ほとんどヨーロッパ!?ラバトでムハンマド5世廟とハッサンの塔を見る:古代遺跡な旅デスクさんの旅行ブログ
ラバトは一応モロッコの首都ですが、主に政治機能が集中しているところで、商業の中心地カサブランカ、観光の中心地マラケシュと比べると、やや地味な感じです。でも、街並みがちょっとヨーロッパ風、大西洋岸のさわやかな風が楽しめるすがすがしい都市です。
写真は街の中心にあるムハンマド5世廟。てっぺんのタイルは緑色。マラケシュなどでも緑色のタイルの装飾を見かけることがありますが、緑は赤と並んで「イスラムの色」なのだとか。
ラバトと言えばまずはここ、ムハンマド5世廟でしょう。
ムハンマド5世は、現在の国王ムハンマド6世の祖父にあたり、モロッコ独立時の英雄的な存在です。モロッコの王室は、18世紀に始まり面々と続くアラウィ―朝で、ムハンマド5世の時代までは、スルタン(宗教的及び政治的指導者)を名乗っていました。
霊廟の装飾はイスラム風ですが、制服を着たの衛兵が立っていて、ちょっとヨーロッパ風の雰囲気になっています。
ムハンマド5世廟の見学者は、上階から下を見下ろすようになっています。中は薄暗く、厳かな雰囲気。やはり敬意をもっておまいりするものだという雰囲気があります。こういうのを見るとモロッコが王国だということをつくづく実感させられますね。
ムハンマド5世廟の向かいに立つ、トゥール・ハッサン(ハッサンの塔)。12世紀に「世界最大のモスク」にするべく建設が始まったのですが、時のスルタンが死亡するとともに、建築がストップしてしまったのだとか。ミナレット(尖塔)になるはずだったこの塔は、未完の状態でも44メートルの高さがあります。
ミナレット内には階段ではなく坂道を設け、てっぺんまで馬で登る構想があったのだとか(もちろん、完成していません…)
周囲にローマ建築のような柱がぼこぼこと立っていますが、これもモスクの柱になるはずのもの。どんなに巨大な規模だったのか、おおよそうかがい知ることができます。
港へ通じる川に橋が架かり、その上をトラムが走ります。そういうところは、ほとんドヨーロッパです…!川沿いにはオシャレなレストランが並び、夜遅くまでそぞろ歩きをしている人たちが。イスラムの国なので、一応お酒はなしなのですが。
ラバトからカサブランカ空港へは、高速道路が走っていて、車で1.5〜2時間ほどで着きます。こちらは途中のサービスエリア。こざっぱりとしていてきれいです。
すっかり文明社会に帰ってきて、つい数日前まで、砂漠のオフロードを爆走していたのがウソのよう。モロッコ、奥が深いです…!
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