2010/08/06 - 2010/08/06
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JIC旅行センターさん
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現在ロシアには、モスクワ、ペテルブルグという大都会、2014年冬オリンピック予定のソチ、黄金の輪のヴラジーミル、スズダリなどがあり、結構日本の旅行客の注目を集めていますが、そんなに有名ではないボーログダという町についてお話したいと思います。
一般的なロシア人でもボーログダをあまり知らない人が多いですが、ロシアの昔の町の様子を見てみたいと考えている方にはお勧めです。8月のはじめにJICモスクワ事務所の相澤・ジーマの2人でボーログダに行ってきました。モスクワから北西に約500kmに位置する「ルースキー・セービエル」(北ロシア地方)の代表的な町です。森林が多く、モスクワより寒く、人口も少ないですが、昔の伝統と習慣はしっかりと保存されています。
例えば、その地方の村に行ってみると、手織物をする人たちが多いです。自然もとても綺麗です。ひとつ面白い話があります。モスクワに住んでいる方はご存知かもしれませんが、モスクワでも「ボロゴーツコエ・バター」(ボーログダ・バター)が売られています。他のロシア製バターより美味いです。ボーログダの近くにシェクスナ川があり、シェクスナの岸には氾濫原がたくさんあります。昔からその氾濫原で草を食べる牛の牛乳はとてもおいしい事が知られていました。その結果、もちろん、バターがおいしいのです。
ボーログダ州は結構広いですが、人口は少ないです。森林が多く、広さは約14万4千平方キロ(北海道のほぼ2倍)で人口は120万人程(札幌の3分の1)です。モスクワから夜行列車で行けます。夕方ヤロスラフスキー駅から出発し、早朝ボーログダに着き、バスでボーログダ州の興味深い2箇所まで行きました。1つ目はキリル・ベロゼルスキー修道院です。ボーログダから120km、バスで2時間ぐらいです。修道院はシベルスコエ湖の畔にあります。もう1つは、その近くにあるフェラポントフ修道院です。
両方とも14世紀に創立されました。魅力はイコンとフレスコです。フェラポントフには、ディオニシーというモスクワの有名なイコン画家にフレスコがつけられており、2000年に世界遺産に指定されました。修道院の前にも湖があり、今年の夏は異常に暑かったため、そこで水浴びをしました。ボーログダに戻り、列車が出発するまでしばらく町を散歩しました。とても散歩しやすく、木造の建物ばかりの町でした。70年代のソ連には、ボーログダについて有名な歌がありました。
「黒い目の私の愛人はどこでしょう?ボーログダにいますよ。綺麗に彫られている柵の家に・・・」。
その彫られている柵をみてみると、ボーログダに誰かの愛人である、自分の運命を待っている美人はいるでしょう・・・と 感激しました。
最後に、ボーログダの中心にあるクレムリンを見ました。モスクワのクレムリンよりもちろん小さいですが、とても美しいです。ボーログダを出発したとき、ロシア人である私の心は、初めて行ってもあの町とつながりを感じ、必ず戻りたいと思いました。冬が近いので、ロシアのサンタクロースが住んでいるボーログダ州のベリーキー・ウースチュグにも行ってみたいと思います。
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