アンコールワット(命がけの旅):キリさんですさんの旅行ブログ
人生は1回しかないので生きているうちにもう1度、学生時代のように楽しい旅をしようとの意気込みで心臓や脳に病を待った60歳を過ぎたオジサン達による海外旅行の香港・マカオ編、バンコク編に続く第三弾です。海外旅行もだいぶ慣れてきたのでメンバー全員の憧れのアンコールワットに行ってきました。今回は現地の個人ガイドを雇ったので添乗員役はガイドにまかせてノンビリと楽しんできました。
今回3連泊したプリンス・ダンコールホテル玄関前での集合写真です。
(むさ苦しい人物ばかりですいません)
前回のバンコクから1年経っており外観はますます老けてきてますが気持ちだけは学生時代のままの楽しいメンバーです。
バイヨンです。このような四面体の観世音菩薩像が寺院内に49体もあります。五城門に各々1体あり合計54体があり、この数は当時の州の数と同じだそうです。
この唇が神秘的で「クメールの微笑」と呼ばれています。
バプーオンです。アンコールトム以前の城都に建てられた寺院でクメール王妃がシャム軍が侵攻してきた時に王子をここへ隠したので「隠し子」という意味のバプーオンと名づけられたそうです。
(「隠し子」の言葉にドキツと反応したメンバーがいました)
「像のテラス」からの眺めです。
正面の先にある「勝利の門」から凱旋する軍隊を閲兵する王様専用のテラスです。
この下の壁面に象神のエラワンがハスの花をつかむ様子が描かれているので「象のテラス」と呼ばれたそうです。
王様になった気分でゆったりと眺めて見ました。
最初は「トマノン」です。
12世紀初頭にジャヤバルマン6世によって作られたアンコールワット様式のヒンドウー教寺院です。
この寺院の真向かいに「チャウサイ・ヴォダー」もありますが中国隊が修復したそうなので見学はパスします。
小回りコースの2番目の「タ・ケウ」です。
シヴァ神を祀るヒンドウー教寺院ですが建設中に内戦に遭遇し未完成のままとなっています。
他の寺院と異なりレリーフがほとんどありませんが風格を感じる寺院です。
小回りコースの3番目は超有名なタ・プロームです。
アンコールトムを創設したシャヤヴァルマン7世が母親の菩提を弔う為に造営した寺院ですが、今はガジャマルの根が遺跡全体を侵食している異様な光景です。
映画「トウームレイダー」の撮影場所で一躍有名になった場所です。
アンジェリーナ・ジョリーが今にも出てきそうな雰囲気です。
33度以上の炎天下を歩き続けて疲れてきたので「小回りコース」の見学はここで終了として昼食タイムとしました。
西塔門を入って右手(南側)にデヴァター(女神)のレリーフが出迎えてくれます。
アンコールワットには多数のデヴァターがあり、好きなタイプのデヴァターを探せる楽しみがあります。
ヒンドウー教の3大神の一つであるヴィシュヌ神の像も出迎えてくれます。
何故か三大神(ヴィシュヌ神、シヴァ神、ブラフマー神)の内、圧倒的にヴィシュヌ神の像が多く、シヴァ神は「リンガ」(男根)が多く、ブラフマーはほとんど見ることが出来ませんでした。ガイドに聞いたが良く分からないとのことでした。
参道から暗い西塔門を抜けると突然アンコールワットの全景が見えてきます。マチュピチュやモンサンミッシェルを見た時と同様に「神秘的なすごさ」に圧倒されます。期待していた以上の素晴らしさです。
感動しました。
アンコールワットの第一回廊に入ると、高さ5m、全長760mの巨大な壁画に圧倒されます。 ヒンドウー教の神話が描かれています。西面には有名な「ラーマヤナ」「マハーバーラタ」南面東側に「天国と地獄」東面南側に「乳海攪拌」があり、ここだけで数十枚の写真を撮りましたが、その中で私が最も好きな2枚だけを掲載しておきます。
この写真は「乳海攪拌」の中央部のヴィシュヌ神が神々と阿修羅が大蛇を綱引きのように引かせている図です。
もう一枚は「天国と地獄」の壁画部の中央部で閻魔大王が家来にうちわを扇がせながら悠然と天国行と地獄行の審判をしている図です。この右下の地獄の様子を描いた壁画を見ていると決して悪いことはしてはいけないなと実感する場面です。
写真では良く分からないと思いますが、いずれ右下へ行く事になるかもしれませんので是非実物を見ておいて下さい。
十字回廊に残っている加藤清正の家来の森本右近太夫一房の墨書きです。
「御堂を志し数千里の海上を渡り」「ここに仏四体を奏るものなり」と書いてあるそうですが肉眼ではほとんど読めません。
因みに、森本さんはアンコールワットを平家物語に載っている「祇園精舎」と間違えたそうですがこのような豪華絢爛な寺院を見たら無理もないなと納得できます。しかし江戸時代に仏四体を持参してよくここまで来れたものだと感心します。
写真の枚数が多くなるので第二回廊は飛ばして第三回廊へ行きます。
第三回廊へ登る階段は急ですが手すりが付いており安心して登れました。疲れたオジサン達でも登れたので安心して下さい。
登る観光客で大渋滞するとの噂もあり心配していましたが待ち時間も10分程でスンナリ登ることができホッとしました。
夕陽は混雑するプノンバケンを避けて、比較的空いているプレループに行き30分も陽が沈むのを待ってゲットした写真です。プレループは4つの祠堂と中央祠堂が整然と並んだピラミッド型寺院で大回りの観光コースの中にあります。
今回は時間も体力もなく大回りコースは断念し(次回の楽しみにとっておいて)本日の観光は終了としました。この後、ガイドの配慮で現地の人しか行かないレストランで美味しいカンボジア料理で楽しいひと時を過ごしました。
翌日、朝5時半にホテルを出発し暗い夜道をバスと徒歩で朝陽に映えるアンコールワットを見に行きました。 残念ながら雲が邪魔をしてこの通りです。しかし疲れていても一人も脱落者もなく全員で朝陽をバックにしたアンコールワットを見れただけでも良い思い出になり良かったと思っています。
一旦ホテルに戻り朝食を済ませて後、多少遠距離ですがバンテアン・スレイへ行くことにしました。 マイクロバスに乗りホテルから40分ほどで到着しました。
小規模ですが他にはない赤色砂岩で作られた彫刻が綺麗に復元されており周りが森に囲まれた清々しい寺院です。
メンバー全員が気に入ったとの好評価を得た寺院です。是非見に行ってみて下さい。
「東洋のモナリザ」と呼ばれているデヴァターです。
フランスの作家のアンドレ・マルローがあまりに美しいのでフランスへ持ち帰ろうとして捕まったとの噂のある像です。確かに不思議な魅力を感じる顔立ちです。
やはりアンコール遺跡の中ではナンバー1のデヴァターだと思います。
バンテアンスレイからベンメリアに向かう途中の田園風景です。水牛が餌を食べているところです。この辺りは一昔前の日本の田舎の風景そのものです。子供達が裸で小川で水遊びをしている楽しそうな姿も見れました。ほのぼのとした風景に心が癒されます。
ベンメリアです。
ジブリの「天空のラピュタ」の舞台と言われている寺院です。
内戦での破壊と埋蔵された宝石を発掘するために村人が壊した石で壊滅状態です。
更にガジャマルの根が纏わり付いており内部の見学はかなり注意が必要です。
(年配の方は板張りの見学ルート以外は避けた方が良いですよ)
昼食時に寄った食堂の横のハンモックでしばらく休憩です。
よく頑張ったなと自らを褒めているいじらしいオジサン達です。
このままゆっくりと寝ていたい雰囲気でしたがトンレサップ湖へ行くことにします。
600世帯の水上生活者が住んでいるトンレサップ湖です。
遺跡見学が続いたので息抜きには手頃のクルージングです。
日曜日のせいか海外からの観光客以外にも地元の家族の旅行客も重なりかなり混雑し乗船場が大混乱でした。どこが乗船場所か分からずガイドが必須です。
前回のアユタヤと同様に優しい後輩達は一番前に先輩に乗ってもらっています。
スピードは遅いので水しぶきはないのですが、木の枝が窓から入ってきて危ないので後ろの方へ逃げているだけです。
これで今回のシュムリアップ観光は終了です。
夜はディナー付のアプサラダンスの踊りを見た後マッサージを受けて熟睡しました。
最終日はオールドマーケットで買い物をして夕方の便で無事帰国しました。
最後に今回の旅行でのNO1のエピソードを紹介して終わりとします。
最終日の朝、メンバーの中の同室の二人が朝散歩に出かけたが道に迷い、やっとの思いでホテルに戻ったが2階にある自分達の部屋番号が無い。登った階段が間違えたと思い1階へ降りて、ほかの階段を探している時に気が付いたそうです。
「階段が違うのではなく、ホテルが違うのだ!!」

オジサン達の旅って楽しそうですね!父もそんなかんじですw私は前回一人でアンコールワットに行き、今回母を連れて行きます。高い所が怖くて前回、第三回廊を断念したのですが気になって仕方ありません。そして、66歳の母の足が心配です。階段は足がつるほどキツくはないのですか?

ボタキラさんへ
今回のメンバーの平均年齢はお母さんと一緒で66歳です。
第三回廊に登る階段が改装されていますのでゆっくりと登れば大丈夫だと思いますよ。第三回廊からの眺めは素晴らしいので是非見て感動に出会ってきて下さい。
(下りの方が大変だと思いますのでお母さんを優しく誘導して注意深くゆっくりと降りて下さい)
キリさんです

キリさんですさん、
お返事ありがとうございます!ますます第三回廊に登りたくなりました。母も張り切っています。しかし、やっぱり下りのほうが大変なのですか…私は階段で高い所に登る時に怖くてガクガクになることがあるのですが、第三回廊の下りは精神的にキツイのですか?足や膝にキツイのですか?もう一度教えて下さい。宜しくお願いします!

ボタキラさん
階段数は30段程度で斜度は40度以上です。個人差があるので何とも言えませんが高所恐怖症の方には下りの階段が精神的に厳しいかもしれません。アンコール遺跡は第三回廊以外にも見所はたくさんありますので第三回廊にあまりこだわらずにお母さんを連れて行って楽しんできて下さい。
キリさんです

キリさんですさん、
階段数は30段程度で斜度は40度以上ですか!具体的な情報でとても助かります!母より私が危ない(汗)プノンバケンのような石の階段は平気なのですが、特に鉄筋がダメで、木でしたよね?下で眺めてから相性を見て決めます。アドバイスありがとうございました!無事に行ってきたら報告しますね。キリさんですさんの新しい旅行記も楽しみにしてます♪
現在、トラックバックはありません。