ロバとラクダのシルクロード・中央アジア2 〜アラル海で環境問題を考える〜:ゴリさんの旅行ブログ
今回、どうしても行きたかったのがアラル海。周辺の灌漑などで水がなくなり、以前は世界第3位の大きさを誇る湖だったが、今では10位にも入っていない。その深刻な問題を感じるべく、今回無理やりコースにいれた。
ウズベキスタンのほぼ端っこまで移動となる。タシケントからヌクスまで飛行機で行き、そこからムイナクまで車で移動。そこで見たものは、船の墓場であった。
【全行程】
5月1日
関空⇒ソウル・仁川空港⇒タシケント
5月2日
タシケント⇒ヌクス⇒ムイナク(アラル海・船の墓場)⇒ヌクス
5月3日
ヌクス⇒ウズベキスタン・トルクメニスタン国境⇒クフナ・ウルゲンチ⇒ダシュホウズ⇒ウズベキスタン・トルクメニスタン国境⇒ヒヴァ
5月4日
ヒヴァ⇒ウルゲンチ⇒タシケント⇒サマルカンド
5月5日
サマルカンド⇒ウズベキスタン・タジキスタン国境⇒ペンジケント⇒ウズベキスタン・タジキスタン国境⇒タシケント⇒ソウルへ
5月6日
ソウル⇒関空
これがヌクスへ行くプロペラ機。ほんとは空港内は撮影禁止だけど、旅行者の多くが写真を撮っていたので、ついつい撮ってしまった。空港係員は、何名かに注意していたが、写真を消すとかカメラ没収まではされていなかった。
こっちは外なので撮影していいほう。空港内表示板の文字表記が、英語、ウズベク語、そして、この地方のカラカルパクスタン語の3つがあった。
写真見て気付いたのだが、上の写真と比べるとヌクスという文字のスペルが違う。着陸は外人向け、外からは現地人(カラカルパクスタン)向けなのか!?
実はウズベキスタンの北部はカラカルパクスタン共和国になっていて、その首都がヌクス。ソビエト崩壊時に、ウズベキスタンに編入された。国家としては国際的に認められていないのだ。
そしてこれが風呂とトイレ。バスタブの底には黒いものが付着し、トイレもかなり異臭が漂っている。かなりしんどかったのもあるが、シャワーを浴びることはなかった。このあたりは水が悪いらしく、かなり塩分を含んでいるというのもある。水道水を使わないように言われたので、ミネラルウォーターで歯磨きをした。
そしてこれがラグマン。昨夜食べれなかったので、ようやく有名な麺を食べることができる。とてもおいしい!麺好きにはたまらないのだ。なお、このあたりのラグマンは汁があるのだが、サマルカンド近くのラグマンは焼きうどんのようなものだった。地方によって違うらしい。
しばらくすると上から地元の高校生らしき2人組がやってきた。ワルガキっぽいが、来ている服はぼろぼろだ。どうやって生活しているのかと聞いてもらうと、魚を取っているて言ってた。でもガイドいわく、それは嘘だろうとのこと。
そしてムイナクの街を通りヌクスへ向かうが、ムイナクは寂しい感じの街だった。昔は栄えていたのだろうに。ソ連時代には、ロシアあたりが食糧難になったとき、ここから魚などをアラル海経由で運んでいたそうだ。このあたりは塩がきついこともあり、平均寿命が44歳とのこと。環境もかなり悪いようだ。
ただ、学校帰りの子ども達の笑顔が唯一救われた感じ。
近所のおっちゃんにまずいといわれながらもホテルのレストランで夕食。まずいことはなかったが、うまくもなかった。そのおっちゃんに日本のタバコをあげたら喜んで、まずいなかでもおいしいメニューを教えてあげると店まで入ってきた。おもろい。

ゴリさま
ついさっきまで、カザフスタンのアラル海にいました。
アラル海の悲劇を実感するなら、ウズベキスタンのムイナックからアプローチしたほうが、よさそうですね。
あと湖底がむき出しになって、グランドキャニオンのようになっているみたいですね。
カザフスタンのアラリスクから、ロシア製ウアズで2時間半かけて、アラル海に到着しました。かつての湖底は、ただのステップでまったくの平地でした。
ただムイナックからアラル海に直接出るのは、大変なようですが。
このムイナックの町には、古儀式派キリスト信者のロシア人が、大勢いるということを、カザフスタンのガイドさんからお聞きしました。とても興味深いので、一度訪れたいです。
近々お写真掲載の予定です。
ウズベキスタン側からの綺麗なお写真有り難うございました。

浦潮斯徳さん、こんばんは。
今日まで長期旅行に行っていたもので、連絡が遅れてまして申し訳ありません。
カザフスタン側からいくか、ウズベキスタン側から行くか悩みましたが、観光地が多かったので、ウズベキスタンからにしました。
> あと湖底がむき出しになって、グランドキャニオンのようになっているみたいですね。
写真の通りですが、駐車場から崖になっていて、昔はそこまで湖がきていましたが、いまは船の墓場でした。元湖底に降りるまで、階段を下りなければなりませんでした。
> カザフスタンのアラリスクから、ロシア製ウアズで2時間半かけて、アラル海に到着しました。かつての湖底は、ただのステップでまったくの平地でした。
そうなんでしょうね。ウズベキスタン側は、ほとんど砂漠化していたように思います。
> このムイナックの町には、古儀式派キリスト信者のロシア人が、大勢いるということを、カザフスタンのガイドさんからお聞きしました。とても興味深いので、一度訪れたいです。
ムイナクは水がかなり悪いらしく、塩分が多いようです。平均年齢が40歳強ほどなので、厳しい環境なのでしょうね。
ヌクスからなら車で2時間ほどでいけましたので、首都のタシケントからも1日でいける距離ではあります。
タジキスタンの写真、楽しみにしています!

ゴリ様
駐車場の下が崖、すごいですね。
アラル海の悲劇は、ウズベキスタン側からじゃないと理解できないですね。
ウズベキスタン領のかつての湖底から、石油が出ることで、ウズベキスタン政府は、大アラルは枯れるにまかせているようです。
それで、ムイナックのカラカルパク人は、タシケント政府は、アラル海の水もカラカルパク人も、いらないと考えているんだと、信じているようです。
もっともカラカルパク人とウズベク人は、仲良しではありませんが、特に民族問題はないようです。
カラカルパク人は、カザフ人を少し色黒にした感じだと、アルマティのガイドさんは、おっしゃっていました。カラカルパク人は、カザフスタンのマンギスタウ州にもいるようです。ウズベク人とは、顔立ちは違うようです。
ムイナックにはぜひ行きたいものです。

浦潮斯徳さん
返信ありがとうございました。
> ウズベキスタン領のかつての湖底から、石油が出ることで、ウズベキスタン政府は、大アラルは枯れるにまかせているようです。
なるほど、そんな事情もあるのですね。
> それで、ムイナックのカラカルパク人は、タシケント政府は、アラル海の水もカラカルパク人も、いらないと考えているんだと、信じているようです。
旧ソ連が崩壊したときに、勝手に国境が引かれてしまい、民族が混在したという話を聞いたことがあります。
ヌクスやムイナクはカラカルパクスタンに属しますが、国として独立し損ねたという話を聞きました。
私のガイドさんはサマルカンド出身のウズベク人でしたが、カラカルパクスタンのことは、あまり知らないようでした。ついてきましたが、ガイドにはなってなかったですね。
> ムイナックにはぜひ行きたいものです。
是非いかれてください!
荒野の果て、昔は漁業で繁栄した街、という印象が強いです。

ウズベキスタン 廃船 そして ホテルの様子 素晴らしいです!
こんな雰囲気大好きです!
どうもありがとうございました!!!

enn8801さん、書き込みありがとうございました!
中央アジアまで行かなくても、中国にもたくさんそんなところがあります。
中央アジアは中国より、ひどいかも。特にトイレ。
トイレの写真も撮りましたが、おぞましくて掲載できません!
残りの旅行記も順次、記載していきますので、よろしければ見てください。

それはそれは 楽しみです
これから遊びに来ますので
宜しくお願いします!!

こちらこそ、よろしくお願いいたします!

ゴリさん、はじめまして
いきなり衝撃的な写真の数々・・果てまで行かれたのですね。
カラカルパクスタン共和国という名を始めて知りました。
ソ連当時、綿花の増産を目指して灌漑が整備され、そのためアラル海にたどり着くまでに川が消滅してしまったと聞きました。漁業を生業としていた人々が困り果てている姿をTVで見て気になっていた所です。一国だけでなく、周辺国が協力して解決しなければならないことでしょうね。
4月にウズベキスタンに行った時、ペットボトルの水はたやすく手に入りましたが、砂漠に空きボトルが捨てられているのをよく目にし、それもちょっと気になりました。
平均寿命が短いのは、やはり水のせいでしょうか。好感を持った国なので、人々が幸せになって欲しいです。
よくここまで行かれたものだと感心しました。
スーポンドイツ

スーポンドイツ(⇒どういう意味ですか?)さん、ご訪問ありがとうございます!
ウズベキスタンに4月に行かれていたのですね、旅行記を拝見させていただきました。とても丁寧に解説されていて、いまさらながら勉強になりました。
今回はアラル海がほとんどメインと考えていたので、ウズベキスタンに行くなら必ず行くべきというブハラをはずしてしまいました。現地に行くと、なんでブハラに行かないの?ほんと、面白いコースを選択したねってガイドさんにも言われました。
最初は個人旅行で行こうと思っていたのですが、スーポンドイツさんも書かれていたように、面倒そうなのであきらめ、しかも今回のようなコースですので、ツアーを組まないと無理でしたね。しかし、端から端へと移動ばかりでかなり疲れました。
アラル海はほんと衝撃です。もし機会があれば、行っていただきたいです。ムイナクの街を歩くことはできなかったのですが(ガイドも嫌がってました)、あの街をゆっくりと訪問したいと思ったものです。ホテルはないのですが、泊まれる施設はあるみたいです。ヌクスの街でも相当、水が汚いと思いましたが(口にも入れてません)、ムイナクになるとさらに汚いのでしょう。寿命が短いのは、やはり水と、農薬らしいです。
今回は、トルクメニスタンもいけましたし、タジキスタンもいけたし、ほんと満足度が高い旅行でした。タジキスタンは行かれたのですよね?同じところだと思いますので、旅行記楽しみにしています。

>スーポンドイツ(⇒どういう意味ですか?)
4トラに最初に投稿したクチコミがドイツだったので・・あまり深い意味はありません(^^ゞ
当方へもご訪問いただき有難うございます。同じく現地ではシルクツアーにお世話になりました。
>今回はアラル海がほとんどメインと考えていたので、ウズベキスタンに行くなら必ず行くべきというブハラをはずしてしまいました。
単なる観光ではなく、はっきりとした目的を持っていらしたのですから素晴らしいです。私が参加したツアーでは、もう行くところがないからという理由の方が多いようでした。
>今回は、トルクメニスタンもいけましたし、タジキスタンもいけたし、ほんと満足度が高い旅行でした。
ウズベキスタンでは、2005年民主化デモを武力によって制圧したり、米軍基地の使用中止を通告したり・・という話を聞いていました。ですから旧ソ連的で街は大統領の写真であふれていると想像していましたが、そうでもありませんでした。ゴリさんもトルクメニスタンで同じことを感じられたようですね。
ガイドさんは「カリモフ大統領は何よりも学校を優先的に整備した!」と持ち上げていました。一方、ある4トラベラーさんから、キルギスの方が民主化がうまく進んでいるという話も聞きました。まだまだ情報が少なくて未知の国がありますね。
旅行記の続きを楽しみにしています。
すーぽん

> 同じく現地ではシルクツアーにお世話になりました。
そうですか!わざわざサマルカンドのホテルに偉い方が挨拶に来られたので、丁寧な会社だと思いました。日本語のうまい現地の方でした。
> 私が参加したツアーでは、もう行くところがないからという理由の方が多いようでした。
そんなこと言ってみたいですね。まだまだ行きたいところたくさんあります。
> ウズベキスタンでは、2005年民主化デモを武力によって制圧したり、米軍基地の使用中止を通告したり・・という話を聞いていました。
へー、そんなことがあったんですか。事前勉強しなさすぎですね・・・。トルクメニスタンよりも旧ソ連体制が残っているのかもしれないですね。ただ、現地の方にソ連時代と今とどっちがいいかとあえて聞いたのですが、ソ連時代よりも格段によくなっている、特に教育はいい、これからもっとよくなるだろうって、タジキスタンの大学教授が言われてました。ウズベキスタンのガイドさんは、自由になったのが断然いいと言われていました。昔は物を買うにも申告しないといけなかったので、相当大変だったんでしょうね。
> キルギスの方が民主化がうまく進んでいるという話も聞きました。まだまだ情報が少なくて未知の国がありますね。
いつかはカザフとキルギスには行きたいですね。キルギスはおそらくとても美しい国でしょう。
また、いろいろと教えてください!
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