境港・妖怪と七珍料理の旅:gootara46さんの旅行ブログ
JALのマイルが貯まったので、山陰旅行に行こうと思った。
鳥取は境港の水木ロードを訪ね、島根では松江で小泉八雲ゆかりの地を巡る予定だ。もちろん旅の楽しみであるグルメも忘れない。
■羽田空港から境港へ
まずは境港を目指す。
ルートは羽田空港→出雲空港→松江駅→米子駅→境港駅だ。
境港に行くならば米子空港を使う手もあるが、JALは米子空港には乗り入れていない。今回はJALの特典航空券を利用したかったので出雲空港を経由する。ちょっと遠回りだが仕方がない。
羽田空港から一時間ちょっとのフライトで出雲空港に到着する。
そこから松江まではバスで30分。到着口を出て左手にバス券売機があり、チケットはそこで購入する。人が並んでいるので直ぐに分かった。
松江からはJRの特急八雲に乗り換えて25分程度で米子に着く。別に特急八雲でなくとも在来線でも35分程度で米子に着くらしい。「最初に来た米子行きの電車に乗る」という考えでいいと思う。
JR境線の米子駅は別名「ねずみ男駅」と呼ばれ、そのホームではねずみ男や大山のカラス天狗、そして親父を頭に乗せた鬼太郎の像や妙にグラマーな猫娘達のレリーフが出迎えてくれる。
境線は本数が少ないので、事前に時刻表を確認することを薦めたいが、電車を待つことになっても、ブロンズ像やホームから遠く眺める伯耆大山の撮影などをすれば暇つぶしになる。
さてJR境線には各駅妖怪の名前が別名で付いている。
米子駅は「ねずみ男駅」、終点境港駅は「鬼太郎駅」といった具合だ。
その両駅に挟まれた各駅には北海道から順に沖縄までの各地域代表の妖怪名が付いている。
例えば牛鬼駅、一反もめん駅、キジムナー駅という駅があるのだが、石見の牛鬼は島根、一反もめんは鹿児島、キジムナーは沖縄の妖怪である。
沖縄の先がJR境線の終着駅でもあり、水木ロードという異界の入り口でもある境港だ。
そのため、妖怪の出現地を知っている者にとってみると、中国、九州、沖縄と列車は進んで行き、「いよいよ異界へ!」という気持ちが盛り上がってくるのだ。
およそ45分程度の妖怪電車の旅で水木ロードに到着するのだが、
途中で暇になったら天井を見上げて欲しい。そこには鬼太郎たちの絵が描かれている。
■水木ロードと妖怪たち、そしてカニ
さて、ついに水木ロードにたどり着いた!
そこでは数多くの妖怪たちが出迎えてくれる。
水木ロードにはブロンズ像が立ち並ぶだけではなく、着ぐるみの妖怪も歩いている。
俺が行ったときには、ねずみ男が歩いていた。サービス精神旺盛なねずみ男は快く撮影に応じてくれる。
街を歩いてみると、地元の人々が街ぐるみで妖怪を盛り上げているのが分かる。
商店はもちろんグッズであふれているし、街灯は目玉親父をモチーフにしていた。トイレだって鬼太郎だ。
また、今年はNHKで「ゲゲゲの女房」も放送されている。
それを記念して、水木ロードにご夫妻のブロンズ像が加わった。
今回は水木しげる記念館や水木先生の生家には行かなかったが、それでもロードを歩くだけで十分に妖怪を堪能できた。
ここで、もう1つの目的「松葉ガニ」を食べようと、境港駅前にある「丼や」という名のお店へ突入し「松葉ガニ丼」なるものを食す。カニ味噌とご飯のマリアージュは期待通りの美味しさで大満足だ。このお店、名前こそ「丼や」だが、丼以外でも定食や一品物もあった。
店内はテーブル席、カウンター席、お座敷が用意されていて、一人でも、少人数でも団体でも気兼ねなく入れる店だった。
もう少し滞在したかったのだが、松江に移動しなければならない時間となった。
なにせ松江で七珍料理の店を予約しているのだ。
雪化粧をした伯耆大山にサヨナラをして、松江へと向かう…。
■松江駅前ではギャートルズがお出迎え
松江では松江駅から10分もしないところにある温泉旅館「野津旅館」にチェックイン。
旅館に向かう途中では「ギャートルズ」に遭遇。
松江の駅前にある高速バス乗り場の横にあるビルの前に設置してあった。
作者の園山俊二氏は松江の出身なんだとか。
■七珍料理と島根の地酒を堪能!
旅館に荷物を置いて、「新天地」と呼ばれるスナックとか居酒屋とかが密集したエリアに店を構えている郷土料理の専門店「てれすこ」さんへ。 旅館から徒歩1、2分程度のところにあるので予約したのだ。
入店した途端、明るい女性店員がお出迎え。
カウンターの店のご主人も声を掛けてくれる。
店の第一印象はとても良かったのだが、常連さんと思しきお客にジロリと見られてなんとなく恐縮。
カウンター席の常連さんの横の席に通される。
予約していたのは七珍料理のコースだ。
七珍料理とは松江の郷土料理で「すずき」、「もろげえび」、「うなぎ」、「あまさぎ(わかさぎのこと)」、「しじみ」、「こい」、「しらうお」の料理である。
この中で、すずき、うなぎ、しじみが通年で採れる。
あまさぎ、こい、しらうおは冬のもので3月まで採れる。
もろげえびは夏秋のものであり、これだけ時期が外れるのでイマイチの物になってしまうものの、できるだけ多くの季節の七珍を食べようとすると12月から3月までが狙い目。この時期の山陰は食べ物が良い。
さて、料理が次々と運ばれてくるのだが、ちょっと遠慮して写真が取れなかった。
常連さんとご主人や女の子の店員さんがカウンター越しに語りあっている横で、俺が写真をパシャパシャしたら邪魔者になってしまう気がしたからだ。
でも料理はとても美味しかった。
しじみしぐれ煮。
スズキ、コイ、白魚、もろげえびの刺身。
白魚の卵とじ(柳川風)。
うなぎの蒲焼。
すずきの西京焼き。
あまさぎ(わかさぎを山陰ではこう呼ぶ)のてんぷら。
しじみごはんとしじみ汁。
また地元のお酒を薦められるままに頂いたのだが、みな美味しい。
「やまたのおろち」、「藻塩の舞」、「七冠馬」、「李白」、次々と飲み干す。
それでも飲み続け、カウンターには俺一人となった頃、ご主人も色々と声を掛けてくれた。
今まで飲んだお酒の感想など述べると、ご主人は大きく頷き、
「自分が一番好きな酒を飲んで下さい」
と言って、あるお酒を勧めてくれた。
その酒は「高正宗」といって隠岐の島のお酒だ。
とても日本酒らしいお酒で大変美味しい。
とても気に入ってしまい、3杯も飲んでしまった。
料理もお酒も楽しんで十分に満足した頃、お店が終わる時間とのことなので帰ることとした。
帰り際にご主人と2ショット写真をとり、ご主人が絵を描いたという絵葉書をお土産に頂いた。
一人で行った旅行者の俺を温かく出迎えてくれて有難く感じた。
松江に行ったら再び行きたいお店だ。
店をでると、そこはキャバクラとかの客引きが多い。
このあたりは、松江最大の歓楽街らしい。
明日も早いので客引きをかわして旅館へ帰還。
明日は小泉八雲と怪談の旅。ゴーストツアーにも参加するので楽しみだ。
そして、就寝・・・。
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