Azerbaijan

2000/07 - 2000/08

(air from Moscow) Baku, Genje, (by road for Georgia)

コーカサス3カ国の一部。3カ国を回るときはある鉄則がある。アゼルバイジャンとアルメニアは敵国なので、空路ではつながっておらず、陸路にするなら間にグルジア経由にしないといけないのだ。

Domojedovo空港分かりにくい。バク行き飛行機を乗り逃す。一旦モスクワ市内に戻りチケットを買う。安い。

エリア アゼルバイジャン

バク：かつてキャラバンサライとしてイスラム商人で賑わった旧市街　いい雰囲気なのだが、地元の人も観光客もほとんど見られない。不気味だ。

カスピ海に面した港。まったく活気がない。どうしたことだろう。トルクメニスタンやカザフスタンに船が出るときだけ賑わうのだろうか。

カスピ海に浮かぶ船。中に入れてもらってお茶を飲んだ。

バグザール（鉄道駅）　やっと人ごみ。安心した。

2004年に無事世襲をすませたアリエフ大統領（当時）。今年やっていたらクーデターになったかも。

金歯がおしゃれ？

Genjeの町：アゼルバイジャンで有名な詩人NIZAMIの生まれ故郷

ヨーグルトドリンク：高そうな店だった。開店前なのにヨーグルトが飲みたいと言う私のために店を開け、ヨーグルトと軽食を出してくれたオーナー（新聞を呼んでいる人）は、私から代金を受け取らなかった。ヨーグルトにはなぜかピクルスが一杯入っており（高級レストランだからか）おいしくなかった。ごめんなさい。

ハマム：トルコ式ではなく、個室のシャワー屋だった。風呂上りに、オーナーが果物飲み物でもてなしてくれる。ソ連時代にイスラム色・トルコ色はかなり失われたように見えるが、この親切さはやはりトルコ系の血なのだろうか。

ナゴルノの男：左端の人はナゴルノ難民。ナゴルノ・カラバフ紛争：アゼルバイジャン領にあるアルメニア系住民が多く住む地域。アルメニア・アゼルバイジャン両国がソ連から独立して問題が顕在化し、紛争になった。現在はアルメニアが実効支配。難民に紅茶をおごってもらう。

ナヒチェバンの男：こちらはアルメニアをはさんで西にあるアゼルバイジャンの飛び地、ナヒチェバンの男。アリエフ元大統領はナヒチェバン出身。陸路でアルメニアを通過してゆくことが出来ないので、バクから飛行機で飛ぶのだ。アゼルバイジャンは１９世紀初頭にイランとロシアの間で分割されたので、ナヒチェバンもイラン側のアゼリー固有の土地とは接している。イランを経由して陸路で行き来することは可能。

アルメニア・アゼルバイジャンの紛争については、アルメニアの世界的なネットワークを通じてアルメニアに有利に報道されることが多いように感じるが、実情は非常に複雑だ。はっきりいえるのは、紛争があるところどちらかが１００％悪いということはありえず、程度の差はあれどちらにも非があるという事だ。

週刊現代の興味深い記事を発見。
http://www.hh.iij4u.or.jp/~iwakami/ussr32.htm

川を越えたらグルジア