2012/09/14 - 2012/09/14
146位(同エリア467件中)
けーしちょーさん
- けーしちょーさんTOP
- 旅行記274冊
- クチコミ54件
- Q&A回答18件
- 1,714,034アクセス
- フォロワー125人
いつか行かなくちゃと思っていた「大地の芸術祭」
2000年、2003年、2006年、2009年、と3年に一度の開催で
「トリエンナーレ」
それが今年だと気付いた時にはもう、開催期間の終了が迫っていて。
最終日前の連休ギリギリのタイミングでなんとか間に合いました。
電車でゴーのやりすぎで、ほくほく線はバッチりインプット☆
酷ラリさんのニコ動の見過ぎで、上越〜十日町〜津南ルートは☆☆☆
「初めて行った気がしない」
そんな土地に、マイカーで訪問したので、相当、走り込んだ・・・否!
アート作品を鑑賞できたとは思いますが。
とにかく、広大な場所に作品が点在している為
松之山温泉に1泊、六日町に1泊、と宿泊場所を離してみたものの
見ることができたのは、半分あったかどうか。
助手席の友人は、どの作品が良かったか、などと感想を漏らし。
私といえばR117号から信号が無い清津峡ルートはチート区間だの
今回のSSは、津南のスキー場の上に上がってった時だけか、だの
訳のわからない事を口走り、本当に芸術に興味があるのかどうか
疑わしい限りですが。
大地の芸術祭は、本当に素晴らしい。
心底、そう思いました。
芸術祭に携わっている人々や、開催している地元の人々に、頭が下がります。
存分に楽しませていただきました。
次回の開催を楽しみにしています。
■大地の芸術祭
http://www.echigo-tsumari.jp/
注意
作品ごとに、リンクを貼ってみました。
「公開は終了しました」
と表示されているものは、芸術祭終了後の鑑賞はできませんが。
その表示がないものは、現在でも見ることができるようです。
松之山・松代エリアの旅行記
http://4travel.jp/traveler/hamacyan-smile/album/10710661/
中里・津南エリアの旅行記
http://4travel.jp/traveler/hamacyan-smile/album/10748914
6つのエリアのうち、川西エリアだけは
時間がなくて・・・・。
残念。
また3年後!
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
大地の芸術祭。
十日町市プラス津南町、の、広大な面積を誇る地域で、3年に1度、アートイベントが開催されています。
上越新幹線で行って、公共交通機関を乗り継ぎながら廻るのは、相当に難しいとの判断により、今回はマイカーで。
レンタカーも、この時期、この直前での手配はムリ。
あまりに広い地域ですし、廃校になった学校を利用したアート作品なども多数ある、というので、マイカーでのアート廻りは大正解。
満タン出発でしたが、3日間、700キロほど走りましたが、その間、給油せず。
渋滞もないし、快適な道路。
大変、燃費の良いドライブだったかと。
谷川岳PAで、関越トンネル越えの気合を入れてたところ。
さらに気合十分のワゴンタクシーが。
新潟から成田・・・・・
ウチ、その中間地点ぢゃん。。。。 -
まず向かったのが、十日町市の「キナーレ」
芸術祭の中心的なスポットでもあるようです。
敷地には、さっそくアート作品が。
高架は、ほくほく線の線路。
定速進行!!
再び発病か。 -
ほとんどみんなが持ってる、といった黄色いパスポートを提示して、キナーレの建物に入ると、中庭にイキナリ現れた怒涛の古着とクレーン。
あらかじめネットで購入しておいた、芸術祭のパスポートは、申し込んですぐに自宅に郵送されてきてました。
その辺の道端に唐突に設置してあるアート作品もありますが。
大がかりな作品などは、都度、入場料を支払うか。
パスポートを提示してスルーするか。
選択肢はありますが、より多くの作品を鑑賞するつもりであれば、パスポートを購入したほうがオトク。
開催期間中は、地域内そこらじゅうで販売してるようでした。
キナーレの入口にも。役場の出先機関でも。旅館でもホテルでも、道の駅でも。 -
ああ、重機の動く音がするよ!
T231
No Man's Land
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/no_mans_land -
おおお、つかんだぁぁ。
-
引きあげた。
-
落としたぁぁぁ。
これを繰り返してました。
クレーンのアームは、ブンブン回転することなく、おとなしく、定点自動運行。
古着とは解っているけれど。。
まるで。。。 -
建物の中に入ってみましょう。
廃材利用のアートが宙を舞ってます。
T221
ゴースト・サテライト
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/ghost_satellites -
階段を上って、2階部分は、芸術祭の様々なグッズを販売するブースと、レストランが。
天井部分もアート作品。
T222
○in□
http://www.echigo-tsumari.jp/artist/massimo_bartolini_feat._lorenzo_bini
こちらのレストラン、夜はバルになるそうで。
あとでまた来ます〜。
グッズがあまりにも可愛くて鬼買い!
中でもイチオシだったのが、越後地方ではデフォな、笠。
おじいさんが、かさじぞうに被せてあげるアレ。
もちろん、ウチのばぁちゃんに被せます!
他にも手ぬぐいや風呂敷、参加アーティストのデザインによるものもあり、目移りしてしまいます。 -
1度、1階へ降り。
レストランの反対側の階段を上がって、美術館へ。
こちらでスタンプゲット。
ガラス張りのブースの中の人が、靴にシャワーキャップみたいなものを装着して何してるのー -
ぶわぁぁぁぁ。
天井から、銀色の物体が降ってきた!!
子供たち大喜び!! -
銀色の正体はコレ。
越後地方によくある古いオウチの形をしてました。
芸が細かいっ -
手芸店の刺繍糸コーナーのような、配列の色は。
T280
ソイル・ライブラリー
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/soil_library_niigata -
新潟県内の、いろんな土地でサンプリングした泥を、丁寧に漉した粉末。
ビンには、採取された土地の名前がラベリングされてました。
土に、これほどのバリエーションがあるとは。
驚きです。
あ。電車でゴー効果で読めるゾ。
頸城(くびき) -
T229
Rolling Cylinder,2012
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/rolling_cylinder_2012
おお。床屋さんのぐるぐる〜
鏡に映る自分を撮影してみました。
興奮して最初に買ってしまい、手に余っていた笠を被って。
キナーレにあった作品で、友人と私が共に一番気に入った作品は
あまりに暗闇で撮影できませんでしたが。
T230
LOST
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/lost_6 -
早朝出発につき、お腹空きました(爆)
友人が、是非とも食べてみたいと所望した
この地方のめいぶつ「へぎそば」を食べに移動。
由屋
http://tabelog.com/niigata/A1504/A150403/15001124/
お店に到着したのはまだ11時半とかなのに
すでに満車御礼フラグ。
芸術祭特需か?
岡本太郎なじみ効果か?
ここは食べておこうと、行列覚悟で並ぶと、あっさり、別の入口から2階へ通されて、しばし待つ。
着席すると同時にもう、自動的にコレ。
あとは「へぎそば」の分量を決めるだけ。
さすが酒どころ。
酒のアテには最高な漬けものだけど、
ドライバーなので日本酒はグっと我慢。。 -
蕎麦だけぢゃなんだし。
ってんで天ぷらの盛り合わせをオーダーしてみたけど。
田舎サイズで、予想の斜め上を行く分量に歓喜。 -
うわさのへぎそば〜
なんというか、すごく独特の歯ごたえ、食感、味わい。
すごいツルツルで、箸から逃げるような、不思議なにゅるん。
口に含むと、「蕎麦はズーズー食え」みたいな江戸前は
困難を極める。
「何か入ってるね」の「何か」が
いわゆる「へぎ」であろうと、
その正体が良く分からないまま食す。
蕎麦なんて、すぐに腹が減るもんだ、と天ぷらまで食べてたけど。
我々はこのあとずっと、腹に「へぎ」の存在を意識したまま過ごすこととなったのであった。。。
ビックリするぐらい腹モチがいいので、オーダーは控えめにしたほうが吉。
後半はほとんど、苦しみながら完食。
他のテーブルのお客さんは、お店の人から持ち帰り用のタッパを手渡されてましたヨ。 -
お店の前は満車だったので、第二駐車場とあった郵便局の脇の駐車場に停めました。
交差点すぐそば。
R117は交通量が多く、信号が少ないので、なかなか難儀すると思ったら、長岡ナンバーは総じて愛があったよぅ。
郵便局でみっけ。
ここから送る小包ったら、コシヒカリに決まってるだろうと言わんばかりのダンボールに唸る。 -
その後、ナビに騙されて行った飯山線の土合駅。
アート作品とは全然関係ないけど(爆)
萌える駅舎。
信濃川と河岸段丘に沿って走る
ナイスビューな路線に興味シンシン。 -
なぜか軽トラにぶっちぎられながら
センターラインのない急勾配の道を登ると。
青空にはためく鮮やかな布が目に飛びこんできて
「あ。アート作品!」と車を停めて。 -
カタカタカタ・・・・
風に合せて音がする。
よくみると、なにかお人形のようなものが
ぶら下がっていて。
眼下に校舎が。 -
クルマでゆるゆると下りきったと思いきや
かなり難易度の高いヘアピンカーブ&急勾配が現れる。
一気に登ると、閉校になった小学校のグランドへ。
駐車場には、レンタカーや観光バスの他
他県ナンバーも沢山。
観光バスには「大分県経済〜」とあり。
過疎化に悩む自治体からも
熱いまなざしを向けられている模様。
昇降口のすぐ脇にあった池にもアート作品。 -
T173
鉢&田島征三・絵本と木の実の美術館
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/hachi_seizo_tashima_museum_of_picture_book_art
木造の校舎は、雪の多い地域らしく、体育館と校舎が一体化した造りになっていて、昇降口の下駄箱に靴を入れてスリッパに履きかえると、いきなり体育館。
天井から吊るされた色とりどりの物体は
子供の声の賑やかな学校を想起させるよう。
2005年に閉校した小学校。
その時の在校生3人を主人公にした物語。 -
グランドピアノに添えられていた丸型椅子に萌え。
ピアノは調律してあるのか、ちゃんと音が出た。
来場者がちょっと弾いてみたりしてもいい。
ねこふんぢゃった
エリーゼのために
たどたどしいこのフレーズが聞こえてくると
いかにも学校といった雰囲気だよね☆ -
校歌もある。
学校がなくなるというのは、校歌も。。。 -
教室のあるほうへ。
-
優しい手触りの木造階段。
天井にもアート作品が続いています。
腰壁にも木がふんだんに使われていて。
校舎は温かなぬくもりに未だ包まれているよう。
幼稚園からずっと通った校舎は
総じて鉄筋コンクリート造りで
廊下も階段もバリバリPタイルだった私には
羨ましすぎる環境。 -
2階の一室には、ガラス戸にこんな張り紙が。
-
扉の向こうには、なにやら妖気が漂っていた(汗)
-
別の教室にも、こんなアート作品が。
茶室のにじり口のような不思議な空間は
隣の教室へと繋がっていました。
童心に帰る! -
廊下にも、色々なシカケが設置されていて。
こちらは、ワイヤーが繋がれていて。
このワイヤーの振動をつたって
先ほどの体育館にあったアート作品が
ゆらゆら動くしくみになっていたようです。
お。その脇に。
なにやらこの小学校の在校生たちが作成したと思われる
学校の年表が。 -
年表の始まりは明治時代から。
随分と長い歴史を誇ったようです。
一番下に書きこまれた数字は
当時の在校生の人数。
大正13年の下、在校生は200人を突破。
3学級編成とあります。
1年3組まであったんだ。
アタシの卒業した小学校より大規模!
そういえば、ばぁちゃん(大正9年生まれ)の
尋常小学校卒業写真も、同級生??こんなに??
って状態だったし。 -
ここにもベビーブームの影が。
-
そこから徐々に数字は減ってゆき。
それでも、私と同世代の子供はまだまだいたようです。
ガクガク減って、最終的に記された数字は「3」
平成17年に閉校、と締めくくられていました。
じっと見入って挙句、写真をバシバシ撮ってた私を見て
友人いわく
「一番感動した作品なんぢゃね?」
と言っていたけど・・・・
そうだったのかしら(^-^;) -
ガイドブックや雑誌にも
大きく取り上げられていた場所だけに
かつてのにぎわいを取り戻すイキオイで
来場者も多かったです。
駐車場は満車だったし。 -
これが自分の卒業した小学校だったら
どんな気持ちになるかなぁって。
すでに閉校された学校を利用した作品展示も多く。
この後も、次々に学校を訪問するのですが。
掲示板は、閉校した当時のままの面影を留めていて。
こちらの小学校も、中越地震の際に
かつて地震で大きな被害を受けた神戸の小学生から
届けられた、心のこもったおたよりが展示されたままになってました。 -
建物って、本当に不思議で。
人の出入りがなくなって、ちょっと閉めっぱなしにすると
途端に老朽化してしまうんですよね。
ウチのすぐ前の家も、年寄り夫婦が立て続けに亡くなって
空き家になった途端、不思議なくらい壊れていって。
屋根の上のアンテナが落ちてきたり。
屋根そのものが崩れ始めたりして。
古い家だったし、特に手入れをしてる様子でもなかったのに。
住む人がいなくなった瞬間から、速攻で自然に返り始めたような。
危険を察知した親族によって解体されていましたが。
こうして使われているのは
とても良いことではないかと。 -
校長室は、おしゃれカフェに。
そうそう。
芸術祭絡みで出店してたカフェなどの食事処は
ストックがあまりないらしく。
すぐに売り切れフラグが。
こちらも「本日のランチは終了してしまいました」と
ランチ目当てにいらしたお客さんで
がっかりしてらっしゃる方を何人も目撃しました。
食事をどうするか、は、どのアートを廻るかより
先に考えておく必要があるかも。
って、また3年後はどうなっているのか。。
国道沿いにセブン○レブンは、結構ありましたケド。 -
帰り際、木琴と鉄琴を叩く音が響いてきました。
-
入口のグッズ販売ブースには
こちらの作品を手がけた絵本作家
絵本が販売されていました。
「ああっ!知ってるよ!読んだ読んだ!」 -
クルマで再び十日町の市街地を抜け
うぶすなの家に向おうをしてたところ。
交差点の角を曲がったら唐突にアート作品が。
K033
境界の神話
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/mythology_of_boundaries -
ちょうどいい場所に駐車場もあったので
クルマを降りて見てみる。
半分切られたペットボトルの中には
シャチハタスタンプが入っていて。
黄色いパスポートの作品番号の欄に
「ペタン」
我々の他、千葉ナンバーのクルマも停まっていました。
おお。みんなクルマで来てるんですね☆ -
アート作品の展示してあった向こうには
なにやらものすごい豪邸が。
星名邸
この地域で一番の豪農のオウチだそうで。
残念ながら、公開はされていないらしく。
こちらの家が、ジェームス・タレルの作品の
モデルになったそうで。
すごく蔵が2棟。
母屋らしき建物は左手奥に。 -
信濃川を超えて、十日町の市街地を抜け
「うぶすなの家」へ。
地下足袋。
作業ズボン。
腰に手ぬぐい。
手には電動草刈機を携えて。
あの「笠」をデフォルトで被るおじいさん登場!!
かわいいのはもちろん。
なんて、なんて効率的な道具なんだ。。。 -
写真の右手、山を少し降りた道路際に駐車場があり。
こちらも賑わっていました。
T120
うぶすなの家
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/ubusuna_house
芸術祭の開催期間以外にも営業してるようで
食べログにもupされててビックリ。
http://tabelog.com/niigata/A1504/A150403/15009009/ -
T122
かまど
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/the_green_sun-oribe_of_los_angeles_furnace
建物の説明と、アート作品の説明をしつつ
来場者にお水をふるまってくださいます。 -
友人がいうには、さっきまでここにいた
黄色いTシャツを着てた男性は
あの、有名な旅人だよ!!
というので、dancyuの日本酒試飲会で遭遇して以来
2度目の旅人だったが、まだまだ旅を続けている模様。
旅人がお供の者どもを引き連れて去っていくと
途端に、さっきまでゴミゴミしてた感じも無くなり
つうか、アート廻りしてる人はサッカーに興味ないのか
大人なのか。
皆、気持ちいいくらいスルー。 -
2階部分に上がれるようになっていました。
ウチのほうの古民家だと、
2階部分は養蚕目的で建てられたりしてますが。
豪雪地帯だと、1階部分が埋もれるほと雪が降るため
2階からの出入口も確保するようです。
ちょっと低い天井部分も
味わい深い梁が渡されていて。
作品鑑賞のつもりが、建もの探訪に。。。 -
2階の1間。
戸を閉めて、敢えて日光を遮った中に浮かび上がる
陶器の茶碗。
陰翳礼讃☆ -
もう一つの2階の1間。
障子から日光を取り入れ
壁、床、天井全てが白で覆われた中
ぽつんと置かれた茶碗が一つ。
茶室に見立てた造りに改築されてるようです。 -
この後も、何軒かの古民家を利用した作品を廻りましたが。
リビングに相当する部屋と思しき空間は
大体、2階はなく、そこだけ吹抜けの造りでした。
雪に閉ざされた時の
換気と採光を考えてるのかしら。 -
T121
風呂
これはもう、作品のために改築された浴室。
ここだけ全部、新しくなってました。
それより私が心惹かれたのは。
このちょうと真上にあたる2階部分。
孫の勉強部屋かなんかに改造されたのでしょう。
ドアノブが付いた片開きの建具がはめ込まれていて。
丁度、私の祖父(大工)が、私の小学校入学を機に
ものすごい手造りな感じで、唐突に家のベランダを
増築して「なんちゃって子供部屋」を設置したのに
それはそれはとてもよく似ていたのでした。
きっと、私と同世代くらいの子がいたハズ。
勝手に深読み。 -
隣の敷地では、おばあちゃんが草むしりの真っ最中。
きっと、あの手押し車を押してらしたのでしょう。
やっぱり、あの「笠」を被っておられました。
大みそかに笠地蔵がやってくる気がします。 -
クルマで一旦、山を降りて。
T字路を曲がり、山を登って。
もぐらの館
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/soil_museum -
土をテーマにした展示らしく。
閉校になった小学校の昇降口は
なにやら土で、覆われていました。 -
十日町市立東下組小学校
平成21年3月をもって閉校した、と
ホームページが残っています。
http://www.edu.city.tokamachi.niigata.jp/els/shimogumi/index.html
地域ぐるみでやる運動会がなんともかわいい。 -
受付で、スタンプを押してもらい。
スリッパに履きかえて、靴を下駄箱に入れるよう
指示されました。
なんか、子供の参観日にやってきた
親の気分(^-^;) -
スリッパに履き替えたのは
廊下や教室の床を埋め尽くしていた
土のせい。
壁も、泥壁に仕上げてありました。
T257
もぐらの土道
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/moleways -
窓が全て遮光されて。
ちょっと怖い夜の学校の雰囲気。 -
図書室がそのままに、作品展示に利用されてました。
作品群の背後に、書棚が見えます。
地質調査の標本のような
土の堆積を表す展示物。
T264
土壌モノリス-日本の土・一万年のプロフィール
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/monolith_soil_profeel -
T262
今度生まれてくる時も、また
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/i_hope_to_be_reborn_in_this_fuckn_world_again
美しい蓮の花が咲く
その下の沼地に潜む虫になったような気分。 -
屋上へ続く階段の踊り場までくると
もう少しで水面に出られそうだけど
でられない。 -
-
屋上へ出る扉の手前の階段って。
好きでした。
なんとなく。
人気の作品なので、こうして撮影してる間も、私の後ろには順番待ちの列ができてました。
写真好きな人って、他者の撮影に協力的。
アタシのカメラより全然凄い一眼レフを抱えた
カメラ女子のみなさん、ありがとう。 -
これも学校の廊下。
壁にセロハンテープの跡が。
「廊下は走らない」とか
そんな紙が貼ってあったのかな。 -
教室のプレートに、アーティストの名前。
-
家庭課室はそのままに。
あれれ?
調理台ってこんなに低かったっけ?
椅子ってこんなに、小さかったっけ?
友人と私が共に通った小学校に
とてもよく似た造りの鉄筋校舎。
もったいないなぁ。 -
ランドセルを入れる棚の上
T258
土の巡礼
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/soil_pilgrimage -
カーブミラーが曲がっているのは、
冬の雪の重みのせいなんだって
新潟出身の友達に聞いたことがある。
ウィキペディアに
「新潟県小学校の廃校一覧」
なる項目があることに驚いたが。
十日町市内の数の多さに、さらに驚く。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%9C%8C%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%AE%E5%BB%83%E6%A0%A1%E4%B8%80%E8%A6%A7 -
学校の入口にあった看板。
新潟出身の漫画家はとても多い。
http://matome.naver.jp/odai/2133515770913013701
けど、ピカチュウの作者は新潟出身ではなかった(汗)
今回の旅で、頭文字Dの作者が
十日町市(旧松之山町)出身だと知りました。
絶対、群馬出身だと思っていたのに。 -
雪国の小学校は、体育館と校舎が繋がっている。
渡り廊下が無い。
いいなぁ。
閉校したとは思えない。
まだまだ新しい校舎。 -
教職員の駐車場として使われていた場所から眺める
棚田の風景。
我々が訪れた9月の連休は
ちょうど、稲刈りの真っ最中だったらしく。
我々の地元、北関東のだだっぴろい平野部とは違い
コンバインを入れるのが難しそうだなど
農村地帯同士、棚田の労苦がしのばれました。 -
再び十日町市街地に戻り。
JR飯山線の下条(げじょう)駅へ。
特徴ある茅葺を目指して。 -
T253
下条茅葺の塔
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/gejo_thatch_tower
今年の冬。
新潟は大雪、というニュースを聞くたびに心配になる
不思議な茅葺の塔。
現在はお休み中、というHPではアナウンスされてますが
今頃、どうしているのだろうと。 -
内部はこんな感じでした。
箪笥を組み合わせた
不安定な階段を上って見上げたけど
怖ぇぇぇ。 -
おお。電車が来た!!
って、架線は無いし、気動車独特のあの音が。
ワンマン運行で、ドアが先頭車両の一番前しか開閉しないらしく。
ホームにいた乗客たちが急いで先頭車両へ。 -
下条駅のすぐそばにあった個人宅の
あまりに整ったガーデニング魂にも感動。 -
角栄ー
角栄ー
新潟県内の、道路コンディションが良いと
なぜか叫びたくなるの。
人口密度が少ない土地に、立派な国道が整備されていたりすると
全国的に「角栄伝説」みたいなものがあるらしいです。
視察にきた角栄をクルマに載せて、敢えて酷道を走ったら
予算が付いたとか。
トンネル、トンネル、またトンネル。
整備された道路は、快適なドライブを促します。
この日の宿、松之山温泉に向かっているところです。
それにしても走りやすいゾ。十日町エリア。
翌日は、松之山エリアを中心に廻ります。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- kawakoさん 2013/02/16 08:12:45
- これいいですよねww 本持ってます(´∀`)
- この作家さんは写真絵本のようなものも出していて、土の採集法なども紹介されてますよ。
私は大学で日本画専攻だったので、この方の作品にはかなり親しみを覚えました。
というのも日本画(に限りませんが)の絵の具は土からできているものも多いからです。
まんま「天然緑土」なんて名前の絵の具もありますが、洋風のところではバーントシェナ(シエナ産の土を焼いたもの)やテラローシャ(ローズ色の土)なんて、ちょっと思いつく名前だけでも土絡みのものが多いです。
- けーしちょーさん からの返信 2013/02/19 11:38:27
- RE:日本がっ!!
- kawakoさん。
道具が多くて扱いが複雑で、
色々と大変そうらしい、というのは、ぼんやり思ってました。
すごいすごい!!
スイスの湖岸を犬連れて散歩するセレブなおばさんの写真が
エラくステキな感じでしたので、上手いなぁとしみじみしてたのですが。
日本画専攻でしたか(汗)
土から絵の具。そうだったんだ・・・・。
なるほど、他にも土をテーマにした作品は多数あったのですが。
絵の具の材料というと納得です。
ちょっと興味がでてきました。。。土に。
けーしちょー拝
- kawakoさん からの返信 2013/02/20 02:42:54
- 実はそうなんです( ̄▽ ̄)
- けーしちょーさま
土アートに興味がわいたのは、実は日本画は画材に大変お金がかかるってこともあるんです。
土からできている顔料は比較的安いんですが、それでも150号サイズに描く場合とんでもなく量が必要になるもんで、うちの前の田んぼの土から自分で作ればタダですから・・・
ちなみに日本画の顔料は基本天然物質なので、土以外にもたとえば植物(根や樹脂なんかが多い)や、鉱物(酸化鉄、酸化銅、マンガンなどの他に金銀プラチナ、ラピスラズリやトルコ石などのズバリ貴石・宝石など)、動物由来のもの(カイガラムシ、さんご)などあります。
群青などは15gで5000円〜するのでおいそれとは使えません。
プラチナ箔なんか、画材屋で値段のところに時価って書いてありましたっけ(もちろん使ったことはない)
友人と美術館に行った時なんかに、こういうお金の話をすると、みんな絵画鑑賞の時に俄然身が入りますね!
- けーしちょーさん からの返信 2013/02/22 10:48:07
- RE: 若冲の凄さがようやっと。
- 何年か前に、伊藤若冲の作品が
アメリカからやってくるというので上野に行きました。
それまで見ていた日本画とは、ちょっと全然違うというか。
日本画っぽくない日本画というか。
シロウトながらも「スゲースゲー」と思っていたのですが。
なんか、画材にかける金に糸目をつけずにガンガンやってたと
解説してあって、ふぅん、ぐらいに思ってましたが。
kawakoさんのレスを拝読して、ようやく、若冲の凄さが解りました。
kawakoさんがおっしゃるような、顔料のこと。
沢山、言及してたと思いますが、覚えてません。
土のことから説明してもらったら、スッと頭に入ってきたのに!!
> 友人と美術館に行った時なんかに、こういうお金の話をすると、みんな絵画鑑賞の時に俄然身が入りますね!
入る!入る!!
確かに(笑)
お返事が遅くなったのは、「伊藤若冲」がどうしても思い出せず
確か図録があったハズだけどどうしたっけ?と
探しまわっていたら、草間彌生の図録が出てきたりして
なんだかもう、脇道にそれまっくってしまったせいです。
すみません。
けーしちょー拝
-
- vegemaruさん 2013/02/11 13:47:32
- 後の祭りでも楽しめる?
- けーしちょーさん。
初めまして、こんにちは。
久々の旅行記、楽しく読ませてもらいました。
今年のGWはどこに行こうかな、そういえばトリエンナーレって?て調べていると去年の話・・・
毎回外していますが今回もまた、やっちゃいました。
そんな時に目にした、この旅行記。
開催期間外でも公開している作品もあることを知り、ノンビリ回るにはいいかな?と考えはじめている所です。
けーしちょーさんの旅行記は、何が飛び出してくるか分からずワクワクしながらよんでいます。これからも楽しみにしています。
今後もよろしくおねがいします。
vegemaru
- けーしちょーさん からの返信 2013/02/12 01:17:27
- RE: 後の祭りでも楽しめる?
- vegemaruさん。こんばんは。
ちょwww
後の祭りなんて!!
面白くて思わず吹いてしまうではないですかっ
季節ハズレの、イベント終わりで次回は3年後、という
しょーもないタイミングで作成した旅行記でしたが。
誰かのお役にたてるかと思うと、嬉しいです。
ありがとうございます。
今頃は大変な豪雪で、常設展示の作品などもほとんどがおやすみ中。
むしろ今週末は十日町雪まつり☆
3年に1度、3年に1度、としつこく言いすぎましたが。
大地の芸術祭ホームページは毎日のように
何かしらの情報が更新されているようです。
今現在アクセスすると
「37作品がお待ちしております」
とトップページに表示があがっています。
GWあたりだと、もうちょっと増えるのではないでしょうか。
私は残念ながら直前手配で素泊まりばかりになってしまいましたが。
宿泊できる作品もあります。
そちらを利用されても、面白いかもしれません。
かなりの人気らしいので、予約はお早めに。
もちろん、温泉宿も多い土地柄なので、そんな楽しみも。
日帰り入浴施設も充実してました。
やはりトリエンナーレ効果なのか、地方都市にしては
非常に美術館が充実している印象を受けました。
GWのご予定は是非とも越後妻有地区へ。
って、気分はすっかり観光大使気分です(^-^;)
私も「嗚呼、またトリエンナーレに行けずじまいだったか」
を過去に繰り返したクチです。
次回はもう、絶対絶対行くんだ、何回も行くんだと
決意も固い(笑)
次回はvegemaruさんも是非☆
そして、これからも、どうぞよろしくお願いします。
けーしちょー拝
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
79