青海省チベットアムド地方:ペガサスさんの旅行ブログ
チベット自治区ラサのような華やかさや賑わいはないけれど
青海省に広がる広大な草原や砂漠、奇石の山々で
そこに生きるチベット文化圏の農民や遊牧民の本当の生活を
うかがい知ることができる。
そして観光客は来ることのない山奥の寺院の僧侶たちは突然の来訪者にも戸惑うことなく迎え入れてくれる
西寧から車で約一時間、平安にあるゴンバ
ふもとからは未舗装の道を30分ほど車で登るのだが
これがけっこうスリリング・・だんだん見晴らしが
良くなってくる頃小さな集落が現われる。
以前は多くの僧侶が生活していたらしいが
今は人気もまばらだ。
600年ほど前当時のラサの王は仏教を排除しようと
したため迫害を逃れた高僧が東チベットの山奥に
建立したゲルク派の寺院だという。
寺から望む黄河のもたらす美しい眺めも必見!
平安からレゴン(同仁)を目指す車窓からは
チベット族の村と回族の村が交互に通り過ぎる。
黄河と隆務川の分岐点にあるダムによって作られた
湖が見えるとようやく同仁県に入る
町の中心に入る前にガイドのペルマさんの
実家に立ち寄りおもてなしを受ける。
少し辛みのあるトゥクパはこの村の独特のもの
らしい。
チベット族の家の外壁はどこも土を高く積み上げた
もので外から見ると本当にそっけなく乾いた感じが
するが一歩門の中に入ると中庭を台所や居間寝室
などが整然ととり囲み裕福な家庭ほど立派な仏間が
ある。
又この辺は木材に恵まれているため他の多くのチベッ
ト地域と違い、大方の家は木造。
翌日は朝からレゴンの山をハイキング。
高さ500メートルほどの丘でも標高2500mのレゴンから登れば当たり前に頂上は3000m以上。
少し登れば口から心臓が飛び出しそうな息切れもちょっと休んで深呼吸していると楽になるってことが判明。丘を上り尾根を歩くと眼下には棚田に菜の花が作る幾何学模様が広がり、のんびり草を食む羊を見守る羊飼いたちに出会う。
昼食後はホテルにもどりお昼寝で体力回復。
午後はレゴンの外れにある小さなニんマ派の
お寺を訪れた。たまたま活仏の説法の日で僧侶たちが
続々と集まってくる。ニンマ派はゲルク派に比べると戒律は緩く妻帯も許されているらしい。
カトリックとプロテスタントみたいなもんなのかなー。。
髪も伸ばせるのでニンマ派の僧は一見してわかる
同仁(レゴン)は仏教芸術の町として有名だ。
特にタンカは優れた絵師をたくさん抱えている。
レゴンは他のチベット族の町に比べ比較的裕福な家庭が多いのはタンカ技師達が住んでいる村があることと冬虫夏草で副業として利益を上げられる農家があることらしい。
タンカはチベット中から受注があり、この僧が半年かけて制作中のものはラサからの依頼だという。
そして同仁でもっとも有名なのは隆務寺。
ゲルク派でラブラン、タールに並ぶ重要な寺でもある。
この三つの寺をコルラ(時計回り)で巡礼するツアーも多くラサをはじめチベット中から巡礼者は集まってくる。同仁の町は特に信心深い遊牧民の姿を目にすることが多い。はるか遠くの地からやってきた彼らはたくましいオーラに包まれチベット服に皮のブーツ、腰には立派なナイフを携えている。
三日目はいよいよアムネマチェンを目指す。
レゴンからゴロクまでは約500キロだが同徳の先は工事中かもしれないという。とりあえず行ってみるしか無いというのが、この旅の危ないところでもあり、楽しいところでもあるのだけれど。。
レゴンを出発して一時間を過ぎたころ草原の道に突然現れる町沢庫。沢庫は肉の町として有名だ。昔、道路が拡張される前は町のメインストリートには肉屋さんがびっしり並んでいたという。今は市場にまとめられている。
ここの肉(もちろん羊)がおいしい理由は草原の土に
程よく塩分が含まれていること、そしてもう一つは
放牧地の草が短いということ。草が短い→羊が動かなければお腹いっぱいにならない→適度な運動で身が締まる・・ということらしい。
もちろん、ここ草原の真ん中にあるので遊牧民達が集まるディープなチベタンな雰囲気の町だ。
草原では時折遊牧民達が集まり競馬大会などを催している。昔は馬にのり草原を駆け巡っていた彼らも馬力があり手間のかからないオートバイを所有するようになったのだが、ここ最近またもや馬人気が復活しているそうだ。やっぱりバイクより馬で走りまわる方がかっこいい。それにガソリンスタンドがなくても馬ならあたり一面餌だらけで心配ない。しかし馬の値段はバイクよりずっとお高いそうだが・・
写真の彼らはしきりに馬の写真を撮っていた。
きっと自慢の名馬なんだろう
同徳を過ぎて道路建設中だったが何とか通れるようだ。
ただし舗装されているのは一割にも満たない区間だけで車の中は煎り豆状態。対向車がすれ違うと砂煙でしばらく何も見えなくなる。そんな道中も車窓から見える景色は目が離せない。大草原、巨石の砦、山越え
そして羊やヤクを追う遊牧民、馬で出かけるおしゃれなカップル、まるで絵本を見るように景色は刻々と変化する。
突然車が渋滞して停止すると、前方はがけ崩れ発生!
誰かが「一時間半ぐらいだ」と言ってたけど、KOMATSUのクレーン車は道路に積もった岩をよけてもよけても
上から新たに崩れてくる岩と大格闘。
「こんなの三日はかかるよ」という運転手のレンチェンさんの言葉を合図に結局三時間の悪路を引き返すことになった。同徳に戻った時は朝10時にレゴンを出発して11時間が過ぎていた。そのうち6時間以上はオフロードの往復。更にこのルートは高度3500mから4000m地点の繰り返しのため疲れで高山病の症状もでてくる。同徳の宿に着いた時はもう身も心もヘトヘトだった。

ベガサスさん suuです
中国の様子をありありと表現くださり 隣国として友好を強く感じます
同一民族として手と手をつなぎ 歩むことの必要性を感じます
旅行記で その一端をお知らせくださり 心より感謝 感謝です
これからも 広い中国を 見せて下さい
私は、九寨溝 黄龍に伺いましたが 自然を大切に 伝統を重んじる姿に感動致しました
これからも 宜しくお願いいたします。
機会があれば 体力 気力のある内に チベットへと考えています
現在、トラックバックはありません。