笠間焼の窯元を訪ねて☆陶の小径と陶の杜☆:春風さんの旅行ブログ
笠間焼ってどんなやきもの?と聞かれても
はっきりとは答えられない。
色や形にこれといった特徴はないようだ。
でもたまに、
いいうつわだな、と思った作家さんの名前の横に
小さく<笠間>と書かれていることがある。
笠間とはどんなやきものの里だろう。
笠間駅前。
観光案内所係員が、
地図を見せながら丁寧に説明していた。
「美術館へ行く周遊バスは30分後ですから、
いま駅前に止まっているあのバスに乗られて
途中のバス停で降りて歩かれるのがいいですよ。
160円です。
駅から直接歩いて行かれると
40〜50分掛かりますねぇ」
私の番が来た。
すかさず、
「あの、美術館へ行きます。
私は歩いて行きたいので、
道、教えてくださいっ」
「やきもの通り」
陶器販売のお店が点々とある。
店先にうつわが山のように積んであったりして。
大皿を大量に欲しいなど買物が目的なら、
車で来るのがいいかもしれない。
でも私の目的とはちょっと違うなぁ。
広い道。
トラックがびゅんびゅん通って、
歩く人のことなど考えていないような道。
トコトコと歩いて来たことを後悔し始めた頃...
ギャラリーを何軒か見ていくと、
「いいな」と思った作家さんの名前を
別のギャラリーでまた発見したりする。
陶磁器好きには至福の時。
でも、これだけなら、
都心のギャラリーでもおんなじわけで。
わざわざ産地まで来た意味がないのよね。
「ギャラリーロード」は
「やきもの通り」より交通量は少ないけれど、
やはり車で通る道だ。
歩行者ほとんどいない。
それぞれのギャラリーには
大きな駐車場があるので車には便利だろう。
「陶の小径」には
作家さんの窯と
作品を並べた小さな展示室が
10軒ほどある。
「こんにちはー」
誰もいない部屋に入っていくと
奥からいそいそと人が出てきて、
明かりを点けてくれたり、
扇風機を回してくれたり。
「どうぞ、ごゆっくりー」
放っておいてくれる時は勝手に見るが、
中には
「このお客さん、
私の作品をどう思ってくれるだろう?」
という顔をして
こちらの反応をうかがっている方がいる。
そういう時は素直に感想を言うことにしている。
「この色、見事ですねー」
「そうでしょう?
深みがあると言うか。
それ、窯から出したときは、
おおっと思いましたよ」
「何か特別なことしたんですか?」
「いろいろな条件が重なりあって。
炎の芸術と言うのでしょうか。
もう一度同じものを作ろうと思っても
なかなかうまくいきませんね」
「笠間の土は細かいから、
水が出にくくて、
型押しの大量生産には向かないんです」
---だから経済的には海外の安い製品に押されてしまう。
でもそれで手作りの良さが残っているんですね。
「笠間焼には特色がないからねぇ。
他の土地から来た作家も多いし。
そういう私もよそから来て
ここに住み着いたんだけど」
---そういう産地だからこそ、
他所から来た作家さんが
のびのびと自分の好きな作品を
作れるのではないでしょうか。
「笠間工芸の丘」クラフトカフェでランチ。
ピラフとケーキセットを頼んだら、
笠間焼のうつわで出てきた。
アバンギャルドなうつわ達のお陰で
なんだか豪華なランチに見える。
3杯分入るかと思うほど大きいカップに
なみなみと注がれた紅茶。
飲みにくかった、
などと文句は言いますまい。。。
「陶の杜」って何だろうう?
英語名はThe Forest of Magician Clay
魔法使いの粘土の森?
陶による襞の道すじ
この森では陶の道があなたのガイド役です。陶片には細かな襞がきざまれています。それは、大地や森のヒノキの持つ襞が地面に写し取られたようにも見えます。
赤い水の沢と陶橋
沢を渡る陶の橋は森の道すじに続いています。水の中の赤い泥は土の魔術師にとってなくてはならない秘密の原料。不思議な泥の作用で水はとても澄んでいるのです。
次の目的地は、「春風萬里荘」
北大路魯山人の住居を移築したもので、
その名の由来は李白の漢詩からと聞けば、
わたくし「春風」としては
行かないわけにはまいりません。
再び周遊バスに乗って、帰りは友部駅へ。
友部駅から上野駅までは特急で70分。
首都圏から日帰りで行ける窯元探訪の旅だった。
窯元を訪ねてシリーズ
・常滑やきもの散歩道☆猫のいる風景☆2007秋♪
http://4travel.jp/traveler/harukaze/album/10203313/
・常滑焼の窯元を訪ねて
http://4travel.jp/traveler/s-harukaze/album/10203015/
・備前焼の窯元を訪ねて
http://4travel.jp/traveler/s-harukaze/album/10203785/
・平清水焼の窯元を訪ねて
http://4travel.jp/traveler/s-harukaze/album/10203272/
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