2008/06 - 2008/06
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koalaさん
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癌の末期だった母を連れて京都に行きました。
ホタルと舞妓さんを見せてあげたかったのです。
普段は地下鉄などを使って観光しますが、
母が疲れにくいように観光タクシーを頼みました。
京都は観光タクシーが発達しています。1時間いくらの設定です。
こちらの状況と希望を伝えて予約し、アレンジしていただきました。
駅に迎えに来てもらい、宿泊先まで観光しながら行くので、
時間も体力もとても効率がいいです。
運転手さんは観光案内もしてくれますし、車椅子で行ける場所も詳しく、
車椅子も引いてくれて、母も喜んでいました。
観光タクシーにはコースと料金の決まっている安いものもあります。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線
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-
京都駅に着いてすぐ、タクシーに乗りました。
観光タクシーですので、観光ガイドもしてくれます。
はじめに三十三間堂に向かいましたが写真がありません。
三十三間堂では護摩木を書いてきました。
これは次に行った二条城です。
車椅子で観光できます。 -
方広寺大仏殿の鐘です。
小さなところなのですが、近くだからと観光タクシーの運転手さんが寄って下さいました。
残念ながら、大仏も大仏殿も焼失したとのことで、
この大きな鐘の他9点が残っているそうです。
驚きの大きさで、手を打つと反響もすごかったです。
鐘の上部の丸いものは、煩悩を表しているそうです。
天井画も屋外のものの割に、はっきり残っています。方広寺 寺・神社・教会
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金閣寺を撮影する時は、水に映った金閣寺も、
しっかり写るようにするといいですよと
観光タクシーの運転手さんに教えてもらいました。
金閣寺の周囲を歩くのに、車椅子で大丈夫なコースと、
徒歩でないと行けないコースがあるそうで、
運転手さんが母を連れて車椅子コースを、
私と夫には徒歩コースを行くように勧められました。
鹿苑寺(金閣寺) 寺・神社・教会
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龍安寺の石庭です。
石庭はまだ左側に続いています。
塀の向こうは極楽浄土を表しているそうです。
左端に写っている木はしだれ桜なので、
春になるとさぞかしきれいだと思います。龍安寺 寺・神社・教会
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中央の白髪のおばあさんが私の母です。
ガイドさんには、母の病気のことまで言っていなかったので、
どうも母のことを、夫をなくして失意の中にいると勘違いして
いろいろ励ます言葉かけをしてくださいました。 -
嵐山の竹林です。
竹林を車で走って旅館に向かっていただきました。
でも途中で「若夫婦は少し歩きますか?
おばあちゃんはお疲れのようなので、
車で進んで待ってますね」と運転手さんに言われました。
若夫婦とはすごいリップサービス!(笑) -
宿泊先は「もみぢ家本館・高雄山荘」でした。
旅館はかなり古そうでしたけれど、リニューアルしてあり、
お風呂も新しくなっていて、気持ちよかったです。
外のもみじが全部紅葉したら、かなりの絶景だと思います。 -
宿泊先近くの「もみぢ家別館」に川床があります。
別館の宿泊の方が少し高めです。
私たちは本館に泊まりましたので、夜に別館まで旅館のバスで行きました。
川床料理をいただきながら舞妓さんの踊りを見ておしゃべりし、
川床の灯りを全て消してホタルを見るというプランです。
ここの電気を消すと、驚くほど真っ暗になります。
そして蛍が見えるのですね〜。きれいでした。 -
お料理もとても美味しかったです。
鮎の塩焼きもその場で焼いていて、絶品でした。
特に最後に食べた鮎雑炊がとても美味で、
それまでに満腹になるほど食べてしまったのを後悔しました。 -
この舞妓さんは17歳だということでした。
舞妓さんは15歳から20歳までに入門するようで、
彼女は15歳でこの世界に入ったそうです。
京都では女の子の憧れのお仕事のひとつなので、
15歳でこの世界に入る子が多いのだとか。 -
2日目は、北野天満宮に行きました。
ご存知、学問の神様です。学生でいっぱいでした。(笑)
なぜそんな場違いな所へ?と思われますか?
タクシーの中で「あうんの呼吸」の話を聞いていたのです。
神社の狛犬、お寺の仁王像はそれぞれ、
右側は「あ」で口を開き、左側は「ん」で口をつぐんでおり、
物事や宇宙の始まりと終わりを示していて、
2人が呼吸まで合わせるほどぴったりと行動することを
あうんの呼吸と呼ぶのは、そこから来ているとか、
神聖な神社や寺に、邪悪なもの、穢れたものが
入り込むことのないように、狛犬も仁王像も、
怖い顔をしているとか、そんな話を聞いているとき、
この北野天満宮の前を通り過ぎたのですね。
立派な狛犬があるということで寄っていただきました。
これは「あ」の狛犬です。北野天満宮 (天神さん) 寺・神社・教会
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撫で牛には男性用と女性用があるそうです。
これはもちろん男性用。
この撫で牛は、私たちが旅行から帰ってすぐテレビに出ました。
何と誰かが壊したということでした。
すぐに修復されたようですが、ひどいことをする人がいるのですね。
撫で方は、例えば腰が痛い人は、牛の腰を撫でてから、
自分の腰を撫でると、効果があるそうです。
夫が頭を撫でているのはボケ防止? -
観光タクシーさんに茅の輪くぐりをしたいと言ったら、
案内していただいたのが、平安神宮でした。
半年分の罪穢れを払うための行事です。
八の字に周るのが決まりだそうで、まず輪をくぐり、
右側を一回りして、また輪をくぐります。
次に左を一回りして、また輪をくぐると八の字になります。
-
京都御所に行きました。
ここは予約制で説明ツアーに参加できます。
ネットで予約出来るので、短い方のツアーの予約をしてありました。
観光タクシーさんとはm京都御所まで送っていただいてお別れしました。
塀に5本線があるのがわかりますか?
これは天皇にかかわりが深いことを示す印だそうです。
京都御所 名所・史跡
-
御所はどこもかしこも本当にきれいでした。
この鮮やかな朱色と壁の白、建物の茶色も、
素晴らしい眺めでした。 -
この橋、見覚えはありませんか?
ここから鯉に餌をやってみたいですよねぇ。(笑) -
2日目は、泊まった旅館から京都御所到着までは、
観光タクシーさんにお願いしました。1時間半でした。
その後JRで二条駅から嵯峨嵐山駅まで行き、
トロッコ列車に乗り替え、往復して嵯峨嵐山に戻りました。
これはオットの隠し撮りです。(笑)
母の背中が丸いのが切ないですけど、
窓の外の景色に見とれています。 -
トロッコ列車からの眺めです。
川の流れというのは、見ていて飽きません。 -
たぬき=他を抜きん出る
という縁起かつぎで人気があるそうですが、
これでもか!と駅に並べてありました。
トロッコ列車の終点、亀岡駅です。
私たちは往復券を買ったので、このまま乗っていました。
嵯峨嵐山駅に戻る予定でしたが、気が変わって、
手前の嵐山駅で降りて、少し歩く事にしました。 -
大河内山荘は嵐山竹林の始発点近くです。
山荘なので、母が散歩するのは大変でパス。
前で記念撮影だけしました。
元気な方はぜひ散策を楽しんで下さい。
中でお抹茶などいただくと、風情があっていいですよ。
このあと、竹林を通り、嵯峨野で食事し、
JR嵯峨嵐山駅から京都駅、新幹線で帰りました。
母が思ったより元気だったので、最初の計画より
ハードな2日目になってしまいましたが、
後でひどく疲れることもなく、楽しかったと言ってくれました。
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