真夏のレッサーパンダ紀行【２】 那須どうぶつ王国　ダイズちゃん、ジジ君 おめでとう！！双子の赤ちゃんの公開が始まりました ＆ 那須ワールドモンキーパーク　どうぶつ総選挙はシーレン君に一票！！

2013/08/04 - 2013/08/04

昨日は秋田の大森山動物園で陸ちゃん絶賛子育て中の嬉しい情報に触れ（旅行記→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10798344/）、男鹿水族館ＧＡＯではやんちゃ盛りのホッキョクグマの仔熊ミルクちゃんの可愛い姿を満喫（旅行記→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10799821/）しました。
明けた今日は栃木県那須町の那須どうぶつ王国と那須ワールドモンキーパークを訪問です。

那須どうぶつ王国では、６月１２日ダイズちゃんが双子の赤ちゃんを出産、この８月１日からモニター越しでの公開が始まりました。
当初は「モニター越しでは行っても意味ないかな？」と別の園に行くことも考慮していたのですが、仔パンダの体調が良い日は毎朝９時３０分から体重測定が行われ、その際にはモニター越しではなく双子を見れるとの事だったので思い切って訪問しました。

ダイズちゃんとジジ君の初めての子供は両親に似てとってもキュートでした。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10652280/

エリア 那須(栃木)

昨晩は宇都宮泊、今朝は朝早い新幹線で新白河駅へ、新白河駅でレンタカーを借りて那須どうぶつ王国へやってきました。
那須どうぶつ王国の住所は栃木県那須町ですがほぼ栃木県と福島県の県境に位置します、新幹線の駅でレンタカーを借りる場合は栃木県内の那須塩原駅で借りるより、福島県内の新白河駅で借りたほうがアクセスは楽だと思います。

那須どうぶつ王国の入園料は大人１８００円、僕は今後何回も来そうな気がするので５０００円の年間パスを購入しました。

那須どうぶつ王国 動物園・水族館

何回も来そうな気がする理由はこちら・・・６月１２日にダイズちゃんとジジ君のペアに双子の赤ちゃんが誕生したのです！！

そして、この８月１日からＴＶモニター越しではありますが公開が始まりました。

ジジ君、ダイズちゃん、そして双子ちゃんはバンブーフォレストレッサーハウスで暮らしています。

ジジ君は２００９年６月１９日長野市茶臼山動物園生まれ、お母さんはセイナちゃん、お父さんはキキ君、３つ子の姉妹にサラちゃんとノンちゃんがいます。
ジジ君はこのバンブーフォレストレッサーハウスのオープンに先立つ２０１１年１１月２６日にこの那須どうぶつ王国にやってきました。

そして、ダイズちゃんは２０１０年６月１４日多摩動物公園生まれ、お母さんはメイメイちゃん（現・千葉市動物公園）、お父さんはブーブー君、双子姉妹にアズキちゃんがいます。
ダイズちゃんは２０１２年４月２日に那須どうぶつ王国にやってきました。

綺麗な黄金色の茶臼ブラウンで顔立ちもお父さんに似ておっとりなジジ君と、こちらもお父さんに似た濃い毛色でキリットした顔立ちのダイズちゃん、よく見た目で男女逆に間違われたりしますが、とっても相性のいいペアです。

那須どうぶつ王国 動物園・水族館

ジジ君にリンゴをあげることができるレッサートークは１５時から・・・今日は成田発１９時前のフライトに乗らないといけないのでその時間までいることができません・・・残念。

那須どうぶつ王国のレッサーパンダ舎には半屋外の放飼場と屋内展示室があり、６月１２日生まれの双子ちゃんは産箱が設置されている屋内展示室にいます。

こちらは半屋外の放飼場。
地面が人工芝だったりアスレチックが竹製だったり何かと問題のある放飼場ですが徐々に改善していって欲しいものです。

まだ９時過ぎですが気持ちよくお昼寝しているのがこの度初めてお父さんになったジジ君。
優しい顔立ち、綺麗な茶臼ブラウンの毛並を持つ那須のアイドルです。

そしてこちらが屋内展示室。
ダイズちゃんの出産が近づいて以来非公開となっていたようですが、８月１日から公開が再開されました。
右にあるのが赤ちゃん観察用のモニターです。

以前は展示室のガラス面まで行けたのですが、現在は１ｍくらい手前に柵が設置されています・・・、

ので、バンバン映り込みがありますがダイズちゃんと赤ちゃんへのストレスの軽減が第一ですのでこの措置は当然ですよね。

ダイズちゃんがアスレチックで遊んでいました。
出産から２カ月ほどが経ち、赤ちゃんも落ち着いてきているので付きっきりの子育てからは解放されているそうです。
今はおっぱいの時間とか赤ちゃんがぐずっているとき以外はダイズちゃんは産箱の外で寛いでいるダイズちゃんです。

「ダイズちゃん、おめでとう！！　頑張ったね！！」

モニターは４分割で展示室の全景、産箱の入り口、産箱の中が見れるようになっています。
右下の画面に映っているのが双子ちゃん、お昼寝中です。
なお、産箱の入り口は観客側とは逆向きになっているので直接見ることはできません。

展示室の側壁には双子ちゃんの誕生からの成長記録が掲示されています。

そして、現在双子ちゃんの名前募集中です。

お母さんのダイズちゃんからの連想でお豆関連、お父さんのジジ君からも”ジ”の文字をもらいたい・・・いろいろ悩んだのですがこの２つを絡めた名前を思いつくことが出来ませんでした。
そこで、いっそ割り切って男の子にジル君、女の子にルカちゃんで応募してみました（笑）、どんな名前になるのかなぁ〜。

それにしてもこのポスターのダイズちゃん可愛いですね。

おチビちゃんがピーピー泣いたようで、ダイズお母さんは急いで産箱の中へ。
せっせと赤ちゃんに毛繕いをしてあげます。

素晴らしいお母さんぶりのダイズちゃんです。

ジジ父さんと子供の同居はあるのかな？
野生のレッサーパンダは母親だけで子育てをして父親は育児に参加しませんが、最近は父子を同居させる動物園が増えてきているように思います。

父子同居のいいわるいは素人の僕には判断できませんが、仔パンダを引き連れて歩くジジ君、仔パンダにちょっかいを出してダイズ母さんに怒られるジジ君の姿も見てみたい気がします。

ただその前に出来ればこの竹製のアスレチックは木製に取り換えて欲しいのと、地面をウッドチップ敷きにして欲しいものです。

おチビちゃんはすこぶる元気！！
もちろん１日の大半は寝て過ごしているそうですが、起きている間はかなり活発です。

キーパーさんによると先日１匹のおチビちゃんが産箱から出てきたそうです、でも、お母さんのお許しはまだ出ていないようで・・・ダイズちゃんが慌てて産箱に連れ戻したそうです。

いよいよ行動範囲が広がってきましたね。

９時２５分頃、キーパーさんが屋内展示室に入室、ダイズちゃんをバックヤードに誘導しました。
引き続きモニター越しで可愛い双子ちゃんを見ていると急に映像がカラーになってびっくり！！
９時３０分からの体重測定のためにキーパーさんが産箱の屋根を開けたのでカラー映像になったのでした。

赤ちゃんに負担を掛けないためにか体重測定はテキパキと行われました。
まずはこげ茶の子から。

ちなみに性別と毛色の関係は両親と同じで、こげ茶の子が女の子、茶臼ブラウンの子が男の子です。

あっと言う間に女の子の体重測定完了。
予想以上の早業にカメラの設定が追い付きませんでしたが、まあ、僕が綺麗に写真撮れるよりもおチビちゃんに負担が掛からない方がもちろん重要なのでこの写真はこれはこれでお気に入りです。

お次は男の子。

透明ケースで大人しくする姿がなんとも言えずキュート。

２匹のおチビちゃんの体重は聞きそびれましたが、共に既に１ｋｇは越えているとか。

２匹のおチビちゃんの体重測定は５分と掛からずに完了・・・今日もいい子にしてました。
体重測定が終るとすぐさまダイズちゃんは展示室に戻されました。
ここから母子場所は別々でしたがまったりとお昼寝タイムに突入です。

ダイズ母子がおねむの間に他の子を見に行きましょう。

バンブーフォレストレッサーハウスの前にアルパカがいたのでまずはパチリ。
後で気づいたのですが、ここ那須どうぶつ王国には２年連続で冬の間長野市茶臼山動物園に出張しているソヨカゼ君がいるはずです。
アルパカの個体判別なんて全く自信ないですが、顔付だけ見るとなんとなくこの子はソヨカゼ君に見えるのですが・・・どうでしょう？

この春から新たに那須どうぶつ王国に仲間入りしたのは意外や意外・・・ハシビロコウです。
現在３羽のハシビロコウが飼育されていますが、見た時間帯がよかった？のか那須のハシビロコウは意外とアクティブでした（笑）

また、訪問の数日後からはなんと東日本の動物園では見掛けないビントロングの展示も始まりました！！
僕けっこうビントロング好きなんですよね〜、また見に来なくっちゃ。

こちらは最近とみに人気の出てきたカピバラの森です。

夏の暑い日はプールに飛び込んだり、泳ぐカピ様が見れるはずなのですが、今夏の那須はとっても寒冷・・・カピ様あまりプールに入ってくれません。

全国好感度調査なんてのもあるんですね・・・２０１３年のセンターは那須どうぶつ王国のシフォンちゃんだそうです。

那須どうぶつ王国では今年１１匹の仔カピが誕生しました。
この時間は１３時からのイベントに備えて仔カピちゃんたちはバックヤード待機中。

（人間の）チビッ子達は放飼場でカピバラと同居展示のマーラに向かって「カピバラの赤ちゃん可愛い〜」と黄色い声援を贈っていましたが・・・ん〜残念、その子たちは仔カピではないんだな〜。

バンブーフォレストレッサーハウスに戻るとダイズちゃんが活動中でした。

ジジ君は池のほとりで暫しフリーズ・・・

この姿勢で３０秒ほど止まっていたのですが・・・何が見えてるのっ！！ジジ君！！

ジジ君活動再開！！
アスレチックに登ってくるところを正面から撮影・・・ジジパパ可愛すぎます！！

遅くなったけど、ジジ君おめでとう！！パパだね！！

園内の売店ではレッサーグッズの品揃えが増えていましたが、レッサーパンだなる菓子パンも数量限定で販売されていました。
買おうかと思ったのですが食べるのが可愛そうなほど可愛いパンだったので今回は見送りです。

先ほども書きましたが今日は成田発１９時前のフライトに乗る必要があるのであまり那須に長居することができません。

那須には、那須どうぶつ王国の他にももう１園レッサーパンダを飼育する園がありますので、急ぎそちらに向かうことにしました。

道中の交差点で双子誕生の看板を見付けました！！

那須どうぶつ王国から２０分ほどで那須ワールドモンキーパークに到着です。
その名の通りお猿さんを主体に展示していますが、東北サファリパーク系列という事もあり東北サファリ生まれのレッサーパンダが１匹暮らしています。

入園料は大人１８００円とちと高目です。

那須ワールドモンキーパーク 動物園・水族館

こちらがレッサーパンダ舎です。

以前は”レッサーパンダ　ネコ目クマ科”と言う誤ったプレートが掲げられていました（レッサーパンダは、世界的に見るとネコ目（食肉目）レッサーパンダ科に分類、日本動物園水族館協会ではアライグマ科に分類されています）が、プレートが新調されていました。
シーレン君の名前は漢字で書くと”詩人”なのですね。

柱と天井の間に器用に挟まっているこの子がシーレン君です。
シーレン君は２００４年６月２９日東北サファリパーク生まれ、お母さんはユエシーちゃん、お父さんはテンテン君、双子の兄弟にファーファ君がいます、ファーファ君は韓国ソウル大公園にいるはずなのですが元気にしてるのかな？

ユエシー母さんに似てキリットしたイケメンのシーレン君です。

シーレン君がなぜ１匹だけで東北サファリを離れここ那須ワールドモンキーパークで暮らしているのかは不明。
東北サファリが開催する移動動物園にレッサーパンダが参加する場合（時々あるんです）には決まってこのシーレン君が出張するのでその辺りの絡みがあるのかもしれません・・・。
シーレン君が至って元気で暮らしているのが救いですが、出来れば繁殖にも参加させてあげたいです。

園内では今はやりの総選挙が行われていました。

ここはお猿さんの王国・・・シーレン君にとっては分がわるいですね。
もちろん僕はシーレン君に１票投じましたよ。

おそらくセンターに一番近いのはこの２匹。

ＴＶ番組で多部未華子さんが親代わりをしたワオキツネザルのコハククン。

そして、同じく北乃きいさんが親代わりになったウーリーモンキのつよし君。

もちろんシーレン君は我関せずでお昼寝中です。

総選挙ではなくイケメングランプリだったら彼が絶対１位なんだけどな〜。

シーレン君、お隣の那須どうぶつ王国では赤ちゃんレッサーが産れたんだよ・・・いつかシーレン君の子供にも会いたいな。

レンタカーを新白河駅で返却し、東北新幹線と成田スカイアクセスを乗り継ぎ１７時頃には成田空港に着くことが出来ました。
ここからデリーまで約９時間の空の旅です。

ＮＨ０９１７　成田→デリー　２７４２ＰＰ
（２０１３年トータル　３３６８４ＰＰ　内　ＡＮＡ　２６２８４ＰＰ）