2012/07/18 - 2012/07/21
1595位(同エリア4433件中)
コタさん
ホイアン、フエを経てハノイに帰ってきました。この旅行も既に中盤に入っております。
昨年冬にホーチミンに行った時、奥さんからハノイはしっとりとした落ち着いた街だったというのを聞いていましたので、てっきり京都をイメージしていたのですがちょっと違っていてやはりパワー溢れるアジアンな街でした。ホーチミンよりはバイクの数が少ないというのが気に入りました。
このハノイにも目立たない(露出が少ない)ながらも世界遺産があります。「タンロン遺跡」は19世紀にグェン朝が首都をフエに遷す前の首都機構だったところです。グェン朝が自らの正統性を際立たせようと旧都を徹底的に破壊したのと戦争に次ぐ戦争でその存在が忘れられていたのが数年前に国会議事堂を建設しようと掘ったら遺構がザクザク出てきたようです。まぁ、我が国でも奈良や大阪あたりで道路を造ろうとしたら遺跡が出てきて道が繋がらないというのが結構ありましたな。どこかのお国あたりだと工事が遅れるのが嫌で遺跡を見なかったことにして建物を建ててしまうんでしょうが、ベトナム国民はまぁまともです。その国会議事堂はまだ工事中でしたが。
ハノイでのホテルは奥さんの主張により旧市街内のミニホテルとなりました。街歩きにはもってこいの楽しそうな通りが目白押しでしたが、暑いのには勝てず昼間はホテルで涼んでましたので歩くのは避けて電気自動車でグルッと回って来ました。高級レストランも多くて値段もベトナム価格、東京からも5時間あまり、また行きたいリスト入りです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ハノイ ノイバイ空港から市街へはホテルの送迎(往復で40ドル)を頼んでおきました。ここのタクシーのマナーの悪さは有名ですから。真新しい車での笑顔のお迎えで一安心。泊まったホテルは「Gia Bao Hotel」という旧市街Lo Su通りにあるミニホテルです。ネットで十分吟味して選んだつもりですが某予約サイトでは100位前後と普段なら選ばないクラス。外人さんの英語のコメントを信じてコネクティングルームを予約、デラックスルームとスーペリアルームのコネクティングで両部屋にキングサイズのダブルベッドがあり安眠確約です。これで1泊5千円というのは安いです。
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ホテルはホエンキム湖のすぐそば、まずは玉山祠を目指します。時間が遅く玉山祠は閉まっていましたが手前の赤い橋の上でしばし佇みます。
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お子様の腹減ったコールに促されて旧市街紙仏具屋街にある「Green Mango」に向かいます。周囲は紙仏具(燃やす紙製の仏具)屋さんが集中しており金銀朱色の世界ですがポツンと高級そうなレストランがありました。日本国内では中々子連れで入るのは気が引けるようなクラスのレストランでした。周りは金持ちそうな白人系カップルが多かったです。
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お肉、お魚、海老といろいろ頼みましたがやはり高かったです。印象に残っているのがグラスワインが17万5千ドンという日本並の値段だったことです。お約束のようにお子様は途中で沈没してソファ席でおねん寝、結構食べて飲んだ後ですがおぶって帰るのが大変でした。
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翌日はホテルからタクシーを飛ばしてホーチミン廟へ。バーディ広場辺りで降りて近くに廟は見えているのにグルッと回って手荷物検査場へ。ホーチミン博物館方面からゾロゾロ歩いてくる団体客の途切れるのを延々待たされてやっと人の流れに合流して廟に向かうことに。
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ここホーチミン廟は世界で4人の永久保存されているお方の一人、ホーおじさんにご対面ができます。昨年北京を訪れた際の毛沢東さんは並んでいる人の数が半端無くて断念していますので今回は満を持して訪問しましたが、それほど並ばされることもなくてご対面です。ホーおじさんの前では立ち止り・雑談禁止、オレンジ色の照明に照らされた眠っているかのようなおじさんをグルと回って見てゆきます。(手荷物検査の手前で手荷物を預けるところもありましたが、そのまま行って良いというご返答でカメラを持ったまま進みましたがホーおじさんを撮影しない限りは大丈夫でした。)
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廟から出ると自動的にホーおじさんの家に歩いて行きましたが、現地の人の団体に紛れたせいか途中入場料を取られることもなくズカズカ入って行きます。
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家の前の池を回ったところに売店や休憩所があり幼稚園児位の団体さんが休憩中でした。
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廟の裏手では白い服を着た護衛兵が行進中です。
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売店でかわいい傘を発見。
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ホーチミン廟からお子様を歩かせて文廟まで、そりゃ文句も出ますな。途中地元民御用達のカフェでコーヒーを飲んだ後文廟に到着。
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亀の背中に科挙の合格者の一覧が。それぞれの亀の表情が違うので見飽きません。
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廟の境内ではベトナム美女が撮影会をしてました。
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水上人形劇の人形(どうもレプリカではなくて本物の中古お下がりのようでした。)を売ってました。近くで見るとリアルすぎて気味悪いです。
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文廟からはタクシーでオペラハウスへと。
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オペラハウス近くの路地にある「Au Lac Club」で昼食、1階はシガーバーのようでしたが2階はきっちりしたレストラン然としてました。中央窓際の大きいテーブルを独占して大きい窓から見える木々をのんびり見てました。
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お願いしたバナナの花のサラダです。
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クラブサンドはさすがにバゲットにいろいろ挟んであります。
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食事後は革命博物館に。お役所のような建物、やる気の無さそうな係員のお姉さんですが展示内容は豊富です。でも少々プロパガンダ色が強い。
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最後の展示はギロチンです。本物のギロチンは背が高くて細身、頭の落ちる辺りには籐の葛籠があって、とゾッとする光景です。フランス占領時代には反仏の人達を処刑しまくったようです。博物館からホテルまでは1キロもないはずですがタクシーで帰ります。
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休憩しているとお子様が本格睡眠モードに入ってしまったので寝かせたまま親は夜の散策です。もちろん旧市街ブラブラです。至るところでヘルメットを売ってましたのでお子様の自転車用に1つ購入、4ドルでした。
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Ta Hien通りのビアホイはいつも盛況、ここも生ビールが5千ドンでした。どんなビールが出てくるのか。残念ながら満席で入り込むことができませんでした。
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Ma Mai通りの「Yin&Yang」で飲み兼お食事。お隣の「New Way」の方が盛況でしたが、こちらの「Yin&Yang」はエアコンがあります。
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生春巻きなどの典型的ベトナム料理を食べてビアハノイを飲んでと。ゆっくり食事ができました。
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旧市街の女性用サンダル屋さん。カップルで来て男はバイクに跨ったまま待ってます。そんなバイクがずらっと並んで壮観です。やはりこの国は若い(若者が多い)です。
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ホアンキエム湖北にある有名ビルに入っているチュングエンコーヒー(日本ではスタバのような存在でしょうか)でコーヒーです。テラスは暑いので中で涼みながらです。ここのコーヒーはうまいです。昨年ホーチミンでは豆を買いましたが、この店では豆は置いていないとのこと。LeLoi通りの店にはあるかもとのことでした。
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翌日もいいお天気です。この日は前日ShinCafeで申し込んでおいたハロン湾ツアーです。
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ピックアップが8時30分でしたので玉山祠に行きます。伝説の大亀の剥製です。都会の池のようなところに本当にこんなに大きい亀がいたとは驚きです。
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伝説とは亀から剣を授かりその剣を使って明を破ったのがLeLoiさん、平和になったので剣を返せとの啓示を受け湖の大亀に剣を返したとのこと。玉山祠入り口の壁画にこの伝説の絵図があります。この日はハロン湾でまる一日遊びました。
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翌日、いよいよ今回旅行最後の世界遺産タンロン遺跡にタクシーで向かいます。ドライバーのおっさん自体タンロン遺跡入り口を知らないようで目星を付けておいた辺りで下ろしてもらいました。これがその門ですが、ここは出口でした。でも中に入って行くと若い女性から「日本人ですか?」とお声が掛かり、話を聞くと日本語ガイドボランティアをしている大学生のお姉さんでした。ほぼ日本語バッチリ、日本語と日本文化専攻してますと。旧市街あたりでしたらとっても警戒して丁寧にお断りしてましたが、ここは世界遺産だから大丈夫だろうと思いガイドをお願いしました。
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まずは軍事博物館の方に戻って、瑞門から。ずずいと上に登れます。
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門の上にも建物があって、この建物二階にも登れます。ボランティアお姉さんはずっと付いてきてくれて流暢な日本語で説明してくれます。
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門の上からは発掘現場の保存した場所が見れます。
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門から降りるとベトナム美女の撮影をしてました。CMでしょうか。
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何もないと思っていたら喫茶処はありました。開店休業状態でしたが。
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出土品の展示もありました。時代順に展示されており漢字が書かれた瓦とか煉瓦もあります。昔はやはり唐やら明に征服されていたんですな。
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大昔のハノイの地図も時代順に展示されています。
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展示されている建物を出ると、一見瀟洒な水色の建物があります。これはベトナム戦争当時革命軍の司令部だった建物で、地下にはシェルター、会議室などがあります。地下はひんやり気持ちいいです。
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さらに進むと後楼、大奥だった建物です。とっても質素な建物です。上に登れます。ここまで1時間程度ボランティアのお姉さんは付きっきりで説明してくれました。
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最初入ってきた出口の門でお姉さんと別れます。門の外ではテレビの撮影でしょうか、バラエティ番組のようです。
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道をわたって向かい側の区画では今も発掘作業中です。
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屋根がありますが、ここでの発掘作業はつらいことでしょう。
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発掘現場側の地図です。左下グレーの部分で今現在国会議事堂の建設が進められております。日本で言うと永田町あたりで巨大な遺跡が発見されて世界遺産になってしまったというところでしょうか。まだ世界遺産になって数年でこれから色々整備されて有名な観光処になってゆくんでしょう。場所的にもホーチミン廟のすぐ近くでお隣は軍事博物館ですから。それにしても世界遺産施設の入場料が無料というのはいいですね。
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余りにも暑かったのでタクシーでLeLoi通りに出て、チュングエンコーヒーのお店を探します。立派な路面店があったので休憩です。
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チュングエンLeLoi店から大教会までは歩いてもすぐでした。途中OLさんが歩道の真ん中でお風呂の椅子に座ってランチをされておりました。
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すぐに大教会です。こんがらがった電線と大教会、ベトナムですな。
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昼食はマダムヒェンへと。二階のエアコンのある部屋でお食事。
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昼食後はお子様と電動カートに乗って旧市街をグルグルします。電動カートは乗合はなくて貸切で15万ドン。旧市街を櫛の歯状に巡った後ホアンキエム湖を一周して終了です。
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東直門の前も通ります。
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旧市街の豚の貯金箱屋さん。こればっかり売ってて商売が成り立つんでしょうか。
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屋台のフランスパン屋さん。細いパンもあります。
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ホテルに戻り最後のお買い物に近くのスーパーマーケットへ。あまりお土産になりそうなものはあまりありませんでした。
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そのスーパーの二階が海鮮レストラン「フォービェン」です。最後の夜はここで夕食とします。
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海老のココナツ蒸し。ホーチミンで見てから食べたいと思ってました。薄味でまずまず。
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夕食後ホテルに戻り荷造りです。ホテルの送迎車のピックアップが9時、ノイバイ空港までガンガン飛ばして10時前に到着。ベトナム航空は何と成田、関空、中部行きが全て0時5分発、同じカウンターでチェックインするので大混雑、もう少し何とかしないと。
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夜中のノイバイ空港は日本、韓国行きが多く出発します。待合の椅子も満席、韓国のおじいさんはフロアにへたり込んでます。
帰りの成田行もほぼ満席、最後尾の席でほとんど寝れずに成田に着きました。ハノイもどんどん変わってゆくことですからもう一度行かないと、と思います。
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