2006/07/31 - 2006/08/01
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たぬきつねこさん
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私は今、一人で男体山の八合目付近にいます。
時刻は午後6時30分頃。
空には上弦の月と一番星。
眼下に見渡す雲海が津波のように迫り来る。
聞こえるのは風の音と小動物の足音だけ。
「ここは本当に現世なのか?」
と、疑いたくなるような神秘的な風景だ。
岩に腰掛けてそっと目を閉じる。
今まで意識したことの無い感覚の存在に気付いた。
これが「第六感」というやつか・・・。
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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毎年7月31日は、男体山の登拝祭の日です。
この日は、深夜12時の開門を待つ登山者や観光客で街は大賑わい。湖畔の道路を通行止めにして露店が並び、湖上の船や対岸から花火が打上げられ、境内では盆踊りや和太鼓のライブなどが開催された。
中禅寺湖畔にある日光二荒山神社の奥宮(山頂)へと続く登山道の門がこれです。
この門が開くのが8月1日の午前0時。
山伏のホラ貝を合図に約1000人の登山者が先を争うように一斉に山頂を目指します。 -
これが神社の正面入口。
あまり知られていないので、ここから入る人はほとんどいないが、祭事はここが中心。 -
白装束の登拝講員たちが続々と集まってきた。
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太鼓が雰囲気を盛り上げる。
この太鼓の音と共に白装束が一合目まで登り参拝する。 -
ほとんどの方が高齢者で、みんな柔和な表情をしている。
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私は八合目で登山者の警備を担当するので地元の警察と消防・自衛隊・日赤の方たちと一緒に一足早く登って準備します。
写真は六合目付近です。
男体山の平均斜度がお解りいただけるでしょうか? -
雲海の上に男体山の影が落ちる。
明日は晴天が期待できそうだ。 -
雲海の上に虹色の夕焼けが・・・。
ふだん地上で見ることのない風景の連続だ。 -
富士山ではありませんヨ。
でも小富士まであって本物の富士山そっくりですね。 -
日没とともに急に暗くなってきました。
同行の方たちには先に登っていただき、ここで一人瞑想でもしてみようかと・・・。 -
振り返って西方向を見ると鮮やかや群青色の雲海が広がっています。空には上弦の月と満天の星。雲の上はいつも晴れているんですね。
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九合目付近まで登ると植物の種類が変わる境界があります。
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午後九時。
雲の下から花火の音が聞こえるたびに雲が赤・緑・金色に光ります。雲の隙間からは時々花火が見えます。 -
かなり冷え込んできました。
登山者がここを通過するまでに時間があるので焼肉パーティーをすることに。
警察や自衛隊の方たち約10人と一緒にビールで乾杯!
(勤務中なので残念ながらノンアルコールビール) -
午前一時〜三時が登山者混雑のピーク。
それを過ぎると次第に明るくなってきます。
私も頂上を目指して登ってみることにしました。
日の出前に着くかな? -
九合目半あたりから木がなくなり急に視界が広がります。頂上が見えているのに火山礫に足をとられてなかなか前進できません。
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コレ、何の木だと思いますか?
なんと白樺の木なんです。
男体山の気象の厳しさが、この木から想像できます。 -
頂上にある奥宮が見えました。
空気が薄いせいか、とても疲れます。
三分歩いて五分休憩という感じです。 -
ここが頂上です。
さすがに山伏たちも疲れた様子。 -
修験者と一緒に参拝。
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もうすぐ日の出です。
みんなカメラ片手に御来光を待っています。 -
太陽が少し見え始めました。
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ご来光です。
どこからともなく「万歳」の声が聞こえてきます。
去年と比較すると迫力に欠けますが、やはり感動の一瞬です。これを見ると今までの疲れをすべて忘れます。 -
今年の最高齢者と思われる方が到着です。
腰は90度以上曲がり両手に杖を持ち、7時間かけての山頂征服です。(普通は3時間程度)
お婆ちゃん曰く・・・『同年齢の友人で一緒に登れる人はいないし、かと言って若い人と一緒ではみんなに迷惑をかけるから一人で来た』のだそうだ。
自分の体と同じくらいの大きさのリックに何が入っているのかナ? -
すばらしい雲海。
普段下から見慣れている雲も、上から見ると別物だ。 -
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山頂から西へ約100メートルのところにある太郎山神社。
すぐ向こう側は火口跡へと続く絶壁だ。 -
昨日と反対方向に男体山の影が。
中禅寺湖西岸と小田代ケ原と西ノ湖を望む。 -
八丁出島と航跡。
ここの紅葉は日本一!!
ぜひ秋にもどうぞ。 -
写真中央より少し右上に見えるのが戦場ヶ原。
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登るときに見た、富士山に似た山。
靄がきれたので、今度は周囲までよく見える。 -
接地逆転層(放射冷却によって出来た対流層)が良く見える。
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今市・宇都宮方面を隠す雲。
この雲の下は雨が降っているのでしょうか。
【雲の上はいつも晴れている】
当然ですが不思議な感じです。 -
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