2018/07/24 - 2018/07/26
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funasanさん
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見知らぬ外国の高級ホテルにチェックインする時は少々緊張する。しかし、今の私は以前とは違う。「SPGプラチナ」という強力な武器がある。水戸黄門流に言えば、この印ろうが目に入らぬか、である。堂々と胸を張ってフロントに行く。すると、期待通りスイートルームにアップであった。ワオ~、以下、夫婦共々盛り上がったスイートルーム体験記である。
私の新著出ました。
◎『夢の国際線ビジネスクラスの旅(欧米編第1弾)
何とかして格安でビジネスクラスに乗ろう!』
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本書出版により今まで4トラで長らくご覧頂いたビジネスクラスの旅(欧米路線)の旅行記を非公開とさせて頂きます。
◎『夢の豪華客船クルーズの旅: 大衆レジャーとなった世界の船旅』
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私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
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ライプツィヒ中央駅(写真)から外に出てみるともの凄く暑い。こんなはずではなかった、と思いながら重いスーツケースをひきずってホテルに向かう。
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手ぶらであれば中央駅から徒歩5分ほどで着きそうであるが、スーツケース運搬と暑さで倍以上の時間をかけてやっと本日のお宿「ザ・ウェスティン・ライプツィヒ」(写真)に到着する。見上げれば白亜の高層ホテルが真夏の青空を背景に堂々と建っている。これは期待できそうだ。
注:ホテルの全景写真右コーナーの部屋がスイートルームでバルコニー付き -
ホテル正面車寄せの中央には噴水(写真)が作られ水しぶきが飛んでいる。気分だけでも涼しくなる。今年のヨーロッパは日本並みに暑いらしい。避暑のつもりでヨーロッパに来たのに大いなる誤算となった。
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ホテルロビー(写真)は重厚な雰囲気が漂っており、ウェスティンの風格を裏切らない。このホテルの創業は旧東ドイツ時代の1981 年と古い。しかし、2006年に改装されピカピカに磨かれた館内を見る限り古さは感じない。
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ちょっと緊張しながらフロント(写真)でチェックインをする。30代半ばくらいのドイツ人フロントマンが流暢な英語で手続きを進めていく。私はどんな部屋なのか気になったので彼の話の途中で聞いてみると「高層階のスイートルーム、よい部屋です」という、あっさりとした返事だった。
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ワオー、スイートルームだ、やった~。私は思わずフロントマンの手を握って「Thank you」と言い、ついでに「日本から結婚○○記念旅行で来ており、これからドイツ・チェコ・オーストリアを鉄道で旅行する」てなことをべらべらしゃべる。素直に感謝の気持ちを彼に伝える。
写真:18階の廊下 -
さて、その期待のスイートルームは?18階の着き当たりの部屋、1806号室だった。廊下の着き当たりなので高層ホテルの両側に部屋(リビングルーム+ベッドルーム)がある。部屋に入るとまずは広いリビングルーム(写真)が出迎えてくれる。
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リビングルームの一角に大きなワーキングデスクがあり、さっそく、ここでスマホとデジカメの充電をする。高級ホテルのスイートルームに泊まったことがない妻は、「凄い、凄い」と言って飛び跳ねている。
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リビングルームの大きな窓を開けると、そこはバルコニー(写真)だった。ホテル外観からはバルコニーはないと思っていたので、これは嬉しい驚きである。
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そして、バルコニーからの眺め(写真)に声を失う!お見事、写真左側に赤い屋根のライプツィヒ中央駅が、写真正面に旧市街が一望のもとに見える。最高のロケーション!妻も私も感動の連続!
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いつもの私なら、部屋でスタバのドリップコーヒーを淹れ、このバルコニーでまずは最高のコーヒータイムをとるところである。ところが、何と、スイートルームにもかかわらず、コーヒーメーカー、湯沸しポット、無料のボトルの水、等がない。
写真:リビングルーム横のトイレ -
以前、ヨーロッパを旅行した時にもしばしば湯沸かしポットがないホテルに遭遇した。よって、今回は自分で旅行用の湯沸し器持参である。(このホテルの大きな問題点)
写真:トイレの横の洗面台(バスルームにも洗面台あり) -
洗面台とバスルームに素晴らしいバスアメニティー(写真)が置いてあった。使い捨てするにはもったいないので、お土産にもらっていく。後日、自宅のバスルームで使うのである。
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ベッドルームを見てみよう。実は我々夫婦は安眠のために2ベッド(ツインベッド)が基本で、キングベッド(写真)は極力避けてきた。しかし、今回のヨーロッパ旅行で我々のベッドに対する認識が激変した。
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欧米の高級ホテルのスイートルームはキングベッドが基本である。よって、ツインベッドを希望するとスイートは排除されてしまう。そこで、今回は無料スイートアップを優先してキングベッド希望にしておいたのである。
写真:広々としたベッドルーム -
その作戦が成功し見事なスイートルームに宿泊することができたのであるが…。1台のベッド、1枚のシーツ(かけ布団)でどうやってお互いの安眠を確保するのか?
写真:バスルームにはバスタブと別にシャワーブースもある -
これが実に簡単だった。キングベッドは巨大でシーツも超巨大である。お互いにベッドの端に横たわり、シーツを真中に山折して余裕を持たせて両端だけ使う。我々熟年世代は睡眠中に子供のように動き回らない(動き回る元気がない?)ので、これで実質的にツインベッドと同じ感覚になる。
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今までツインベッドにこだわっていたのは何なの?というくらい「No problem」だった。よって、これからはキングベッド希望でスイーツ狙いだ。
写真:フロアープラン -
このホテルは建物階数 27階 、総部屋数 436部屋の巨大ホテルで我々の部屋は18階の角部屋(写真右端)である。よって高層階の客室からはライプツィヒの旧市街側(リビングルーム側)と反対側(ベッドルーム側)の両方の眺めが楽しめる。
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ベッドルームの大きな窓からの眺め(写真)も素晴らしい!緑が多く、赤い屋根の市街地の所々に教会の尖塔も建つ。ここはドイツ・ライプツィヒ、音楽の父「バッハ」が27年間も活躍した町である。
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ホテルの施設見学をしてみよう。このホテルには「スパ・プール・フィットネス専用エレベーター」(写真)がある。よって部屋から水着にバスローブをまとって、そのままスパ・プールへ直行できる。
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スパ施設へのエントランス(写真)。なかなかいい感じ。
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トレーニングジム(写真)はあまり広くはない。しかし、今回は観光旅行に忙しくとてもジムを使う時間も余裕もない。
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驚きの室内温水プール(写真)である。実に美しくここで何時間も過ごしたくなる。
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サウナ(写真)も充実している。ただし、プールやサウナは有料(5ユーロ)である。よって、利用者は少ない。
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ジムで汗を流し、プールで泳ぎ、サウナで再び汗を流し、最後はリラクゼーションエリアで寛ぐ。完璧な癒やし空間であるが、今回は使う余裕なし。残念!
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ホテルのグランド階、ロビーの一角にバーとラウンジ(写真)があり、夕方から夜にかけてゲストが集う。
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不思議なことに、ここのバー&ラウンジの名前は「力」「SHINTO」である。バーカウンターにいるスタッフに「力」とは日本語のチカラ(power)のことか?「SHINTO」とは日本の民俗宗教の神道のことか?と聞いてみた。
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答えは「Yes」であり、どうやらウェスティン・ライプツィヒと日本のつながりは深いらしい。実はこのホテルには日本庭園(写真)まで造ってある。
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そこで、もう少し詳しく聞いてみると、このホテルは旧東ドイツ時代に日本の建設会社と共同事業で建設されたという。ホテル完成は1981年。当時も今もライプツィヒで一番高層のホテルである。素晴らしい!
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ベルリンの壁が崩壊し東西ドイツが統一したのが1990年、その9年も前、東西冷戦時代の旧東ドイツ・ライプツィヒに日本の建設会社が協力をし素晴らしいホテルを建設した。客室のバルコニーから夕闇せまるライプツィヒ市街(写真)を眺めながら、この歴史に思いをはせると何だかぐっと胸にくるものがある。
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米・ソが対立し冷戦の厳しい時代にあっても、共産圏を含め世界の人々のために日本人や日本の企業が活躍する。平和憲法があり決して戦争をしない国家の国際貢献の姿を見た気がする。バルコニーから夜のライプツィヒ市街を眺めながら眠りにつく。おやすみなさい。
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夏のドイツの夜明けは早い。朝5時頃には夜明け(写真)を迎える。
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ベッドルームのカーテンを開けると朝のライプツィヒ市街(写真)が輝いて見える。この部屋からの眺めは本当に素晴らしい。この眺めで目覚めた妻は朝シャンプーと朝風呂である。私はスタバのドリップコーヒーを煎れてバルコニーで1人モーニングコーヒーを楽しむ。お互い最高の1日がはじまる。
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朝7時頃、朝食レストラン(写真)に行く。実は、(私にとって)このホテルの最大の問題点は「エグゼクティブ・ラウンジがない」ことである。我々の好きなラウンジでの夜のカクテルタイムもアフタヌーンティータイムもなし。
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予約はシニアレート(1泊2名利用14000円:キャンセル可)でルームチャージ代だけなので、朝食代を別途支払う必要がある。そこでプラチナギフトとしていつもはSPGポイント(500P)もらうのであるが、ここはポイントのかわりに朝食にして無料で頂く。
写真:朝食のスモークサーモン -
ラウンジがあれば朝食はラウンジ又はレストランで無料で食べれるので、プラチナギフトとしてポイントを頂く。やはりSPGプラチナメンバーとしてはラウンジがないことは大きなマイナス点である。
写真:朝食の各種チーズ -
ここのホテルの朝食メニューは充実している。スモークサーモンからはじまって、チーズやハム・ソーセージ(写真)の種類が非常に多い。今まで食べたことのない種類のチーズやソーセージをトライしてみる。
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それらを取り揃えて私の見事な朝食メニュー(写真)が出来上がる。
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糖質制限の観点からはパンは避けるべきであるが、「本物の蜂蜜の巣」(写真)があった。よって、折角なので、この蜂蜜の巣から切り取った蜂蜜をドイツのパンに塗って食べてみる。うまい。
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最後はフルーツと甘いドーナッツ・ケーキそしてカプチィーノ(写真)である。十分満足。ご馳走様でした。
→「ライプツィヒ」観光に続く
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この旅行記へのコメント (4)
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- マイラーさん 2019/01/05 17:58:28
- ご挨拶
- funasanさん
新年あけまして
おめでとうございます
書き込み頂きながら、返信が遅くなり、年を越してしまい申し訳ありませんでした。
先ほど、長文の返信を書いて送ろうと思ったら、ログイン情報の入力を要求され、ミスタッチで全部消えてしまいました(ウルトラ号泣)
funasanさんの優雅なクルーズ、ホテルステイ、観光とセレブリティーな旅行記をいつも拝見させて頂いています。僕のような似非セレブの旅行記じゃないですからね(汗)
ヒルトン・ダイヤ、マリオット(SPG)・プラチナを両方持つだけでも大変。
当方、マリオット(SPG)・プラチナなので、こちらの滞在記は参考にさせて頂いています。
丁寧な写真・コメント・情報は流石、書籍を出そうかと思われる内容だと思います。
それに引き換え、まぁ、おちゃらけコメントの当方旅行記ではろくな情報提供もできません。
4トラに旅行記をそれなりにUPされているトラベラーさんなら、頭の中で書籍化してみたいな(というより、本にしてくれないかな…でしょうか…笑)と夢見た人は僕だけじゃないでしょうから(^^ゞ
ウェスティン・ライプチヒ懐かしく拝見しました。2004年、2006年と泊まりました。
当時は日本食レストラン「大和…だったと思います」があり、北海道出身の日本人マスターの本当の日本食が食べられました。流石に今はもうないのですね。
お正月の三が日は如何お過ごしでしたでしょうか。
今年も、記憶に残る旅ができるといいですね。
まずは、なにより健康第一で、この1年が有意義な年となりますように。
本年もよろしくお願いいたします。
マイラー
今年も、お互いに記憶に残る旅ができるといいですね。
- funasanさん からの返信 2019/01/05 19:10:23
- RE: ご挨拶
- マイラーさん、新年あけましておめでとうございます
マイラーさんからかくもご丁寧な挨拶を頂き恐縮です。
また、私の旅行記の高い評価、ありがとうございます。
私の4トラは基本的に出版メモです。将来的に書籍化するつもり書いています。
今後は次々と電子書籍化していくつもりです。
さて、昨年度、マリオットとSPGが完全統合してSPG派にとっては厳しい冬の時代になりましたね。25ステイでSPGプラチナから50泊しなければマリオットプラチナになれなくなりました。マイラーさんはあくまでもプラチナキープされますか?
今、私はホテルのステイタスに非常に興味があり、マリオットプラチナ、ヒルトンダイヤでどこまで遊べるか、ワクワクしながら調査研究(遊んで)います。よって、今年も両方狙おうかと思っています。
今年もよろしくお願いします。
funasanより
- マイラーさん からの返信 2019/01/05 20:54:11
- Re: ご挨拶
- マリオット50泊+ヒルトン75泊(でしたっけ?)
すごいですね、年間125泊以上!!
僕の場合、おかげさまでSPGの時にライフタイムプラチナを獲得しましたので、劇的なステータス変動がなければプラチナだけは維持できます。ヒルトンはゴールドステータスですからこの7年全く使っていません。
昨年は、スィートナイトアワードを使い、ウェスティン東京と名古屋マリオットアソシエでスィートに泊まることもできました(*^^)v
ガチでは泊まれませんけどね(笑)
- funasanさん からの返信 2019/01/05 21:14:20
- Re: ご挨拶
- わおー、マイラーさんはライフタイムプラチナ様でしたか、お見それしました。ヒルトンダイヤは最低30ステイです。よって、マリオット50泊+ヒルトン30ステイ。リタイアおじさんにはハードルが高いですね。😭
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