キンシャサ日記【508】王様が住んでいたボマ:ソフィさんの旅行ブログ
1976年4月
マタディから西に、ザイール川を渡ってから、川と並行して約150キロ西の大西洋岸バナナにいたる、鉄道新線の沿線を紹介しよう。
ザイール川を渡って、約60キロ下流のボマまでは山が多く、鉄道はいくつかのトンネルをくぐらなければならない。
道路は、ザイール川を渡し舟で渡って後、この間川から北に離れており、鉄道建設の資材輸送には船の利用が不可欠となる。
ボマは、古くからこの地方一帯の中心であり、王様がここに住み、ヨーロッパ人によるコンゴ開発の最初の基地でもあった、人口5万人の由緒深い町だ。
この町から、北の国境までは農林業が盛んで、東西に流れるザイール川と直角に、軌間600ミリのマユンベ鉄道が走っている。
沿線はサバンナの、緩やかな起伏の丘が続く。
家々の庭には、バナナがたわわに実り、谷間には自生のマンゴの樹が、見え隠れする。
穏やかで、緑に恵まれた、豊かな田園風景である。
ボマの現在は、その鉄道で運ばれてくる木材やパーム・オイルの積み出し港として栄えており、ビール工場もある。
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