母親のルーツを尋ねて 2:チィチャンさんの旅行ブログ
母親の生家は、この家の上に家なしと言う高い山の中腹にあり車の運転席から見る景色は想像を絶するくらいかな...
すーと谷に吸い込まれそうな錯覚をおぼえる山深い里である
それでいて、みかんとか葡萄、米、桑、野菜などなんでも作っている
空気は澄んで、空青く物音一つしないたたすまいである
おばあちゃんの里沼田(ぬただ)は、有田川をさかのぼった所で比較的平坦なところであった
周辺は大きな葡萄の巨峰の栽培がさかんで、道々さかんに旗をたてて販売していた
場所に行ったはじめて知ったのは、明恵上人の生誕地であり又勉強をさせてもらった
道の駅とかガソリンスタンドとか、農産物販売所などで買い物をしながらおばあちゃんのルーツを尋ねている中で、もしかして今造り酒屋の家ではないかと言われ、車の後をついてそこにつれていってもらった。
以前は造り酒屋をしていたが後継者がなく廃業をしたらしく、おばあさんが一人で住んでいるとのことでした
大きな庭づたいに玄関を入ると、土間の奥に声をかけても返事はなく呼び鈴もなくちょっととまどっていると、しばらくしてからおばあさんが奥から現れた
事のいきさつを話すと、なにせ昔のことではっきりせず昔庄屋をしていたこと、こちらの家から山奥の家に嫁いだこと、家が道より一段高い所にあったことなどなど....
合致するところも沢山あったが、しかしはっきりした要領も得られないまま、お茶もごちそうになって小一時間在所のこと歴史のことなど教えてもらったりした
自分では知らないことでも、もっと先輩のおばあさんがいるからと紹介されてお餅やさんにいった
事情を話すとそのおばあさんはつい最近なくなったとのことであった
餅屋の主人は近所のお年寄りを二人集めて話しを聞いてくれたが残念ながら要領をえることが出来なかった
しかしここでも、土地の昔話を存分にきかされ、いっかどの物知りになったみたいだ
ルーツは取り敢えず棚上げになったが、土地の歴史、土地の人の機微にふれ有意義な一日であった
帰りには、お餅屋さんのつきたての草餅や、鯖をあせでくるみ発酵させた【なれずし】と巨峰葡萄をおみやげに家路についた
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