2012/11/18 - 2012/11/19
191位(同エリア1850件中)
極楽人さん
江ノ島の最大のライバル、モンサンミッシェルを訪ねました。
「モンサンミッシェルを昔の姿に戻す15年計画」が、今年4月に新しい段階へ進んだことを知りました。たまりこんだ汚泥を取り除き、ダムを造り、陸と結ぶ道を壊して橋を架け、駐車場を1.5kmほど内陸に移動して島へは徒歩か新交通システムを利用する、というものです。
そんな姿をひと目見ようと、妻と二人でパリから一泊旅行でやってきました。帰りがけにはサン・マロへ移動して、港町特有の雰囲気と新鮮な海産物を賞味してきました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- スカンジナビア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
パリ(モンパルナス駅)発10時過ぎのTGVに乗ってレンヌ経由でやってきたので、現地到着は午後でした。
滞在は、その日のお昼過ぎから翌日午前中まで。
でも、写真は早朝からの順序で並べてみました。 -
宿は、新交通システムの基地になったCaserneのホテル。
朝、窓の向こうに霧にまかれたモンサンミッシェルを見つけ、慌ててカメラをつかんで飛び出しました。 -
ホテルのすぐ裏がダムです。
ダムは展望台を兼ねていて、沼地に浮かぶ島の全体が望めます。
なんといっても、フォルムが素敵です。
島内に宿をとったのでは、この姿はなかなか見られません。
宿は、グーグルのストリートビューで周囲の景観を確認して決めました。 -
ファインダーの中に、突然、海鳥の群れが飛び込んできました。
-
一瞬の出来事。
朝焼けの空を何回か旋回して消え去るまで、
夢中でシャッターを切り続けました。 -
もう一枚。
高感度で、粒子を粗くしてみました。 -
やがて陽が昇り、
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午後には褐色の要塞の全体が光にさらされます。
周辺一帯は大規模工事が継続中で、
注意しないと写真にクレーンなどが写りこみます。 -
パリではずっと曇り空でしたが、幸運にも天気に恵まれました。
聖ミカエルさんの奇跡でしょうか!?
ホテルから島までは徒歩で15分程度。
周囲は遮るものがない沼地なので無料バス(新交通システム)は使わずに、
ずっとこの姿を見ながら歩きました。 -
入場します。
-
真下から見たモンサンミッシェル。
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部厚い石の門をくぐると、
有名なおばさんのオムレツ屋があったり土産物屋が並んでいたり。
江ノ島と変わらないので割愛します。 -
石段を上って、教会の入口に料金所。
お一人様9.5ユーロ也。
中に入ってしまうと、それほど特別ではありません。 -
ただ、引き潮の海が見えるのは新鮮です。
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この海は干満の差が大きく、
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満潮時には海の中に孤立します。
あと数年で、そんな姿が身近になるのでしょう。 -
部屋をいくつか見て廻って、下りて来ました。
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これは入口付近の外壁の上から、街並みを見たところ。
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夕方、冬の薄い西日を浴びて輝きます。
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やがて、仄かに赤味を帯びた空に黒いシルエットが浮かび・・・
灯が点って、 -
最後はこんな風にライトアップ姿になります。
(夜中は消灯していました) -
サン・マロへの移動ですが・・・
10:40 路線バスでMSM→PONTORSON(2.0ユーロ)
12:35 路線バスでPONTORSON→Dol de Bretagne鉄道駅(2.1ユーロ)
13:25 鉄道でSt.Malo駅へ(4.9ユーロ) -
近い割りに、結構めんどうで時間もかかります。
時間短縮の方法もあることはありますが・・・
北フランスの田舎町をぶらぶら行くのも一興です。 -
ポントルソンの目抜き通りです。
-
教会がひとつとレストランが数件、おもちゃ屋が一軒。
古本屋では、なつかしい顔をみつけました。 -
これが、ドルド・ブルターニュの鉄道駅。
20分ほど列車に揺られて、
13:43 サン・マロの鉄道駅に到着します。
サン・マロ駅から旧市街へは市バス(1.25ユーロ)を利用します。
小銭をお忘れなく。 -
サン・マロは17世紀に大暴れした海賊「コルマール」の拠点港。
周囲を厚い石壁で囲んだ旧市街がそのまま残っています。 -
入口はここ、サン・ヴァンサン門。
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町は壁の内側にすっぽり隠れるように造られています。
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壁の上は格好の散歩道。
一辺が数百メートルの遊歩道で町の周囲をひと回りできます。 -
外側は海。
海の中に古い要塞が残っています。 -
景観の武骨さ、骨っぽさが気に入りました。
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狙うはイギリスか。
スケール感はモンサンミッシェルより大きく、力強い印象を受けました。 -
ここも干満の差が大きく、要塞への道は今は沈んでいます。
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ここまで来ると、残りはあと半分。
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北側の壁伝いに進みます。
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最後のコーナーを周って、
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これで周囲をひと回りできました。
街の中は、漁具屋さんが眼を惹くくらいで、
他の街の旧市街と大して変わりません。 -
急に風が強くなり、雲行きが怪しくなってきました。
ちょうどいい時間なので、腹ごしらえに手近なレストランに入ります。 -
ムール貝は冬が旬。
塩味だけのサッパリした風味が口に合います。 -
ついでに牡蠣も。
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雀がパンを狙って、レストランの中にまでやってきます。
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4時半過ぎ、そろそろパリに帰らなくちゃ。
-
市バスで10分の,サン・マロ鉄道駅。
-
ここを17:20分に乗れば19:03のRENNES発に接続し、
21:11モンパルナス駅に到着します。
そこからはメトロ12号線でホテルのあるPIGALLE駅まで一本です。
窓口でRENNESまでの切符を買います。13.9ユーロ/人。 -
RENNES〜PARISのTGVはネットの早割り(20ユーロ)で購入済みです。格安だけに、変更や返品は出来ません。
自由を選ぶと高くつき、値段で選ぶと融通が利きません。
おっと、これを忘れちゃいけません。
切符の使い始めには必ず、ガッチャン! -
走り始めた車窓から、きれいな夕焼けが見えました。
どうやら天気も回復したようです。
おわり
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