2009 河南省の旅③　甲骨文字を見た!!「殷墟博物館」

2009/10/23 - 2009/10/23

殷墟』（世界遺産：1114　2006年）

中国で歴史上実在したとされる最古の王朝は今のところ商王朝（殷王朝）だと言われております。
「史記」などの史書によると紀元前1600年頃に、湯が伊尹(いいん)の助けを受け夏王朝を倒して王朝を起こしました。
夏王朝については発掘調査が進み実在した可能性が出てきたようです。
商王朝は盤庚の時代安陽に遷都し殷と呼んだそうです。
商は中国で最初に文字を使用したと言われ、亀の甲羅や動物の骨に刻まれたので甲骨文字と言われております。
甲骨文字は漢字の始まりの象形文字で占いに使われていたようです。

20年近く前読んだ商王朝創世記を描いた宮城谷昌光さんの「天空の船(伊尹伝)」、この地に立ち感無量。
安陽は、中国七大古都（北京、南京、杭州、西安、洛陽、開封）のひとつ、現在は鄭州を加え八大古都です。

エリア 中国

邯鄲を出て２時間、安陽のバスターミナル

安陽駅で鄭州までの列車乗車券を購入しタクシーで「殷墟宮殿宗廟遺址」へ

案内図

中国最大の青銅製鼎「司母戊」
高さ133センチ、重さ875キロ、本物は北京の中国国家博物館にあります。

殷墟博物館

博物館は、地下に下っていく構造
中国の歴史を遡っていきます。
左手前の1911は、清朝崩壊の1911年の意。

1368　元→明

秦　前221〜前206

最後は、前1046　殷王朝→周

青銅器の鼎・器など

武器

亀の甲羅と甲骨文字

獣骨と甲骨文字

甲骨窟穴

車馬坑展庁
中国最古の馬車が発掘された場所。
車輪の径は目測で1.2メートル程、この戦車が夏との戦に勝利した一因とか。

祭祀坑

碑廊には甲骨文字の解説が

婦好墓

夜の安陽駅

安陽駅で

帰りの乗車券は軟座が取れず硬座席で
自分の座席にはすでに小姐さんが、乗車券を見せて片言の中国語「我的座位」、無事着席できました。
何かゴチャゴチャ言っていたがあとは無視

鄭州着、２２時