パナマ運河を船でゆく〜第39回ピースボート地球一周の船旅〜:よよちゃんさんの旅行ブログ
パナマ運河を渡ったのは夜でした。
この運河が渡りたいがために、39回クルーズを選んだといっても過言ではありません。
世界でも珍しい階段状の運河。
(私が他に知っているのは、カナダのセントローレンス川のリドー運河(登っておりるタイプ)とナイアガラ川沿いのウェルランド運河。ウェルランド運河はエリー湖とオンタリオ湖の高低差99mを行き来するためのもの。トロントからナイアガラに向かう際にはスカイウェイブリッジから北から3つめの閘門が見える。全部で8つの閘門があり、片道10〜12時間かかる。)
さて本題にもどり、”パナマ運河?”なにそれ?って方のために少し歴史を振り返ってみましょう。
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地中海と紅海を結ぶスエズ運河が建設され、人類の夢は大西洋と太平洋を結ぶ運河の建設となった。南アメリカを迂回するマゼラン海峡を通らずに運河を通過すると、約5000kmの短縮となる。
この事業に最初に取り組んだのは、フランス人実業家フェルディナン・ド・レセップス76歳その人であった。レセップスが取り組んだ計画は「海面式工法」。その名の通り、海面の高さに大地を掘り進めていくというものだ。
1883年、技師ジュール・ダンクレーを指導者に1万3千人の労働者がダイナマイトやシャベルを使い、チャールズ川沿いに全長80km、1置く200万立方メートルの土を取り除くという大工事が始まった。
しかしながら、起伏に富んだ分水嶺に阻まれ、断層が緩み、地すべり、チャールズ川の激流にのまれ工事は難航していた・・・。そんなおり、雨期にさしかかり人々は原因不明の病におそわれた。高熱とふるえで口から黒い固まりを出す・・・・当時はワクチン未開発の黄熱病であった。毎月350人、5年で6千人もの人々が死亡。
パナマは熱病海岸と呼ばれるようにさえなった。
それでも技師ダングレーはあきらめなかった。
「パナマで病気になるのは、酔っぱらいと怠け者だけだ」と言い放ち・・・しかしその後、妻と子をその黄熱病で失い、パナマを去った。
1887年、十分の一しかプロジェクトの進まないまま、1889年2月パナマ運河会社破産。レセップスは病に倒れ、1894年2月7日とうとうこの世を去った。
その後10年の月日が流れ、再びパナマの夢を叫ぶものが現れた。
26代目アメリカ大統領ルーズベルトだ。
彼は鉄道技師ジョン・スティーブンスとアメリカ軍医ウィリアムゴーガスをパナマ運河開通プロジェクトに携わるよう任命。
スティーブンスは「閘門式運河」という水門で扉を仕切り、巨大なダムと人造湖を作る計画を立てた。
ウィリアムは黄熱病の原因であるマラリアと蚊を徹底的に消毒除去。
順風満帆に進みそうではあったが、残念ながらスティーブンスは、この巨大なプロジェクトのプレッシャーに耐えきれず辞任。
その後4万8千人の労働者たちは6階建てのビルと同じ高さの閘門を建築。ついに長年の人類の夢であった、太平洋と大西洋を結ぶ夢の運河が完成した。
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一つの扉が開き、船は左右の電気自動車に引っ張られ前進。
後方の扉が閉まると水位が上がり出します。
一つ前の扉の奥の水位と同じになると、前の水門が開き、再び電気自動車に引っ張られ前進。しばらくこれを繰り返すと、次は階段を下りる番です。
前の扉が開き前進すると今度は水位を下げます。
この繰り返しでパナマ運河をゆっくりと時間をかけて通過していくのです。
夜に通過したので、あたりは所々ライトがまぶしく、夜景も綺麗です。
次回もし行く機会があるのならば、昼間に通過してみたいです。
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参考までにパナマ運河の通過料金は・・・
船の大きさや乗車人数によって変わるみたいですが、
1トンの船であれば一人当たり2ドル39セント
今までの最高額が2003年コーラルプリンセス号が通過した時の2600万円。
最低額が泳いで通過したという36セント(約40円)
だそうです。
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特に代わり映えのしない景色の裏には色々な思いもあるものだ。航空機が発達していなかった時代は特にそうなのだろう、いや、今でも飛行機では運べないものもある。船だからこそ感じられるもの、船だからこそ出来る事。多くの人の思いを乗せて、今日もこの運河を越える人がいる。1869年11月17日 スエズ運河正式開通19世紀、フランスは東南アジアの植民地との物質の移動や連絡のため、地中海と紅海の間にあるスエズ地峡を運河でつなぐ計画をたてた。フランス人レセップスによって、工事が始まったのは、1859年。工事は10年もかかった...(by みちこさんの旅行ブログ on 2010年06月06日 14:57)