2006/09/18 - 2006/09/28
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hoshimeguriさん
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バナーラスに行かないとインドに行った意味がない。
そんなことを、聞いたことがあった。
ヒンドゥー教の聖なる河、ガンガー。
蒔代を集めては、自分の死を待つ人々。
一心に祈りを捧げる人々。
河に流される子どもの遺体。
毎晩行われるプージャー。
やっと、インドに来た、そう実感できた街だった。
死と生が交錯する街だが、私には大きな「生」のパワーが感じられた。
薄暗い狭い路地には、人、牛、ヤギ、犬、猫が
身を触れ合って行き交い、どの命も同じに輝いていた。
そんな「生」の街、
飲み込まれそうなパワーを感じた街の祈りが輝く一瞬の姿。
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誰もが口々に「ガンガーの朝日は素晴らしい」と言っていた。
ただ、ちょっとばかりひねくれた私は、そんな簡単には言葉を信じなかった。
まぁ、フツーにきれいなんだろうな、と。
でも、バラーナスィの朝日の美しさは本物だった。
朝日そのものが特別素晴らしいわけではなく、
むしろその朝日の「時」を包む空気が神聖だった。
祈り、
沐浴、
お供え、の「聖」と
チャイの屋台、
野菜売り、
髭剃り屋、
床屋、
列をなす物乞い、
水遊び、
うろつく犬、の「俗」
そのバランスが絶妙で
それでいてやっぱり神聖な朝日だった。 -
普段は
人やら牛やら犬やらで騒がしい
朝日の頃はまだひっそりとしている。
いつもは暗い路地が
朝日を受けてオレンジ色に染まる一瞬。
大きな朝日もいいけれど、
その裏のバラーナシィも歩くと発見がある。 -
朝日とともに、ガンガーで祈る人々。
実は昼間にあうと…
ちょっとしたナンパ男だったりもするのだが
その姿からは想像できないほど
朝の祈りの後姿には美しいオーラが漂っていた。
聖と俗。
たった一人の1日の生活にも
そんな対極が共存する街、バナーラスだ。 -
生きとし生けるものを大切にする(とされている)
ヒンドゥー教。
その影響があってか
夜明けのガンガーへ出掛けると
祈りの花びらと色粉がかけられた
植木鉢までにも出会うことができる。
こんな小さなものへも捧げる祈り。
それがバナーラスの空気を作っているのだ。 -
ガンガーに小船で出た。
ガンガーで朝日を見る、そんな観光客に人気のお決まりコースだ。
7人も8人も乗った小船を、船頭は力強く漕いでいった。
寡黙にただ、ガンガーを漕ぐ音だけが夜明けの河に響いてて、それがさらに神聖な感じにさせてくれた。
朝日、沐浴、小船、波の音、寡黙な船頭。
やはり、バラーナシの夜明けは特別だと思う。 -
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この旅行記へのコメント (2)
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- akricaさん 2007/03/24 11:58:02
- 牛の表情
- hoshimeguriさん、はじめまして。
バナーラスの風景、素晴らしいですね。
最初にここを訪れたとき、投票させていただきました。
最後の牛の写真にはしびれました。
今も旅の最中なのでしょうね。
リカとアクリ
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- YU_KAさん 2006/12/21 19:24:40
- hoshimeguriさん初めまして。
- インド旅行記の方、拝見させてもらいました。
すごく引き込まれる旅行記でした。
インドは、いつか必ず行きたい国なんですが、
この旅行記を拝見して、ますます行きたくなりました。
子供の笑顔が、とてもかわいいですね♪
それと、hoshimeguriさんの写真は、思わずプロの方かと
思う程です。
また是非、旅行記の方寄らせて下さい^^
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