初春のレッサーパンダ紀行【９】 東北サファリパーク　やはりここは美パンダの郷　今年も可愛い子の誕生に期待です！！

2013/03/10 - 2013/03/10

本日最初の訪問園は東北サファリパークです。
この東北サファリは昨年の２月に初訪問した際に大雪の為に軽のレンタカーがスタッドレスを履いてるにも係らず園内の坂を登れないという事態になり、東北サファリさんのご厚意でチェーン付の車をお借りした、
そしてまた、僕のレッサーパンダ好きを決定づけた市川市動植物園のメイファちゃんのおじいちゃんで高齢のため非公開だったクク君にバックヤードで逢わせて頂いたとても印象深い園です。
当時は１１匹のパンダがいた東北サファリですが、バックヤードで逢わせて頂いたクク君、ダウラちゃん、そして東北サファリ一のべっぴんさんシールちゃんが昨年の夏に天国に旅立ち、２０１１年生まれのティエン君が仙台市八木山動物公園にお婿入りし、現在の飼育数は７匹と少しさみしくなってしまいました。

でも、今年の夏は赤ちゃんパンダの誕生が期待できそう・・・美パンダの郷は健在です！！


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10652280/

エリア 二本松(福島)

福島駅前のホテルをレンタカーで７時３０分に出発、国道１１５線を約４０分ほど走り東北サファリパークに到着です。
東北サファリパークはなんと朝８時から営業、入園料はＨＰ（→http://www.tohoku-safaripark.co.jp/index.html）では２６００円となっていますがこれは車から動物を見るゾーンに入る料金で、レッサーパンダのいるゾーンに入るだけなら併設されているＥＢＩＳサーキットの入場料と同額の１５００円でＯＫです。

東北サファリパーク 動物園・水族館

入園ゲートから車でそのまま入場し駐車場へ、駐車場のすぐそばにレッサーパンダ舎があります。

東北サファリのレッサーパンダ舎は全面金網張り。
しかも、一部を除いて金網に接近できないのでオートフォーカスだと金網にピントが合っちゃってなかなか大変です。

今日は僕が朝一番のお客さん、シーリィウちゃんがお出迎えしてくれました。

東北サファリパークには現在７匹のレッサーパンダが暮らしています・・・７匹の飼育は全国的に見ても多い方ですが、僕が初めて訪問した昨年の２月には１１匹もいましたので少し寂しいです。

気を取り直して年齢順にご紹介。

最年長はレンファちゃん、１９９６年７月１０日生まれでクク君とアンリちゃん（共にすでにお星様）、日本を代表する美パンダ家系の長女で、ここ数年は体調不良や高年齢により非公開状態が続いており、残念ながら僕は会ったことがありません。

１９９７年６月１８日長野市茶臼山動物園生まれのテンテン君です。
テンテン君には、クク君とアンリちゃんの３女であるリーシーちゃん（すでにお星さま）との間に５匹、そして同じくクク君とアンリちゃんの４女であるユエシーちゃんとの間にんも５匹の子供がいて、その子供たちは国内外で活躍しています。

１９９９年７月８日生まれのユエシーちゃん、先ほども書きましたがクク君とアンリちゃんの４女です。
とにかく美女揃いのクク君とアンリちゃんの６匹の娘たちですが残念なことに４匹が既にお星さまに、残るはレンファちゃんとユエシーちゃんの２匹となってしまいました。

２００２年６月２８日愛媛県立とべ動物園生まれのロンロン君。
２０１０年１１月に東北サファリにやってきて、２０１１年６月に一児のパパになりました。

２００２年７月１日生まれのターシャン君、テンテン君とユエシーちゃんの第１子です。

２００７年６月２６日生まれのシーリィウちゃん、テンテン君とリーシーちゃんの第５子で最後の子供です。
とべから来たロンロンくんとペアを組み、２０１１年６月にティエン君（現在、仙台市八木山動物公園）を出産しました。

２０１０年７月１０日生まれのチュイホワちゃん、テンテン君とユエシーちゃんの第５子です。
現在、ユエシーちゃんは繁殖から離れているのでおそらくユエシーちゃんの最後の子供になると思います。

伝説の美パンダ・シーンファちゃん（既にお星さま）のお父さん、そして、シーンファちゃんの娘で美パンダ姉妹の名を欲しいままにするメイファちゃん（市川市動植物園）＆ミンファちゃん（鯖江市西山動物園）、そしてキラキラ王子レン君（大牟田市動物園）のおじいちゃんであるクク君は昨年７月２１日に天国に旅立ちました。
そして、ダウラちゃんも昨年６月１１日に天国に旅立ちました。
また、情報は掲示されていませんでしたが東北サファリ一のべっぴんさんだったクク君とアンリちゃんの第６子シールちゃんは昨年、佐世保市の九十九島動植物園森きららにお嫁入りしましたが、残念ながら昨年夏に天国に旅立ってしまいました。

昨年の２月、大雪の日にキーパーさんのご厚意でバックヤードに入れて頂き、そこで当時既に高齢で非公開だったクク君、ダウラちゃんに会う機会を頂いたことが今でも心に残っています（その時の旅行記です→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10644196/）。

クク君、ダウラちゃん、そしてシールちゃん、ありがとうございました、ゆっくり休んでくださいね。

東北サファリには３つの屋外放飼場（小さいスペースも含めると４つ？）があり、駐車場に一番近い放飼場にシーリィウちゃんと、

ロンロン君のペアがいました。

このペアには２０１１年６月生まれのティエン君という子がいるのですが、この冬に仙台市八木山動物園に婿入りしました。
昨年はペアリングを行わなかったため今年は２年ぶりに繁殖に挑みます。

ちなみに今日はこの後八木山に行ってティエン君に会ってくるつもりです。

シーリィウちゃんとロンロン君の隣の放飼場にはユエシーちゃんとチュイホワちゃんの母子がいました。

ユエシーちゃん・・・偶然チュイホワちゃんと重なって尻尾が２本あるように見えますね〜、猫又じゃないですよ・・・でも、猫又（レサパン又ですね）になるくらい長生きしてほしいですね〜。

こちらチュイホワちゃん。
チュイホワちゃんももう２歳半で立派なレッサーレディになりました。
現在は恋のシーズンで発情も激しいそうで、キーパーさんのお話によると「今年シーリィウとロンロンのペアが上手くいかなかった場合はチュイホワとロンロンのペアリングも考えてました」との事でした。

そして一番奥の放飼場にはターシャン君がいました。

こうしてターシャン君をじっくり見るのは初めてかもしれません。
東北サファリ系の整った顔立ちですね！！

ターシャン君は朝一番の客が気になるのか、こちらをジーっと見て、少し近づいては離れ、近づいては離れを繰り返していました。

レッサーパンダ舎に一人張り付き写真を撮っていると、背後のゾウさんライドの方からお声が掛かりました・・・「今日は強風で（この日はすごい風でした）ゾウを外に出せないのですが、もしよろしかったら獣舎の中にご案内しますよ」
もちろん行きます、よろこんで！！

ゾウの獣舎にはラオスかやってきた２匹のゾウさんがいました。

岩手、福島、栃木にサファリパークを持つ東北サファリが呼び掛け、それに外務省とラオスの国が応えてくれて、３年限定ではありますが各サファリパークに２頭ずつ計６頭のメスのアジアゾウが来日しました。

この子は２５歳の子、ごめんなさい名前忘れてしまいました。

そして、この子は１６歳。
キーパーさんによると、アジアゾウの年齢は人間の年齢とほぼ同じとのこと。
とても可愛い２頭のゾウさんでした。

ゾウの獣舎を後にして再びレッサーパンダ舎に戻ると・・・
ロンロン君がシーリィウちゃんを追い駆けまわしていました！！
がしっと捕まえたロンロン君。

通りかかったキーパーさんに報告し、応援します。
「がんばれっ、ロンロン！！行け行け、ロンロン！！」

キーパーさんによると、ロンロン君はやっと昨日シーリィウちゃんを捕まえることに成功したとのこと、これで２日連続の交尾となり・・・「これで今年も期待が持てます」

お隣の雰囲気を察して色めき立つお隣の母子。
ユエシーちゃんは繁殖を離れたとはいえまだ１３歳、チュイホワちゃんはこれから女盛りを迎えるんだもん・・・気になるよね。

無事に交尾を終えたロンロン君とシーリィウちゃん。

この後も暫くはロンロンくんはしつこくシーリィウちゃんを追いかけていましたが、シーリィウちゃんの反撃にあってました。

一昨年の２匹の子のティエン君の可愛さったらなかったですもんね、ティエン君の弟妹の誕生に期待したいです・・・また秋に来なくちゃね。

お隣では平静に戻ったユエシーちゃんと、

平静に戻れないチュイホワちゃん（笑）

チュイホワちゃんとシーリィウちゃん金網越しにガールズトーク？

砥部のアイドル・ロンロン君も東北に来て３年目、今年１１歳とけして若くはないですがシーリィウちゃんとの相性もいいようですし、テンテン君に続く新しい東北サファリの大黒柱になって欲しいですね。

旅行記の締めくくりはターシャン君。
相変わらずカメラを持つ客が気になるようでバッチリとカメラ目線をくれてます。
また会いに来るね！！

次は仙台市八木山動物公園へ向かいます。