2011/03/02 - 2011/03/02
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funasanさん
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カンクン滞在中、世界遺産「チチェン・イツァ」ツアーに参加した。日本語ガイドのツアーは高いのでやめて、英語・スペイン語ガイドツアー(1人$77)にする。朝7:45ホテル出発、3時間くらいバスに乗ってチチェン・イツァ近くの巨大な「セノーテ」に到着。ここで1時間くらい自由観光する。(セノーテでの遊泳可)。ビュッフェランチの後、チチェン・イッツァ観光を3時間くらいして、夕方6時過ぎにホテル帰着、1日ツアーである。
写真:チチェン・イツァのエル・カスティージョ(ククルカン・ピラミッド)
私のホームページ『第二の人生を豊かに―ライター舟橋栄二のホームページ―』に旅行記多数あり。
http://www.e-funahashi.jp/
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チチェン・イツァはカンクンから200?も離れたユカタン半島の密林の中にある。朝早くカンクンを出発し、3時間ほどバスで移動する。写真:セノーテ入り口
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チチェン・イツァ近くの巨大な「セノーテ」(写真)は想像以上にスケールが大きく見応えがある。ここで1時間ほど自由観光する。
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トンネル(写真)をくぐってセノーテに降りていく。トンネルは所々、セノーテ側に開いている。
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地上から水面までの中間地点からセノーテ(写真)を眺める。壁側に多くの人が一列に並び、次々に池に飛び込んでいく。
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セノーテの水面からの眺め(写真)国籍雑多、多くの人が楽しそうに泳いでいる。1時間の自由時間では泳ぐには時間が足りない。
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ユカタン半島は石灰岩地層のため、水が地表を流れず地下に潜ってしまう。セノーテとは、地下を流れる川の上部の表土が陥没してできた自然の井戸である。写真:屋外のシャワー
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当時、水は非常に貴重なもので、セノーテのあるところを選んで都市が造られたという。写真:トイレ・ロッカールーム
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ユカタン半島に降った雨が地下水となり、最後はカリブ海に注ぐ。泥のない透明な地下水が流れ出るカリブの海は美しい。写真:カフェ
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3月上旬のユカタン半島は熱帯の花(写真)が咲き「夏本番」の雰囲気になる。
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セノーテ見学の後、バスは近くのホテル(写真)で停車。ここでランチである。綺麗なガーデンプール(写真)の周りを通ってレストランに行く。
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巨大パラパのレストラン(写真)に入り、ランチタイムとなる。
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ビュッフェ・カウンターから料理をピックアップして私のランチメニュー(写真)を作る。ランチ代金はツアーに含まれており、飲み物のみ別料金。
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ホテルの一角にある綺麗な教会の内部(写真)
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ランチの後は、いよいよチチェン・イツァ(写真)観光である。
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遺跡入場口(写真)はかなり込んでいる。謎に包まれた古代マヤの巨大遺跡は人気が高い。
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入場口から人の流れに沿って広い道を歩いて行くと、突然、巨大ピラミッド(写真)が出現する。底辺55.5m、高さ24m。チチェン・イツァのシンボル「エル・カスティージョ(ククルカン・ピラミッド)」である。
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ピラミッドの4つの面にはそれぞれ91段の階段(写真)があり、4面合計364段、そして、神殿に上がる1段を加えて合計365段になる。各段が1日を表している(太陽暦)
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ククルカンとは「羽をもつ蛇の姿をした神」のことを意味する。ピラミッドの台座に蛇の頭部(写真)のみがあり、胴体はない。しかし、年2回、春分と秋分の日に頭部の上にある階段の側面に光と影の部分ができ、蛇の羽となって映し出されるという。これを「ククルカンの降臨」という。
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ユカタン半島は川がなく土地が痩せている。密林に覆われたこの地にこれだけの広さの巨大建造物を造り上げた古代トルティカ・マヤ人達の天文学・建築学の知識と組織力は相当なものである。写真:付属のジャガーの神殿・南の神殿
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付属のジャガーの神殿下部にある蛇(写真)
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付属のジャガーの神殿を回り込むと巨大な「球技場」になる。南北168m、東西70mもある広い球技場で、ここでは神の国へ行くための恐ろしい競技「フエゴ・デ・ペロタ」が行われたという。
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競技「フエゴ・デ・ペロタ」は1チーム7名の選手で敵・味方に別れ、腰でゴムのボールを打ち合う。そして、壁の上部に突き出しているリング(写真)の穴にボールを通し、何回通したかで勝敗が決まる。注:「シカレ・ナイト」で実際の競技の模様が再現される。
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競技場の南北には高貴な人達の観覧席が設けられている。北の神殿(写真)には最高位の神官が、南の神殿には関係者が座って競技を観戦したという。
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競技「フエゴ・デ・ペロタ」の恐ろしさは、競技終了後にはじまる。勝ったチームのリーダー(敗者という説もある)が生贄(いけにえ)になるのである。しかも、競技者は身分の高い神官たちであったという。写真:生贄の台座
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神官たちは必死で戦い、勝者は生贄となって神の国に召される。生け贄の儀式の様子は相当グロテスクだったらしく、「生贄の台座」には南北60m、東西12mにわたって、壁面全体にドクロ(写真)が描かれている。
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「鷲とジャガーの神殿」(写真)。この神殿で生け贄の儀式が行われ、切り落とした首を生け贄の台座に並べたといわれる。
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鷲とジャガーの神殿の壁面に残っているレリーフ(写真)。鷲が人間の心臓(手に持っているおにぎり形のもの)を食べている。即ち、生け贄の儀式において、勝利者は首を切り落とされ、心臓を取り出され、さらに……。
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古代市場の前には、現代の市場(写真)が店を開いている。この場所以外にも遺跡内の至る所で店が開いている。
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スチームバス跡(写真)
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「戦士の神殿」(写真)底辺の幅は40mあり、周囲を戦士の絵を飾った無数の柱で囲まれている。別名「千本柱の神殿」。
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戦士の神殿の前にある「千本柱の回廊」(写真)。柱の表面には軍人のレリーフが彫られている。当時はこの柱の上に屋根が載っていたという。
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聖なる泉セノーテに向かう。道の両側には土産物屋がずらりと並んでいる。(写真)
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土産物屋の小道を通り抜けると「聖なる泉セノーテ」(写真)に至る。南北50m、東西60m、深さ20m。失礼ながら何となく汚らしいセノーテである。
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伝説によれば、王たちが占いをするために、美しい少女を「日の出とともにセノーテに投げ込み、正午まで生きていれば神の言葉を持ち帰るものとみなし泉から引き上げた」という。注:「シカレ・ナイト」は白い服を着た小さな少女の歌ではじまる。
泉の底から19体の女性の骨が発見されている。生け贄を好む人間の残虐性は古代から現代まで続き、文明の発展とは無関係である。人間は「残虐性」を克服できるか?
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