福隆新街　（Rua da Felicidade)　（マカオ・ストリート・ストーリーズ　2）

2001/01 - 2001/01

マカオに来るたび、この通りの写真は必ず何枚かは撮るようにしている。　絵になる通りだと思うし、いい被写体だと思う。　だけど、今まで一度も納得できる写真が撮れた事が無い。　思い入れが強すぎるのか、はたまた根本的に波長が合わないからか。　この夏、またトライしようと思う。　大好きな通りだから。　

エリア マカオ(マカオ)

まだ香港との交易がそれほど盛んでなかった1950年以前、広州との交易が主だったマカオの港は、外港より内港の方が栄えていたらしい。　その内港から一ブロック入った所にこの通りはある。　その当時は遊郭が軒を連ね、「夜の街」だったらしい。　

当時この通りは「紅窓街」と呼ばれていたそうだが、今現在は「福隆新街」と言う名だ。　その当時のなごりか、福隆新街東側の突き当たりの通りは今でも「紅窓門街」と言う名で呼ばれている。

現在はマカオ政庁と観光局の肝いりで、一度は寂れた通りを土地開発により復刻して、観光名所として打ち出している。

この通りは今、「食」ストリートとして変わろうとしていて、マカオ一旨い四川料理の店と言われる「南西飯店」や、マカオ料理で100年以上続く「佛笑楼」などカリスマチックなレストランや、ヴィンテージ・ポルト・ワインの店などが軒を連ねている。

「紅窓門街」から始まり「福隆新街」を経て、より内港に近ずくと、この通りは「白眼塘街」と名が変わる。　この辺りは、安宿とお土産屋が密集しているエリアで、昼過ぎから夜中まで、何かしらの呼び込みが立つエリアでもある。　今の時代の「紅窓街」か、もしくは事物の輪廻転生か。　どっちにしろ大好きな通りである事に間違いはない。

この旅行記へのコメント （4）

• yokoさん 2005/12/16 02:30:32

  すてきな写真ですね。

  コヒツカワイコさん、はじめまして、こんにちは。
  yoko-saisaiと申します。
  
  ガイドブックを片手に、佛笑楼を探しながら、
  いきなりこの紅い通りに遭遇して、驚きながらも
  この通りの不思議な魅力に感激したことを思い出しました。
  またOPENしているのかCLOSEしているのか、よくわからない
  佛笑楼のドアを恐る恐る開けたことも思い出しました。
  
  マカオは本当に不思議な街で、大好きです。
  コヒツカワイコさんの旅行記を参考にして、
  もう一度訪れてみたいと思っています。

  コイワカメラさん からの返信 2005/12/16 20:39:06

  RE: すてきな写真ですね。

  ご訪問ありがとうございます。
  マカオの観光地は今いろんな所で再開発されていて、この通りもこの夏から新馬路の内港側とともにカルサーダス化の工事がされています。　
  10月に行った時にはまだ工事中だったのですが、もう完成してるのでしょうか？　年明けにでも行って見てきますね。
  クリスマスのマカオは綺麗ですよね。　これらの装飾は新年、そして旧正月へと続きます。　
  マカオはいつ行っても絵になる街ですね。　大好きな街のひとつです。

• 背包族さん 2005/09/17 22:03:18

  お世話になってます。

  旅行記が増えましたね。
  アメリカってなんか現代的で底抜けに明るくて歴史がない国というイメージで、あまり興味がなかったのですが、コヒツカさんのコメントや写真を見ていると興味が出てきました。
  また、インドネシアもバリ島以外の島の紹介もあって勉強になりました。
  中国から近いので行ってみたいですが、ちょっと治安が心配です。
  
  澳門ですが、また今度行くときのメモがわりに、安宿の情報（住所など）をＭｙページに転載させていただきましたが、よろしかったでしょうか。
  って事後報告でごめんなさい。
  
  今後も澳門親善大使としてがんばってください！
  

  コイワカメラさん からの返信 2005/09/19 01:27:43

  RE: お世話になってます。

  こちらこそ、ご無沙汰です。
  
  >>　安宿の情報（住所など）をＭｙページに転載させていただきましたが、よろしかったでしょうか。
  
  どうぞ、どうぞ。　そのクロス・オーバー感がこのサイトの良い所じゃないですか。
  
  >>　今後も澳門親善大使としてがんばってください！
  
  「澳門親善大使」って、良い響きですね。　また来月澳門へ帰る予定なので、また一つ二つ旅行記を挙げて行きたいと思います。
  
  また機会があったら、利用してください。