2005年ドイツ旅行 絵葉書のノイシュヴァンシュタイン城に会いたい! ルードウィッヒ2世夢の城(ノイシュヴァンシュタイン城・リンダーホフ城・ヘレンキームゼー城):kenkenさんの旅行ブログ
ヨーロッパの王族の中ででたいした業績を上げてないのに日本人に有名な人と言えば、フランス王妃マリー・アントワネット、オーストリア皇后のエリザベート、バイエルンの国王ルードウィッヒ2世ではないでしょうか?
3人とも美貌で政治にまったく興味無く、ただただ自分の趣味に生き、最後は悲劇的な死を迎えている。
劇的な一生である意味日本人好みの人たちだと思います。
バイエルンの国王ルードウィッヒ2世は、わずか19歳で即位し、ワーグナーに傾倒して国費を散在し、ワーグナーが追放されると今度は城作りに熱中し、生涯に3つの城を建築しました。
日本ではヴィスコンティの映画で一躍有名になりました。
昔のガイドブックを読むと「頭が弱い国王だったので、いずれの城も芸術的価値はない」などと断言されていましたが、流石に今そんなことを言う勇気のある人はいないでしょう(笑)。
そんなルードウィッヒが建築した3つのお城。
ノイシュヴァンシュタイン城
リンダーホフ城
ヘレンキームゼー城
を訪れた記録です。
ノイシュヴァンシュタイン城では絵葉書のような構図に撮れる場所を探しました。
まずは一番有名な城ノイシュヴァンシュタインから。
ミュンヘンから電車で2時間ほど離れたフュッセンに行き、そこからバスで10分ほどの処にあるホーエンシュヴァンガウという村に建っています。
村から見たノイシュヴァンシュタイン城です。
ホーエンシュヴァンガウの村、馬車とノイシュヴァンシュタイン城です。
ルードウィッヒ2世は若い頃ワーグナーの音楽と出会い、感動しました。
即位してまず最初に下した命令がバイエルン王国がワーグナーを援助することでした。
が、ワーグナーは偉大な芸術家でしたが、浪費家で女性にもだらしのない人。
ワーグナーを庇護し莫大な援助を与えたものの、政府の反対にあい、またワーグナー自身のスキャンダルもあり、結局ワーグナーはバイエルンを追い出されてしまいました。
その胸の痛みを忘れるかのように今度は城建設に熱中し始めました。
朝霧の中のノイシュヴァンシュタイン城。
ノイシュヴァンシュタインとはドイツ語で「新白鳥城」の意味。
ワーグナーの楽劇に出てくる中世の白鳥の騎士をイメージして作られた城です。
実際の中世の城はもっと質実剛健でこんな華やかではありません。
内部も公開されていますが、イメージだけで作られているので、中世の雰囲気はあまり感じません。
ただ彼が生まれ育ったと言う、ホーエンシュヴァンガウ城自体も中世のイミテーションと言う感じの城でした。
内部は撮影禁止です。
有名なポスターの構図、ノイシュヴァンシュタイン城を前から見下ろし、湖や山と一緒に見渡したい。
観光局に聞くと「ベーリ・ベーリ・デインジャラス」であると言われました。
崖から落ちて死んだ人もいるとか・・・・
でも、絵葉書で同じ構図でロープウェイと一緒に映っているものがありました。
地図で見てもこの場所なら危なくないかも。
とりあえずロープウェイで展望台まで上がります。
ロープウェイの駅に行く道から撮った一枚です。
ロープウェイに乗って展望台に。
ロープウェイの途中でチラッとポスターの構図の場所を通り過ぎますが、早すぎて写真を撮るのは大変です。
残念ながら頂上展望台から城を見ることはできません。
展望台からノイシュヴァンシュタイン城に行く道とは反対の道を通っていきます。
分かれ道にきたら常に右側の道を選択します。
そうしてかなり降りたところに、カフェがあります。
そこからノイシュヴァンシュタイン城がチラッとと見えます。
更に下るとこの景色が!
まさしくポスターで見た構図です。
ただ城とはかなり離れているのでカメラは10倍ズームが利くものを持っていかれるといいでしょう。
道自体は多少急な坂もありますが、危ない場所は皆無です。初心者でも充分歩けるでしょう。
ミュンヘンとザルツブルクの間にあるヘレンキームゼー宮殿です。
キーム湖にある男島(ドイツ語でヘレン島)に作った城です。
ヴェルサイユ宮殿をまねして作られた宮殿です。
あまりにも莫大な費用を掛けたため国庫は破綻しルードウィッヒ2世は退位することとなります。
そのためこの城の建設は途中で打ち切られました。
絢爛豪華な装飾が施された部屋と、レンガがむき出しになっている未完成の部屋との落差が激しいです。
残念ながら内部は撮影禁止です。
ルードウィッヒ2世は退位の翌日に謎の死を迎えました。
シュタルンベルク湖畔で侍医のグッデン医師と共に水死体になって発見されています。
自殺か、事故死か、それとも他殺か・・・・
孤独の中に生き、孤独のうちに死んだ王でした。
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