作が苦手なお年寄りは、困ると思うなぁ。簡単な紙ベースの館内案内があったほうがいいと思う。

この話にはオチがあって・・・案内チャンネルには、営業時間が表記されていませんでした。結局、ヘルスクラブに電話してようやく確認。各部門に日本語ができるスタッフが配置されているので、こういうときに助かりました。

プールには屋上にあり、ヘルスクラブから専用エレベーターか階段で上る仕組み。

各施設は06:00〜22:00と早朝から夜まで利用できます。

上がったところに、タオルやバスローブが置いてあります。

外に出ると・・・

台北101が見えました。
年末のカウントダウン煙花のとき、風向きさえよかったらちょっと遠いけど、いい見物場所になるなぁ。

プールは右手。
椅子とテーブルと日傘。

これは何かなぁ。
飲み物を入れて置いておくもの？

寝椅子と右手にシャワーブース。

20mｘ7.5m、深さは120cm
けっこう泳ぎがいがありました。
■スイミングキャップ要･着用
■12歳以下児童は要･保護者同伴
■4歳以下幼児は利用不可
(プール監視員はいません)

左手の壁沿いには、長いすが並んでいました。

右手のフェンス越しに街なみを眼下に見下ろせます。
ナイス・ビュー

遠くに見えるのは新光三越駅前店が入っている新光人寿ビル。
台北101ができるまでは、台湾で一番高いビルでした。

プールの後はサウナ。
ヘルスクラブ受付で名前と部屋番号を書いた後、手首に電子キー入りのバンドをはめてくれます。
これを入り口にあてると、SPAルームのドアが開くシステムになっています。

なお、サウナとジムは16歳以上でないと利用できません。
営業時間は06:00〜24:00

バンドには番号が書いてあって、同じ番号のロッカーにバンドをかざすと、ロッカーの扉が解錠されます。
うん、なかなかすぐれもの。とってもすっきりしていて、使いやすかったです。

ロッカーの中には、バスタオル。
さらに、中央の棚にもバスタオルとバスローブ。

化粧台には、ハンドソープと乳液。化粧水がないのが残念。
コットンや剃刀、綿棒がケースに入っていましたが、シャワーキャップの数がたりません。
台湾では、温泉SPAやサウナではシャワーキャップ着用がお約束。台湾人の女性が探し回っていました。

シャワーキャップだけ、籠に入れて多めに置いた方がいいですね。

わりとこじんまりしていますが、普通のサウナとミストサウナ、それにジャグジーが温水と冷水の２つ。シャワーブースが4カ所。

床は要注意。ジャグジーから出る場所は3カ所あるのですが、バスマットがひいてあったのは2カ所。ひいていないところに下りたら、すってんころりん転んで膝をすりむき、足首を軽くひねってしまいました。

４つめの正真正銘のつまづき。

でも、景色は抜群。
だって、窓は全面ガラス張り。

外から丸見え？

更衣室の隣り、サウナと反対側は休息室。

カーテンを開けると、やっぱりここもガラス張り。寝椅子があって、寝転びながら外を見ることができます。

湯茶もあって、カップやグラスも揃っています。

タオルやティーパックの茶葉などは、贅沢に揃えていて
「さすがオークラ！」
と、思いました。

でもね、ゴミ箱が見つからなかった。

膝のけがは、気がついた受付のお兄さんが手当てしてくれました。
翌日行くと、ジャグジーからでるところには、滑り止めマットがちゃんとひいてありました。
「支配人にいってすぐ改善する」
っていったとおり、すばやい対応ですね。スタッフの一所懸命さが伝わります。

でも、できればプレオープンのときにチェックしておいて欲しかったなぁ。

ひねった左足首は、夜になっても痛かったので、フロントで小姐にお願いすると、湿布を部屋まで持ってきてくださいました。
(ちなみに、台湾で湿布は「サロンパス」で通じます)
さいわい、腫れ上がることなく済みました。

こちらの敷地は長いこと、この辺りでは数少ない大きな駐車場になっていました。
駐車場が屏に囲まれて工事が始まってから、ホテルオープンまでけっこう長かった・・・。
オーナー企業は運輸･不動産関連で、運営は全面的にオークラ･グループが引き受け各部門の幹部スタッフは皆、日本から派遣されているそうです。
初年度目標は、客室稼働率70％、平均客室売上単価@6,000元、日本人客比率70％とのこと。

近所の高級ホテルで、最大のライバルは晶華酒店(リージェント)。
どれだけ客を奪えるか、熾烈な戦いになりそうですね。

同系列の老爺大飯店(JAL系ロイヤル)とは、ターゲット客層の棲み分けと一部サービスの共通化によって、強力関係を深めていく戦略を取るらしいです。

とても魅力的なホテルですし、数ヶ月たてば若い方が多いスタッフのチームワークも更に良くなって、よりホスピタリティも高まると思います。

うちにとっては、ふだんの宿泊予算からすると｢高嶺の存在｣なんですが、来夏もホテルバーゲンの対象になったら、ぜひとも泊まってみたい素敵なホテルでした。

この旅行記へのコメント （4）

• オレンジさん 2012/09/18 13:12:40

  初コメです★

  素敵ですね、このホテル！
  台北いったらホテルライフよりはＢ級グルメライフになってしまいますが
  ここだったらホテルでまったりできそうですね。
  しかもプールがまたいいですね＾＾
  
  普段の値段がどれぐらいかわからないですが（高そう！）
  こんど台湾いくときは、宿泊候補に入れたいと思います◎
  
  Ｐ．Ｓ．
  コメントしたくなったので、アカウントつくってみました（笑）

  kyon2 and ku-さん からの返信 2012/09/19 20:15:36

  RE: 日本のホテル予約サイトでも取り扱いが始まりました

  こんばんは。
  
  ■旅々台北
  　https://www.tabitabi-taipei.com/hotel/hotel.php?id=10749-1
  ■JHC
  　https://www2.jhc.jp/resv/h/h_inf02.php?jhcno=16994
  
  確かに高めなのですが、最近OPENした欧米系の高級ホテル
  ル･メリディアンやWホテルもかなり高いですから
  施設が日本人の琴線をくすぐる充実ぶりであることを
  考えると、それらのホテルよりはコストパフォーマンスが
  良いかも・・・です。
  
  うちはふだんの予算は１万円／泊ですから、完全に予算OVER。
  また来年夏も｢ホテル半額バーゲン｣の対象になることを
  期待しています。
  

• マウロアさん 2012/08/29 11:59:42

  詳細な内容に脱帽です！

  こんにちは、度々マウロアです。
  
  すごい！詳細な内容に脱帽いたしました。
  先日の私のお部屋詳細の記事に追記でkyon2さんのブログをリンク貼らせていただいてもいいですか？
  
  足、もう大丈夫でしょうか？
  私もこれからスパ編も記事書こうと思っているのですが、あそこ床の大理石すごい滑りますよね〜。
  私も何度も滑って体制崩しました。幸い、素っ転ぶことはなかったですがかなり危なかったです。なので、小学生の息子にもすごく注意するように言っておきました（彼は男性用に入室したので）。
  
  主人が男性用スパは昼間も夜も結構人がいて（特にサウナ）混んでいたと聞きましたが、この写真を見る限り人がいないから撮れている訳だけどどうでしたか？
  女性用は滞在中１人も遭遇しませんでした。私、１人貸切状態でしたよ（笑）

  kyon2 and ku-さん からの返信 2012/08/29 20:26:53

  RE：ありがとうございます

  はじめまして、ku-です。
  
  部屋紹介は、私が担当しました。
  
  私が使ったとき、サウナには台湾女性が３〜４人いらっしゃいました。
  そこで、撮影はkyon2がしました。もちろん、男性用です！＾＾；
  見事にすってんころりん滑りました。男性用でも滑りかけた方があった
  そうです。
  
  リンクありがとうございます。よろしくお願いします。
  ファーレン（花蓮）も喜んでいます。
  花蓮のクレーンゲームで台湾迷の友だちが10元でゲットしてくれた子で、
  台湾には里帰りと称して連れて行っています。
  
  帰国して10ほどたちましたが、もう年末の予定を話し合っています。
  旅だけが、共通の趣味です。
  これからもよろしくお願いします。　　　　　　　　　　　ku-