【雲南省旅行記 2009】Vol.12 秘境ルートで文山へ:がおちんさんの旅行ブログ
2009年3月11日(水)
雲南旅行の10日目。
いよいよ旅も終盤になってきた。
明後日の夜には雲南を去らなくてはならない。
すぐそこまで日本での現実が迫っているのだ。
そう思うと時間が惜しくてたまらくなった。
ゆっくりなんて寝ていられないよー。
朝6時、屏辺の宿を出る。
外はまだ真っ暗。
町はひっそりとしているが、
通学路だけは学校に向かう小学生で賑わっていた。
北京時間に合わせるから、こんなことになる。
夜明けまでは、まだ1時間以上かかるだろう。
子供たちが買い食いできるように、屋台や商店は開いていた。
今日はどこに向かおうか?
そろそろ昆明方面に戻るルートを選ぶべきだが、都会には行きたくない。
しばし考えた末、一番早く出発する7時発の文山行きに乗ることにした。
文山には、未開放だった1990年に行って以来の再訪だ。
屏辺から文山までは7時間の旅。
バスが出発してほどなく空が明るくなった。
屏辺の町は海抜1360メートルの山の上にあるので、車窓からは谷を覆う雲海や棚田の眺めが素晴らしい。
今日のドライバーは、冷静で寡黙な人。
こういう人は信頼できる。
彼の奥さんが車掌を務め、小さな娘も同乗。
運転手は私を一番前に座らせてくれた。
礼を言うと、「外宾优惠!」(ワイビンヨウホイ!・外国の人は優先するよ!)との返事が返ってきた。
懐かしい響きだ。
バスは1時間ほど下り続け、白河という集落で小休止。
運転手から「眺めが良いよ」言われて裏手の高台に上ると、昆河鉄道の白鶴橋駅と白河の集落が見下ろせた。
鉄道ファンの人気撮影地になりそうなアングルだ。
ここから路面は未舗装となり、バスは再び山道を上っていく。
予想もしなかった、完全未舗装路をバスは走る。
昔の雲南の旅みたいだ!
遠い記憶が蘇り、少々興奮状態となった私。
おまけに太陽が霧と雲でさえぎられ、幻想的なシルエットとなる。(トップの写真もそうです)
子供の頃に読んだ冒険小説に出てくる光景のようだ。
いよいよ奥地に向かうの気分。
おっと、カーブで転倒している。
もうちょっとで崖だったぞ。
こんな山の中じゃ、レッカー車もすぐ来れないだろう。
ま、崖から落ちなくて良かった。
それにしても、毎日どこかで事故車を見るなー。
走行中にチビちゃんを撮って、
すぐPiviでプリントしてあげた。
大喜びで写真を見せるチビちゃん。
その一瞬、今度はドライバー家族3人を撮った。
そして、またもやプリントする私。
お父さんの真剣な運転ぶりがカッコイイ!
馬関県の山が連なって見える。
高速道路で昆明から景洪まで8時間で行ける時代に、こっちは7時間もかけて隣の県まで行くのである。
実は、これこそが贅沢な旅かもしれない。
これが、3時間近くの山岳ルートを走ったバス。
貴州省の「万達汽車」製である。
昔なら悪路で体がガタガタになっていたところだが、
さすが新車は乗り心地もよくて快適だった。
ま、そこがちょっと物足りないのだけど・・・。
それにしても、雲南省製のバスはどーなっているんだ。
もう、雲南号の再来はないのか?
観光化ばかりやってないで、バスも頑張れ、雲南省!
香菜と高菜とわけぎがたくさん載った、米線。
これで3元だ。
よく見るとわかるが、
実は米線とミーカンのハーフ&ハーフにしてもらっている。
別にどうってことはないけど、俺のこだわり。
14時05分、文山に到着。
あちゃーっと声が出るほど都会になっていた。
これは私が知っている文山ではない。
時間もまだ早いし、こんな都会にいてもつまらない。
さっさと移動してしまおう。
「北に向かうバスは总站(文山北橋駅)から出るよ」と車掌役の奥さんに教えてもらい、笑顔でバスを下りた。
【雲南省旅行記 2009】Vol.13 のどかな普者黒で彝族と飲む! に続く

はじめまして
がおちんさんの旅行記、
一緒に旅行している気分になりました。
自然や人との出会い、旅の醍醐味ですね。
また訪問させて頂きます。
雲南省行ってみたくなりました。

福の海さん
はじめまして、感想をありがとうございます。
昨年の雲南旅行は本当に久しぶりだったので、まるで子供の頃に遠足に行ったようなワクワク感がありました。
福の海さんのブログは、大変貴重な存在だと思います。
いつも美味しそうな料理の写真を拝見しています(笑)。
福建省は一度しか行ったことがありませんが、どこで食べても料理が美味しかった記憶があります。あっさりしてて日本人の好みに合うのでしょうか。
これからもよろしくお願いします。
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