「生」の街、バナーラス-祈りの姿:hoshimeguriさんの旅行ブログ
バナーラスに行かないとインドに行った意味がない。
そんなことを、聞いたことがあった。
ヒンドゥー教の聖なる河、ガンガー。
蒔代を集めては、自分の死を待つ人々。
一心に祈りを捧げる人々。
河に流される子どもの遺体。
毎晩行われるプージャー。
やっと、インドに来た、そう実感できた街だった。
死と生が交錯する街だが、私には大きな「生」のパワーが感じられた。
薄暗い狭い路地には、人、牛、ヤギ、犬、猫が
身を触れ合って行き交い、どの命も同じに輝いていた。
そんな「生」の街、
飲み込まれそうなパワーを感じた街の祈りが輝く一瞬の姿。
誰もが口々に「ガンガーの朝日は素晴らしい」と言っていた。
ただ、ちょっとばかりひねくれた私は、そんな簡単には言葉を信じなかった。
まぁ、フツーにきれいなんだろうな、と。
でも、バラーナスィの朝日の美しさは本物だった。
朝日そのものが特別素晴らしいわけではなく、
むしろその朝日の「時」を包む空気が神聖だった。
祈り、
沐浴、
お供え、の「聖」と
チャイの屋台、
野菜売り、
髭剃り屋、
床屋、
列をなす物乞い、
水遊び、
うろつく犬、の「俗」
そのバランスが絶妙で
それでいてやっぱり神聖な朝日だった。
普段は
人やら牛やら犬やらで騒がしい
朝日の頃はまだひっそりとしている。
いつもは暗い路地が
朝日を受けてオレンジ色に染まる一瞬。
大きな朝日もいいけれど、
その裏のバラーナシィも歩くと発見がある。
朝日とともに、ガンガーで祈る人々。
実は昼間にあうと…
ちょっとしたナンパ男だったりもするのだが
その姿からは想像できないほど
朝の祈りの後姿には美しいオーラが漂っていた。
聖と俗。
たった一人の1日の生活にも
そんな対極が共存する街、バナーラスだ。
生きとし生けるものを大切にする(とされている)
ヒンドゥー教。
その影響があってか
夜明けのガンガーへ出掛けると
祈りの花びらと色粉がかけられた
植木鉢までにも出会うことができる。
こんな小さなものへも捧げる祈り。
それがバナーラスの空気を作っているのだ。
ガンガーに小船で出た。
ガンガーで朝日を見る、そんな観光客に人気のお決まりコースだ。
7人も8人も乗った小船を、船頭は力強く漕いでいった。
寡黙にただ、ガンガーを漕ぐ音だけが夜明けの河に響いてて、それがさらに神聖な感じにさせてくれた。
朝日、沐浴、小船、波の音、寡黙な船頭。
やはり、バラーナシの夜明けは特別だと思う。

hoshimeguriさん、はじめまして。
バナーラスの風景、素晴らしいですね。
最初にここを訪れたとき、投票させていただきました。
最後の牛の写真にはしびれました。
今も旅の最中なのでしょうね。
リカとアクリ

インド旅行記の方、拝見させてもらいました。
すごく引き込まれる旅行記でした。
インドは、いつか必ず行きたい国なんですが、
この旅行記を拝見して、ますます行きたくなりました。
子供の笑顔が、とてもかわいいですね♪
それと、hoshimeguriさんの写真は、思わずプロの方かと
思う程です。
また是非、旅行記の方寄らせて下さい^^
現在、トラックバックはありません。