2010/08/12 - 2010/08/21
262位(同エリア517件中)
ゴリさん
イタリアに行こうと決め、そしてローマ帝国とエジプトの関係を知り、エジプトにも渡航することにした。
よくいえばカエサルとクレオパトラの旅ということだが、結果的にはその両方に関係した場所に行くことができなかった。イタリアでは駆け足の旅だったため、せめてエジプトではゆっくりしようと思い、ギザ近辺に絞った。
せっかくだからと吉村作治先生の『世界一面白い 古代エジプトの謎 【ピラミッド/太陽の船篇】』『同【ツタンカーメン/クレオパトラ篇】』を読むと、めちゃくちゃ面白い。さすが40年もエジプトに行かれているだけある。そこで、ルクソールやアスワンなどにも行きたい衝動にかられたが、ぐっとおさえてギザだけにした。
無謀にもエジプトでもレンタカーを借りてしまったが、とんでもない交通マナーのため悪戦苦闘するものの、さすがにピラミッド。近くに行くと、そのパワーに圧倒され、どうやって作ったのかと思うが想像もつかない。悪質な物売りにも最後は慣れて、ピラミッドを堪能することができた。
【全行程】
①関空⇒
②⇒イスタンブール⇒ミラノ(以後レンタカー)⇒パルマ⇒ピサ
③ピサ⇒フィレンツェ⇒サンマリノ
④サンマリノ⇒ペルージャ⇒ローマ
⑤ローマ
⑥ローマ⇒カイロ
⑦カイロ
⑧カイロ
⑨カイロ⇒イスタンブール⇒
⑩⇒関空
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
エジプト航空の飛行機乗れば、気分はエジプト。
ローマからカイロまで3時間のフライトだ。 -
シートベルトにも古代エジプトの神様が書いている。
てっきり太陽神のラー神かと思いきや、空の神様のホルス神のようだ。
ハヤブサの頭を持つ天空の神で、安全な空の旅を願っているとのこと。 -
そしてほぼ定刻で出発!
さよならイタリア! -
機内食はまずまずおいしかった。
-
ついに見えてきましたエジプト!
砂漠の砂でほとんど街が見えないが(窓が汚いこともある)、カイロだ! -
街の汚さからすると、空港は意外にも綺麗である。
-
エジプトではビザが必要。
といってもイミグレの手前にある銀行にいって、15USドル払えばすぐに入手可能。
これと入国カードを提示すれば、すんなり入国できた。 -
荷物を受け取り、ハーツでレンタカーの手続きを終えて、空港の外へ。
やっぱりかなり蒸し暑い。
イタリアとエジプトは1時間の時差がほんとはあるのだが、サマータイムの関係で、同時刻。よって、19時前だけど、暗くなってきている。20時すぎても明るかったイタリアとは違うのだ。 -
レンタカーはトヨタ車で、なんとなく安心感。
ハーツのおにいちゃん、とてもいい奴で、返却時に違う人だと思うから、ちゃんとチェックしておけ、そしてキズの箇所は写真とっておけと言ってくれる。ほかにもいろいろアドバイスもらったので、お礼にマイルドセブン1箱を贈呈。 -
このまったく意味がわからないアラビア語と、これから数日間おつきあいすることになる。
-
空港はカイロの東にある。
ひたすら西に向かい、カイロの市街地と思われる場所を爆走。
高架になり信号がないので、みんなぶっ飛ばしている。 -
すると突然ナイル川がでてきた!この旅、初ナイル。
橋の横にとめている車がたくさんあったので、思わず一緒にとめてしばしナイルを眺める。
吉村先生の本にあったけど、ナイルを初めて見た人は、その川幅の狭さにびっくりするという。上流は支流があるのだが、中流以降、流れ込む支流がなく、かつ乾燥地帯なので、水量が下流で減るのだそうな。 -
カイロ市街地から、その名もピラミッド通りをとおり、空港から約1時間でホテル到着。
しかし、道路を走っていると、人がお構いなしに道路を横断しようとするし、車の運転マナーがなってないしで、運転しても緊張が走る。
今まで数カ国で運転したが、間違いなく一番運転マナーが悪い。 -
Mena House Oberoiでホテルからピラミッドが見えるとこにした。
治安が悪そうだったので、安心感のあるホテルを選ぶ。
確かに入り口は常時3名ぐらい警備員がいるし、客室棟の入り口にも必ず警備員がいるので、かなり安心感があった。
http://www.oberoihotels.com/oberoi_menahouse/index.asp -
ベランダからタバコをすいながら、ピラミッドを見るのが夢だったのだ!
夜なのであまり見えないが、少しだけ見えている。 -
部屋にはこんな絵もある。
1869年創業で、チャーチルとルーズベルトが会談したり、第4次中東戦争の停戦が合意されたり、由緒あるホテルなのだ。
もともとは別荘だったようだが。 -
せっかくなのでホテル内を探索。
プールはもちろん、フィットネス、スパなどもある。
この写真はロビー部分。綺麗である。
明日からの滞在が楽しみだ。 -
翌朝、楽しみにベランダへ。
すると見えた見えた!でも、頭の部分がちょこっとだけ。
後でわかったが、ピラミッドがもっと見えるのはスイートらしい。
しかも1泊10万円以上する部屋・・・。
お金のことを考えると、これで十分(と、納得させる)。 -
上の写真のアップ。
左側に大きく見えているのがクフ王、右のほうにちらっと見えているのがカフラー王のピラミッド。 -
準備をして9時にホテル出発!
-
これがホテルの入り口。
警備員がいて厳重なのだ。 -
ホテルからピラミッド方面。
歩いてすぐのところにピラミッドがある。 -
坂を上っていくと、だんだんと見えてきた!
-
チケットを買って荷物チェックをして中に入る。
大人60ポンド(約1000円)、子ども30ポンド(約500円)。
後でわかったが、入り口のチケット売り場で、ピラミッドの中に入るチケットを購入する必要がある。
クフ王は売り切れで、カフラー王のチケットを後から買いにいった。
追加で大人30ポンド(約500円)、子ども15ポンド(約250円)。 -
さー、観光だ!と思うが、このあたりから物売りがひどくなってくる。
パピルスやら絵葉書やら勝手に渡してお金をとろうとする、かなり悪質だ。 -
気分を取り直してカフラー王まで歩く。
右に見えているのがカフラー王のピラミッド。
ちなみにクフ王は137m(当初は146mだが崩れた)、カフラー王は143mもある。
小さいという人もいるようだが、近くにいけばその巨大さがよくわかる。 -
ラクダの写真をラクダ乗りと一緒に撮ってしまうと、お金を請求されるときもある。
隙を狙ってラクダを撮影。 -
カフラー王のピラミッドは、上の部分に、化粧岩が残っている。
よって表面が白くとても綺麗。
しかし、よく崩れないものだ。 -
下のほうは崩れている部分もあり、ゴツゴツしてる。
カフラー王のピラミッドの中に入るが、腰をかがめてゆるやかな下りの坂をおりるので、かなりきつい。
中は棺のようなものがあるが、それ以外、何もない。
写真撮影禁止なので、入り口でチェックされ、カメラを持っていると入り口付近においておかなければならない。 -
せっかくなので一番奥のメンカフラー王のピラミッドまでいってみる。
その途中、遺跡のようなものもある。
右に見えているのが、クフ王のピラミッド。
このあたりを掘ってみれば、何かでてきそうだ。 -
そしてこれがメンカフラー王。
さすがにここまで来る観光客はあまりいない。
高さは65.5mと3つのなかで一番小さい。 -
夜にライトアップショーもやるようで、こんなライトもある。
砂漠のなかにこんなものがあると、違和感あり。 -
メンカフラー王のピラミッドに続く参道の跡。
-
3つを並べて写真を撮りたいと思い、砂漠の彼方までいくことにした。
-
かなり歩いてようやくこのアングルで写真撮影できた。
間延びしててアングル的にはイマイチかも・・・。 -
砂漠を歩くのはつらい。
ぜーぜー言いながら、引き換えしてきた。
これがカフラー王に続く参道。この参道の下にスフィンクスがある。 -
そしてこれがスフィンクス!のおしり。
ちょっと間抜けな感じもするが・・・。 -
横にまわって横顔。
ツタンカーメンの面にあるようなヒゲは、イギリスに持ち去られているそうな。
エジプト政府は返還要求中だとか。 -
そしてよくあるアングル。
カフラー王を守るようにスフィンクスはある。 -
ピラミッドもスフィンクスもこれだけ有名なのに、まだまだ謎が多いというのもミステリー。
-
ホテルを出て3時間。灼熱の砂漠を歩いたので、もうフラフラ。
スフィンクスが見れることで有名なケンタッキーに駆け込む。
しかし注文してもラマダン中でもあり、なかなかでてこず、ようやくでてきたときに飲んだコーラはたまらなくおいしかった。 -
ここから一旦、ホテルに帰る。
出口近くの売店。 -
パヒュームという店発見!
なんとなく嬉しかった。 -
これがよく見た相乗りタクシー。
窓を全開にして、よく人が落ちないなというぐらいのスピードで街を走っていた。
フェイスがかわいい。 -
標識も英語標記があれば助かるのだが。
明日はメンフィスなどに行くので、この道を右折だ。 -
ホテル前のバス乗り場。
時間もアラビア文字で書いているので、何を書いているのかまったく解読不能。
バスに乗るのは大変そうだ。 -
ホテルに帰る。
部屋に帰るとギンギンにクーラーをかけてくれているので、まさに天国。
しばし休息。 -
体を冷やそうとプールにいく。
しかし、水はあたたかいし、歩けば火傷しそうに下が熱いしで、余計頭が痛くなったような気がする。 -
プールサイドでアイスクリーム。
優雅さをだそうと思うが、それでも体はなかなか冷えない。 -
そして夕方、少し時間があるので、エジプト博物館にいくことにした。
この時点で17時。 -
途中、ナイル川でしばし景色を楽しむ。
-
こんな感じで歩道もあるのだ。
-
そしてお目当てのエジプト博物館が見えてきた!
ピンクの建物である。
しかし、苦労してたどりついたが、本日は閉館。また明日来いとのこと。
ラマダン期間でもあるので、早く閉じたのだろう。 -
それではと、ラムセス・ヒルトンに買い物でもと思い行ってみるが、これもまた閉店。
ちょうど、日が暮れたときだったので、店員さんがみんなで仲良く夕食を食べていた。 -
まったく収穫ナシということで、ナイル川だけでも楽しむ。
ナイルの夕暮れもいいものだ。
古代エジプトでは、日が沈むナイル川西側は死者の都とされた。 -
再び橋の途中で車をおりて、ナイル川見物。
-
雰囲気はとてもいいのだが、よく見ると、水は汚い。
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そしてホテルに帰ろうとするが、またまた道に迷ってしまい、かなり遠くまで来てしまった。引き返そうとすると、道路の中央分離帯で、仲良く食事をしている。
ラマダン中で、日が暮れると、みんな一斉に飲食を始める。場合によっては、全然関係ない人も、一緒に食べろということで仲間に入れることもあるようだ。 -
ようやくホテルに到着。
20時前だがもう真っ暗。
この日はほんとに疲れた。
よって23時前には就寝。
~⑧につづく~
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