地球上で一番住みたい街・シカゴ:鹿野健太郎さんの旅行ブログ
思えば、英語を習ってから一番初めに自分で書いた手紙は「シカゴ市観光局」への資料依頼だった・・・。メールなどまだない当時、アメリカから分厚い封筒が届いて、中にシカゴの資料がいっぱい入っていたのを見た時の興奮が忘れられない。
自分の苗字が「シカノ」で、子供心に地図帳で自分の名前と似てる地名を探していた時に知ったのが「シカゴ」。
建築にずっと興味があったこともあって、以来この町に20数年間片想いを続けてきた。そして、その夢も今回やっと実現。もうこのまま住んでしまいたくなるほどの素敵な場所だった。
ニューヨークもいいけど、シカゴは大都会でありながら、人が優しい。言葉も丁寧だし、ニコニコしてて余裕がある。電車の中でも知らないもの同志が自然に会話をはずませる・・・。この町の魅力は、世界一と言われるの美しい摩天楼以外にも、大らかで笑顔の絶えない人々にあるといえるだろう。
オヘア空港駅からのCTAブルー・ライン。この車両はもう何十年も頑張ってる旧型のようだが、子供の頃よく乗ってた小田急線の9000系電車は、このデザインを真似したに違いないと確信した。どっちが先だか分からないけど・・・。
市街、シカゴ川南側の一帯はLoopと呼ばれている。ミシガン通りのシカゴ美術館。ニューヨーク、ボストンと並びBig 3と呼ばれる素晴らしいコレクションを誇る美術館(だそうだ・・・)。でも、シカゴの街の空気にさらされていた方が幸せなので、「またどうせ、戻ってくるに違いないし、住むことになるかもしれないから、美術館は今度でいいや」なんて思っていた。そんなことを言うと美術館・博物館・図書館大好きな友人に怒られるので、黙っておいた。
その美術館のお向かいが世界最高峰の一つ「シカゴ交響楽団」のホーム、シンフォニーホール。今回は巨匠中の巨匠、主席指揮者のハイティンクのブルックナー8番のチケットを既に予約済み。楽しみだぁ。
シカゴといえばジャズ。夜は、地元の一流アーティストの集まるジャズバーへ。Andy'sというお店が市内の便利な所にあったので、そこに行くことにした。本当はGreen Millというチャップリンの贔屓した店が北の郊外にあるけど、雨で寒かったので近場に変更。
最初のバンドよりも、夜遅く登場するバンドの方が演奏が数段上手かった。カバーチャージ5ドルは安すぎるほど生の演奏を目の前で満喫した。ニューヨークの気取った雰囲気と違って、食後ふらっと誰でも寄れる感覚がいい。
シカゴはアイスクリームサンデーの発祥地でもあるらしい。ということで、ジャズバーなのに、サンデーをいただく。クリーム多くて、ちょっと残さないといけないと思いつつも美味しくて全部平らげた。
そして、また深夜の地下鉄。良い子は絶対に真似をしないで下さい。
ニューヨークよりはずっと安全な街のはずだけど、気の狂った方々が、寒さしのぎで24時間運行の地下鉄に集まるのでしょう・・・・。深夜に2回利用して、2回とも、変な人が近寄ってきたので、後日、地上に出てバスとタクシーを利用することにした。
その後、シアーズタワーのてっぺんが見えていたので、「これは景色が見られるってこと?」と思って、とりあえず一回登ってみることにした。
登ってみたら、こんな雲の中の眺めだった・・・。ま、入場料も払ったし、落ち着いてしばらく様子を見てみよう。観光客も少なくて、むしろ良かったかも。
シカゴは2016年のオリンピック招致で東京と争っている。こっちの方が盛り上がってるみたい。オバマさんもヒラリーさんもシカゴが地元らしいし、こっちに決まりなのかな?シアーズタワーのロビーにて。
観光客など誰もいない、しかしこの絶景のスポットは、CTAブルーラインの「シカゴ・ミルウォーキー」駅からすぐの高速道路を渡る橋から見たもの。早朝はビルの向こうから日が昇り、夜は夜景がきれいなんだろうなぁ。もうすぐ約束の時間。美術館に戻らなくちゃ。
市内を長方形にぐるっと走るEL(エル)。プラットホームは木造だったりする。古くても良いものは残す。でも最先端の技術は随所に駆使している・・・。アメリカのこうゆう所がいいなぁと思った。
日が沈むとまた雨が。が、夜の公園散歩を決行。美術館好きの友人は、困った顔をしながら着いてきた。(別に強制したわけではなくて、僕は行きたいけど・・・と言ったまでだが。)
しかし、しばし雨が止まり、この噴水の所まで来たら友人も「来て良かった!」と・・・。ベルサイユ宮殿で、これよりも小さいオリジナルの噴水を見たことがあるそうだ。ここの噴水はオペラの大音響にあわせて水と光が動く仕組み。しかも、僕たちだけのために特別に用意されたかのように、辺りには誰もいない。感動的!
しかし、3日目、またもや天気はすっきりせず。友人らはこの天気に懲りたようで、朝から水族館へ。でも。シカゴまで来て何故「魚?」なんて思った僕は、相変わらず散歩。変なデザインのコンドミニアムを発見した。
友人はまだ水族館でイルカショーか何かを見ているそうだ。何か一つくらい博物館も見たら?といわれたので、午後にフィールド博物館くらいは見ておくことにした。一応大学院では文化人類学専攻だったわけだし。
この一帯には、博物館、水族館、そしてプラネタリウムが集合している。一番先っぽのプラネタリウムに景色の良いレストランがあるので、そこでイルカショー組を待つことに。途中、小学生がいっぱいのスクールバスが何台もあった。
どうにか、フィールド博物館までたどり着く。恐竜の骨とかミイラとかに関心あり。
東南アジア学の専門家として言わせてもらえば、展示内容の説明に間違いも多し・・・。ここで、博物員としてアジアの展示を監督するなんていう職に就けたらいいかも。と野望を抱く。
一旦宿に戻り、ドレスアップ。いよいよ、シカゴのハイライトの一つ、シカゴ交響楽団のコンサート。興奮しすぎて鼻血出そう。Pre-concert Conversationという講演会も素敵なホールで行われ、今夜の楽曲や指揮者、作曲家についての面白いエピソードを聞けた。
そして、演奏が始まる。巨匠ハイティンクももう80歳。彼のこの曲の演奏はもしかしたら見納めかもしれない。しっかり聞き留めよう。
金管楽器の迫力、弦楽器の恐ろしいほど狂いのない旋律、自信に満ちたパーカッション。もう最初の音から鳥肌がゾワ〜ッとたった。その後も身震いと涙が止まらないくらい圧倒された。周りを見回したけど、目頭を押さえているおじさんが横にもいた。
申し訳ないけど、もうタイでバンコクシンフォニーなんて絶対聞けない。全くの別ものです。
コンサートの余韻にしばしふける・・・。この後、ハイティンク指揮の最新の録音のCDを記念に購入。ハイティンクさん指揮の演奏は、奇抜なところがなくオーソドックスだけど、メリハリが利いていて好感が持てる。・・・と、本物を聞いてしまうと、いつもその人を贔屓してしまう。
毎朝、朝食の時にテレビのニュース番組でお会いしたCNNのT. J. Holmes。こうゆうかっちょいい黒人に生まれてみたかった。
http://www.youtube.com/watch?v=UIDRmgnNXOk
4日目。こんなに天気がいいのに、友人らは図書館を見たいなんて言ってる。というわけで、完全に別行動。別に喧嘩したわけじゃなくって、10年来の友人なのでお互いに「もう、お前ってば・・・」って感じで呆れてる。僕はシカゴ在住の親戚にニューヨークから会いにきた別の友人と行動。昨日の嵐が嘘のよう。
ミシガン湖。ってか海でしょう・・・ってくらい広い。でも、やっぱり所詮湖・・・ってことがシカゴの人たちに、ニューヨークやロスのような東西海岸の都市へのコンプレックスを持たせているのかもしれないと思った。
友人と昼食で合流した。シカゴ在住の友人の親戚はレイクサイドの高層コンドミニアムに住むハイソだった・・・。
ウェブデザイナーとのことで、実物よりかっこいい写真をいっぱい撮ってくれた。
街はいつの間にか光の洪水に。真ん中のトランプタワーは、全部銀色のビルだと思ってたら、夕焼けの残照に照らされて虹色に光っていた。偶然?それともそうゆうデザイン?
すっかりこの夜景の虜になり、このまま椅子に座って3時間もの思いにふけっていた。

健太郎さま、お帰りなさい!
シカゴいいですね。
僕は、大学4年の頃に一度行ったきりです。
いつか再訪したいなぁと思いながらもいまだに実現していません。
でも健ちゃんの旅行記を見ていたら
本気でまた行きたいと思っちゃいましたよ。
↓ここに若かりしころのシカゴの写真がありますよ・・・
http://4travel.jp/traveler/harabo/album/10009744/
ミシガン通り沿いのビルも相変わらず美しいし
新しいビルもどんどん出来ているんですね。
僕も冬の真っ白のミシガン湖畔から
ビルの夜景を見たときはとても感動しましたが
ジョンハンコックセンターからに夕景&夜景は最高ですね。
あれなら何時間でもいられそう。
あと、お気に入りという
高速バックにビル街という写真も素敵です。
僕も今度行ったら行きたいので、
どのあたりか教えてくださいね。
今度行くとしたら、
シカゴ交響楽団もジャズも楽しみたいし、
実物よりかっこいい写真も撮ってもらいたいな〜
harabo

なるほど。スキャナーを活用して、ここに昔の旅行記を保存しておくのもいい考えですね。時間がかかりそうだけど、少しずつ進めようかな・・・。
シカゴは20年前から行きたかったけど、そうです。当時と比べて高層ビル群の迫力は倍増してますよね。それでも、ニューヨークとは明らかに違う落ち着いた空気が漂っていますよね。
今日はオフィスに来てから、シカゴの求人案内ばかり見てましたよ・・・。重症!!!
プーケット、もうすぐですね。
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