2010/09/29 - 2010/09/30
139位(同エリア256件中)
Toshさん
28日はL-Visaが降りる日。午前中、昆明の公安局へ預けておいたパスポートを取りに行った。午後はバスで近郊の自然を観に行った。というか時間があったので暇つぶしをしたと言ったほうが正しいかな?
29日は、学校のオフィスに寄り、住民登録に必要な書類を確認した後、近くの警察署へ行った。公安局へは翌日の30日に行き、手続きを済ませた。
思い返せば、中国語の習い始めたのは9月。学生ビザが手元に来たのは10月半ば。1月までの滞在許可が降りるまでに1ヶ月半もかかってしまった。
今回の旅行記では、自分の留学のにあたっての、手続きや、その際に起きたトラブルを振り返って見ようと思う。
個人で中国へ語学留学を考えている人は、たぶん、私の恥ずかしい"失敗"がきっと参考になると思いますよ。
体調:昆明で無理したせいか余り良いとは言えない。以前の症状がぶり返す。左脳に偏頭痛有り。同時に、左半身の首の裏側にあるリンパ球。背中のリンパ球、肩のリンパ球が痛んだ。肘のあたりの筋、小指と中指も痛い。
大学での諸経費
中国語半年コースを採る際にかかった費用(9-翌年1月まで5ヶ月間)
・授業料:6,000元
・寮費: 1,800元(300元は敷金ゆえ出る際に返金)
・保険料: 300元(大きな病気や事故に遭った時にしか効かない)
・教科書代:100元弱
・学生ビザ取得費:400元
・Lビザ取得に費やした総額:1,300元(Lビザ自体は160元)
コース費用計:9,900元
毎月の生活費
・飲食費:40元×30日=1,200元
・電気料:25元
・インターネット接続費:50元
・雑費:200元
計:1,475元 / 5ヶ月間合計:1,475元×5=7,375元
5ヶ月間コースにかかる費用計:17,275元
円換算は下記URLにてお願いします。
http://ja.exchange-rates.org/
旅する"ワケ"
http://4travel.jp/traveler/ichayaiouno/album/10448441/
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
28日、午前中、パスポートを公安局に受け取りに行き、午後、バスでドライブ、そして夕方6時半には、駅前バスターミナルから夜行バスに乗り、帰るつもりだった。…と言うのは、実際には乗り遅れてしまったのだ…ははは…情けない。
原因は、カメラに付いている時計を現地時間に設定したからだ。
…へ?現地時間に設定するのが当たり前じゃん?…
そう思うかも知れないが、自分にとっては当たり前じゃあないんだな。自分は、日本にいる家族や友人とインターネットを通して連絡を取る。基本的に Live Messanger で日本時間の夜9時から10時に待ち合わせをしている。国際電話に比べると格安で、加えて映像も送れるので顔色まで見れるからだ。
ということで、自分は日本を出てから、パソコンもカメラもずっと日本時間のままだった。パソコンは日本時間と現地時間を同時に表示出来るので問題なかったが、カメラは表示からいつも1時間を引いていた。
…東南アジアや、中国を旅すると、まれにしか時計を見ない。日本ではどこにでも有り、時計を持ってなくても不自由はしなかった。だけど、それに気づいたのは日本を発ってから。カメラの時計を頼りに行動するしか無かったわけだ。…
だから、この日も1時間を引いて行動していた。そしてついに、ターミナルに到着すると、
真っ暗…チケット売り場が閉まっている…
カメラを見ると19時15分。まだ間に合う。早くバスを探さなきゃ。待合室に入って行くと、誰一人お客さんがいなかった。そして、1箇所だけ停車場への出入口が空いていた。
外へ出てバスを探す、
…あれ?無いぞ?…
人に聞く、
「○×△!メイヨウ」
…あああ!?そういえばカメラを修理したあと、現地時間に設定してたんだ…
トンデハップンイブニング!
こりゃあ参ったぞ!!
で?その後どうしたかというと、駅の中をうろついていたバス会社の人にたまたま拾われ、東部バスターミナルから乗ることになった。追加料金は50元。足が無いので、やりとりを聞いていた一般の人が30元で白タクになってくれた。
ちょっと、高い授業料になりました。
それからというもの、カメラの時間は現地時間に設定するようにしました。なぜって?通信の待ち合わせはパソコンでするから、パソコンさへ日本時間にあわせておけば問題ないからです。
誰かに、
「最初からそうすればいいだろ?」と言われそう。 -
白タクに乗って東部バスターミナルへ行く。
…とは言っても、着いたのはターミナル近くのガソリンスタンド。…大丈夫かな?馬鹿にされたんでない?…
待つこと30分。バスがやって来た。
白タクの運転手に礼を言い、バスに乗り込む。彼は入り口で「彼は韓国から来た。言葉は分からない。」と大声で言った。
…まあ、いいや、いつものことだ…
すると、案内係の人が何人かいて、ジェスチャーで色々教えてくれた。
車内が土足禁止なこと。自分の寝床は後ろであればどこでもいいこと。
ベッドは両窓側にと真ん中、合計3列あった。どれも2談に生っていた。
出入口近辺は混んでいたが、奥へズンズンと中に進んでいくとガラガラだった。
自分は真ん中の下段を選んだ。
寝床はこんな感じ。前の席の枕の下に足をツッコんで寝転がる。幅が50cm位しか無いので、仰向きに寝る以外選択肢がない。 -
バスがガソリンスタンドを出発したのはだいたい10時ころだったろうか?
初めの数時間は何処を通ってるか分からなかったが、暗闇のなかでボッコンボッコンと、バスが飛び上がっていた。
バスは途中で停車し、人が降りると共に乗り込んできた。
快適な道路を走るようになったのは夜中の1時過ぎごろだろうか?
正直、良い道になっても眠れなかった。姿勢が仰向きだと、背中のリンパ球が床に接触して痛かった。コレが脳を刺激し、浅い眠りに入ったと思うと、すぐに起きてしまった。
朝起きる頃には、自分の周りに3人ほどお客さんが乗っていた。どうやら家族らしい。 -
コレが利用したバス。立派だ。
初めて止まったドライブインで撮影。
それまで数時間置きにトイレ休憩があったが、道路横の草むらの中で用を足していた。
初めの数時間、車が揺れたことと、これまでのトイレ事情から推測すると、どうやら昆明-南寧間の高速道路はまだ完成してないらしい。 -
バスの中で、やんちゃな子どもに会った。彼を見ているうちに、自分のクソガキ時代を思い出した。
この子とても良く暴れた。そして、おとなしくなったと思ったらとてもよく眠っていた。
起きている間はバスの中を縦横無尽に走りまわった。動きが止まったかと思うと、おばあちゃんの所に行ってイタズラをしていた。
おばあちゃんは、あまりにもウルサイ子供を叱りつけながら、バナナの皮や蜜柑の皮を頭に投げつけた。すると、子供はカマってくれていると勘違いして、喜んで投げ返す。そんなことを、何度か繰り返したあと、おばあちゃんの怒りは絶頂になり、子供はビエーッと鳴き始める。そして、泣き終わったら今までのことはすべて忘れて同じことを繰り返す。
…俺も、こんなことをしてばあちゃんに甘えてたっけなあ…たぶん、文明に毒されていない彼くらいの年齢が一番幸せな時代なんだろうな。…自分がそうだっただけなのかも知れないが… -
彼は好奇心旺盛。
自分が写真を取られているのが分かると、ドンドン近づいて来た。
そんなにこなくていいのに…ってくらい、近づいてきた。
そして、こんどは俺の周りをぐるぐる廻った。
頭をナデナデすると喜んでいた。
バナナがあったらもっと喜んだだろうに… -
南寧の大学には、お昼チョット前に到着した。
国際交流オフィスで書類を揃えて、いよいよ警察で住民登録だ!
この日は、窓口にカワイイ女性警官がいた。彼女は入国日のスタンプのコピーが足りないから撮ってくるようにと言われた。
…しかしまあ、次から次へとよくもいろいろと要求するよな…
近くにあるうちの大学の分校でコピーし、再び此処に来た。
全て書類が揃い、提出したものの、警察はなかなか登録してくれなかった。
…まあ、30分もすれば終わるだろう。それまで座って待ってよう…
しかし、1時間近く待っても一向に処理する気配がなかった。後から来た人が要を済ませてどんどん帰って行く。何人帰っていったろう?
痺れをきらして、
「ずっと、待ってるんです。早くしてもらえませんか?」
すると、彼女は若い男性警官を呼んだ。そして、呼ばれた彼は、
「この手のビザは登録が難しい。明日来てくれ。」と携帯の翻訳機を使って言ってきたた。彼はここに初めて来たとき、ビザの件で俺を窓口から追い払った人物。
アッタマきたので、ジロリと睨み、
「アンタ、何を嘘付いてるんだ?L-Visaはがあるだろう?ここを見てみろよ!」とパスポートに貼ってあるビザを差して英語で怒鳴った。
すると、彼は管理局に電話をかけた。そして、登録可能か確認した後、女性にその旨を伝え、やっとのことで登録が始まった。
その間、俺は二人をじっと見ていた。わき見も振らず、二人は懸命に登録していた。
…ふざけやがって…
心の中ではそう思っていた。
作業が終わり、印刷機から紙が3枚でてきた。
それぞれにサインをし、男性がそのうちの2枚をくれた。
かかった時間5分。
おおーい!なにやってんだおまえら!?いいかげんにしろー!!!
恐るべし中国。 -
翌日30日、いよいよ学生ビザを申請しに公安局に向かう。
申請書を窓口に持っていくと難なく受理。国慶節が翌日から始まるので、13日に出来上がる旨を伝えられた。ビザ取得料振込用紙をもらいこの日は退散。 -
後日、この銀行で支払いを済ませた。
ここで不思議なことがあった。
機械で受付をしたあと、番号が書いてある紙を取り、自分の順番を待っていると、銀行員が話しかけてきた。振込用紙を見せると、自分を窓口まで連れて行き用事が済んだ。
14日、待望の学生ビザを取りに公安局に行った。パスポートは難なく手元に戻ってきた。
パスポートのビザを見ながら、
…コレで、2月25日まで居られる。もう、動く必要がない…
ほっとした。
帰りがけ、チョット暴れてきた。
ビザ手続き窓口に行き、
「ここの副署長は嘘を言った。あなた方にも嘘を教えてる。『日本人は公安局でビザを延長出来ない。』と。彼と会わせてください。自分には彼と会う権利があると思う。彼のせいで自分はお金と時間を失ったのだから。」
そう言った。結局「顔」副署長と会うことはできなかった。窓口のレディとはいろいろとやりとりをしたな。とばっちりを食らわせてしまった。関係無いのにゴメンナサイ。
その日、学校へ帰ると国際交流室から呼出しを食らった。
内容は、
「公安局で何があった?」
と言う事。どうやら、電話がかかってきたらしい。
で?
「法律上L-Visaが取れるのに、嘘を付いて取らせなかった。なぜなのか聞いてきただけだ。これは、警察と自分の問題で、あなたがたには関係ないだろう。」というと、
「警察はあなたに学生ビザを出したのに、なぜそこまで追求するのか?」と言っている。
俺は、
「警察の中の誰かが真実を知り、いつかは訂正するだろう。そうすれば、次に日本人が来たときに上手くビザが取れるだろうから。」
と答えた。
警察もオフィスも、ノービザからL-Visaに延長できるのを知らなかった。これでは日本人などこないだろう。一昔前まで数人いた日本人が、現在は俺一人しかいなくなった。日本人の中国留学希望者はこのことを知っていたのだろか? -
思い返せば、急遽留学に至った原因はカメラが壊れたからだった。ドンホイでで壊れてから南寧に来るまでは、ずっと昆明にしようか南寧にしようか迷っていた。なぜなら、旅の終わりにこの二つのうちのどちらかで中国語を勉強しようと思っていたからだ。まだ、身体が時折動かなくなるので、南寧ではカメラが直るまで滞在する予定だった。だが、到着してからというもの。急に体調が悪くなり、これからの旅が不安になったっけ。そんな不安を無くすためには、すこし定住する必要があった。ただ定住するのは無駄に時間を過ごすようで、損をする感じがした。で?中国語を習うことにしたのだった。初めは1ヶ月滞在の予定だった。大学へ行き、オフィスで個人で中国語を教えてくれる教師がいないか尋ねた。しかし、いないとの返事。そこで、コースを勧められ、最終的に5ヶ月コースを取ることになったのだ。
さて、中国への語学留学を考えている人で、この旅行記だけを読んでいる人のために、これから、学校決定から学生ビザを取得するに至るまでをおさらいしてみようと思います。 -
南寧に到着してから行った大学はここ、広西民族大学。情報は下記URLから入手した。
http://www17.tok2.com/home/yueliang/Nanning%20Life.htm
http://www.gxun.edu.cn/
正直、現在はベトナム人とラオス人のための語学学校という感じです。初めて教室に行ったときはその数に圧倒されました。
学校内の国際学生オフィスに行くと、その日のうちに申し込みが出来た。 -
オフィスで振込用紙をもらい、学校の前にある中国銀行でお金を支払えば翌日から授業が受けられるようになっている。なお、学期途中からの入学も可能。但し、授業は途中から参加することになる。
詳細は下記URLを参照。授業料他はタイトル欄を参照。
http://4travel.jp/traveler/ichayaiouno/album/10505999/
注意することは、情報が限られている大学に行く場合、リスクが伴うので覚悟して行かねばならないことだ。
自分の場合、学生ビザを入手するのに苦労した。中国全土で法律が適用されているものの、運用はそれぞれの公安局に任されているらしい。外国人にマイナーな地域、特に日本人に知られていない南寧のような地域だと、公安局がビザの取り扱いに慣れてないのでまずは取れないと覚悟したほうが良いだろう。ノービザから留学するのであれば、まずはL-Visaを取得しなければならないので、日本人に知られている都市を選んだ方が無難だろう。
ノービザからL-Visaへ延長できる公安局が載っているURL。
http://www.beibaozu.info/passport/passport.php
自分がL-Visaを取得した場所
http://4travel.jp/traveler/ichayaiouno/album/10507393/
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