八重山諸島紀行【番外編 2 】帰路&石垣空港についての無駄知識:jilllucaさんの旅行ブログ
黒島(http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10328052/)、波照間島(http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10328231/)、西表島(http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10328366/)、小浜島(http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10328745/)、鳩間島(http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10329059/)、竹富島(http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10329472/)を巡った今回の旅も終幕を迎え、残すは石垣島から神戸への帰路が残るのみとなりました、が、ほぼ単純に往路(http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10327960/)を裏返しにしたような乗り継ぎを淡々と書き綴るのもなんですので、ここは元パイロットらしく八重山の玄関口である石垣空港についての無駄知識で締めたいと思います。
石垣空港は地方空港にしてはかなり発着の頻度の多い空港です、僕が旅した4月ダイヤでカウントすると、ボーイング737-500を使用するANA(運航は全てエアーニッポンかエアーネクストが担当)が12便、ボーイング737-400を使用するJTAが20便、ボンバルディアDHC8-100を使用するRACが1便で合計33便、つまり運用時間の13時間の間に着陸33回、離陸33回で合計66回もの滑走路の使用があります。
しかし、この空港には並行誘導路が無く、着陸機は接地後滑走路上で一旦180°ターンをして誘導路に入る、離陸機は誘導路から滑走路に入って離陸位置まで走りそこで180°ターンを行い離陸して行きます。
だから滑走路の占有時間がとても長くなっちゃいます、僕が行きに乗ってきたANA1765便はタイミング悪くJTAの離陸機とかち合い竹富島の上空くらいまでダウンウインドレグを伸ばして着陸しましたし、帰路に乗った1778便も進入してくるJTA機を待ちかなりの時間誘導路で待機していました。
そして、なによりこの空港最大の特徴というか弱点は滑走路が1500mしかないこと・・・ちなみに小型機しか離着陸しない八尾空港が1490mですから、ほぼ同じの滑走路長です。
特に本州からJTAで石垣に来られた方は不思議に思われているのではないでしょうか・・・「なんで行きは直行便があるのに、帰りは経由便しかないんだ?」と。
これはボーイング737-400に羽田や名古屋、関西までの燃料を搭載すると離陸距離が長くなって安全に離陸をするためのマージンが保てなくなるからです。
行きは燃料を消費してきますので1500mでも着陸はできますが、帰りは少ない燃料で離陸して宮古か那覇で再給油して目的地に向かいます。
また、1500mの滑走路でのジェット旅客機の離着陸ですから、着陸時には真剣勝負のフルリバース(逆推力の使用)が見られますし、離陸時は真剣勝負のショート・フィールド・テイクオフが見られます・・・大空港のようにリバースを少しだけ使うとか、ゆるゆると走りだしながらパワーを入れていくなんて事は石垣空港ではありません、パイロットの本気が見れる石垣空港でもあります。
まあ、最後はほんとにどうでもいい無駄知識の披露になっちゃいましたが、これでこの旅行記は締めようと思います。
長らくのお付き合いありがとうございました。

はじめまして。
石垣空港の豆知識、面白いですね〜。また機会があったら楽しんできます。

warajiさん
こんばんわ。
> 石垣空港の豆知識、面白いですね〜。また機会があったら楽しんできます。
今の石垣空港ほどパイロットの本気が見れる空港は国内にはありませんので、機会があれば是非楽しんでくださいね。
飛行機から「さ〜、やるぞっ!!」って気持ちが伝わってきますよ。
ジルルカ

最盛期は年に2回行っていた西表に、今年も行く計画を立てています。
去年は神戸那覇はJALの株主割引、那覇石垣をキャセイのマイレージというチケットでしたが今年は、どうなるか?
石垣はコワいです。
着陸は腹にシートベルトが食い込むし、離陸時はエンジンの轟音と振動で気体が揺すられるし。
環境破壊の面を除けば、新石垣空港が待ち遠しいです。
そうそう、離陸間もない時の緊急着陸で燃料を捨てるのは「火災防止」だと思っている人が多い様ですよ。

こんばんわ。
西表、いいですね〜。
僕も1年に1度は行ってみたいです、今回の旅で鳩間も大好きになったのでそっちも抱き合わせで。
僕自身は石垣はいつもANAなので737-500しか経験ないんです、-400ならもっと真剣勝負の離着陸なんでしょうね。
特に旅客機の本気のショート・フィールド・テイクオフは凄い迫力ですね、先日は席がちょうど翼の上だったので迫力楽しめました。
最大離陸重量と最大着陸重量に差があることはなかなか皆さん知らないですよね。
ジルルカ

jilllucaさん、こんばんは。
ようやく旅行に出かけられて、浮世の垢は洗い流せたでしょうか?
八重山諸島紀行、拝見させていただきました。
ひとくちに八重山諸島といっても、それぞれの島にそれぞれの顔があるのですね。各島々の様子がとても興味深かったです。本島から先が、つい億劫になってしまいますが、いつか足を運んでみたいなと思いました。
そして最後の“無駄知識”^^ 眼からうろこが落ちる思いで読ませていただきました。恥ずかしながら、帰りの直行便がないのは、那覇でお金を落としてもらう観光的戦略だとばかり思っておりました^^;;)
おのれの「下衆の勘ぐり」に恥じ入るばかりです……。無駄どころかとても有益なお話でした。
国際線でも、往路は直行便、復路は経由便というところ(ハワイ島やプーケット)がありますが、これも同じような理由からなのでしょうか?
皆さん、啓徳空港ネタで盛り上がっていますので、私も思い出をひとつ。
絶叫マシン大好きの私としては、“魔の香港カーブ”は香港旅行の楽しみのひとつでありました(緊張感ただようコクピットの方には申し訳ありませんが)。翼がビルに当たるんじゃないか!?、ビルの中の人の顔が見えるじゃない!! 、と隣りの座席で悶絶していた飛行機苦手の同僚を思い出します。
一度、啓徳空港の進入路に当たる山の中腹に連れて行ってもらったことがあります。まるでビル群へ突っ込んで行くようにカーブしながら降下する着陸機は、忘れられない、もう一度見てみたい光景です。
パイロットは、まさに本気の真剣勝負だったのでしょうね。
それではまた。

シマちゃんさん
おはようございま〜す。
八重山はいいですよ、是非本島を通り越してご訪問ください。
妙な最果て感??味わえますよ。
石垣空港の件、僕の回りにも「なぜ?」って思われている方が意外と多かったものでちょっと旅行記に書いてみました。
飛行機って面白い物で、大きさが全然違いますが、4人乗りのセスナ機でも4人乗ると燃料満タンでは離着陸重量越えてしまいます、だから長距離飛ぶときは搭乗人員減らします・・・なんでそんな設計なんでしょうね??
ハワイやプーケットはどうなのでしょうね?滑走路が短いなら同じ理由で帰路は経由便なのでしょうね、しかもあちらはそれなりに長距離ですもんね。
皆さん話題にされている所みると啓徳空港ってよっぽどすごかったんですね!!
映像では見たことあるのですが、実際に経験したかったです。
jillluca

jillucaさま、こんいちは。
石垣空港での着陸、いつも思いっきり滑走路に車輪をぶつけた様な降り方です。
昔の香港カイタク空港がそうでした。
横浜臨海公園

こんにちは。
僕は石垣はいつもANAなのでJTAの経験は無いのですが、737-500よりも大きい-400を使うJTAは大変でしょうね、滑走路進入端ギリギリに当てるように接地させてフルリバースでしょうね。
着陸より距離が必要な離陸なんてもっと大変そう、いつか乗ってみたいものです。
jillluca

jilllucaさま、こんばんは。
早速メッセージを賜りまして誠に有難うございました。
B737−400で満席状態での着陸では一度驚くほどの衝撃を伴った着陸を体験しております。
最初は下手くそな機長だったのかとすら思ったものでしたが啓徳空港での体験を思い出しナルホドと納得した次第でした。
然し、香港啓徳空港の離発着では何時もハラハラもんでした。
横浜臨海公園

737-500スーパードルフィン、成田では余裕一杯で離陸してるなって感じだったんですが、石垣島の空港はギリギリなんですか!
石垣島に行く前にそのことわかってると離発着がより楽しめます。
っていうか、パイロットの真剣勝負を体験しに行きたくなりました。
昔、香港のカイタック空港の離発着の難しさを知る前に、そこへ着陸したことあります。
ビルのすぐ脇を通ったのにはびっくりして写真撮りました。
後で、離発着が難しいことを聞いてそうだったのか!
その時知っていればより楽しめた?とはいえその時は香港を経由することも知らずに乗ってました。
もう、これは体験できませんね。

夏さん
おはようございます。
暫く休みだと言うのに以前の癖で6時前には目が覚めてしまいます・・・。
う〜ん、表現難しいんですけど、-500の離着陸性能的にはギリギリって程ではないですね、”かなりの安全マージンを加えた国の離着陸の基準”に対してはギリギリって感じですかね。
でも、実際に操縦しているパイロットはいつも何かあった時のこと考えていますから石垣空港ではできる限りの手を打って離着陸しているはずです。
特に離陸の時分かります、ショート・フィールド・テイクオフはその名の通り短距離離陸です、普通ならエンジンを開くと同時にブレーキをゆっくりと離しスムーズに加速していくのですが、石垣では機体が動かないようにブレーキを強く踏んでエンジンを開いていき、限界に達した時パッっとブレーキを離してスタートダッシュを掛けます、フラップ(高揚力装置)もいつも以上に出しているんだと思います(ちなみにセスナは出します)。
まあどうでもいい事(笑)ではありますけど、知ってて乗ってるとそれなりに楽しめますよ。
石垣行くときは”パイロットの本気”楽しんでくださいね、それと是非八重山の離島にも足を伸ばしてくださいね、意外と時間掛かりませんから。
香港カーブは凄かったらしいですね、3年ほど前に香港行った時に啓徳空港の跡地のそば通ったんですが”え〜、こんな所にあったの〜!!”ってびっくりしました。
ジルルカ

ここ数年、毎年夏は石垣に行くので直行便のこととか、何でだろうと思っていた謎が解けました。
以前こんなことがありました。
旅の帰り、石垣空港で搭乗を待っていましたら「飛行機が悪天候の為に石垣空港への着陸を何回か試みております。が、再度試みてダメな場合は那覇に引き返すことになりますのでご了承ください。」という放送。台風が近づいていました。
今思えば最悪のコンディションの中、あの時、着陸を試みていたパイロットの方はめちゃくちゃ大変だったんですね。こちらの旅行記を拝見して納得しました。
幸い、この時の飛行機は最後のトライで無事着陸しまして、待っていた乗客と地上の職員がほぼ全員で大きな拍手をしました。まるでスタンディングオベーションのように。
なるほどと、あの拍手の別の意味がよくわかった次第です。
<パイロットの本気がみれる空港
石垣に降りる、飛び立つっていうのは空母からの離発着並みのテクニックが要されるという話を聞いたことがあって大げさじゃないかと思ってたけど、
ホントだったんですね。

ぴよさん
こんばんわ。
僕はボーイング737みたいな大きな飛行機操縦したことはもちろんないんですけど、あの機体で石垣の1500m滑走路はほんときついと思いますよ〜、特に離陸は厳しいですね〜。
かと言って、けしてパイロットはイチかバチかの勝負をしている訳ではないので安心してくださいね・・・安全の余白が他より多少少ないので一切手抜きなしの真剣勝負になるだけですから。
でも国内では珍しいんじゃないでしょうか?パイロットの気概ががあれほど飛行機に乗り移り、その動きによって表現される空港は。
それに離島と飛行機(あるいは船)って僕ら内地の人間には分からない絆がありますよね、だから台風の中着陸してくれた飛行機には自然と拍手がでるのでしょうね。
僕もそういう場面に立ち会ってみたいです。
ジルルカ
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