2008/08/24 - 2008/08/31
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funasanさん
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8月下旬、私は妻と娘同伴でLookJTBのツアー「神々の大地 ギリシャ周遊8日間(成田発)」に参加した。効率よくギリシャの世界遺産を見て回るにはツアーが便利である。ユーロ高、原油高の折り、ホテルのグレードにはこだわらず、できるだけ安いツアーを探したが、夏休み期間なのでどれも高め。ツアー代金は約32万円、空港税・燃油サーチャージ代等4.8万円、合計約37万円だった。家族3人で計算すればこの3倍の値段。大出血。
写真:パルテノン神殿の横にある「エレクティオン」
私のホームページ『第二の人生を豊かに―ライター舟橋栄二のホームページ―』に旅行記多数あり。
http://www.e-funahashi.jp/
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航空会社未定のツアーなので、出発近くにならないとエアラインは決まらない。熱烈なマイラー(スターアライアンス)の私としてはツアーの最大の難点である。結局、ローマ経由のアリタリア航空だった。残念!写真:成田発アリタリア航空ボーイング777の機内
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座席配列はエコノミー横3-3-3の9列。家族3人で窓側から3席に座り、ローマまでのロングフライトを楽しむ。ガイドブックで古代ギリシャの勉強をする。写真:機内食(ランチ)
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アリタリア航空の座席(シートピッチ)は狭い。リクライニングもあまりなく、とても眠れない。ドリンク類の種類も少なく、全体的にサービスが悪い。時間つぶしに映画を2本見る。写真:機内食
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アテネでは「オスカーホテルアテネ」(写真)に宿泊。鉄道、地下鉄の駅前にあり、アクセスに便利なホテルである。JTBのホテルグレード「B」。
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オスカーホテルは豪華さはないが、白い大理石の壁や廊下に掲げられた大理石の彫刻?にギリシャらしさを感じる。
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ローマ経由でアテネのホテルに到着したのが、現地時間の深夜3時頃。無茶苦茶な時間帯である。少し仮眠しただけでアテネの朝を迎える。それでも客室のバルコニーから朝のアテネ(写真)を見ると絵に描いたような青空に嬉しくなる。
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早速、朝食のレストラン(写真)に行く。ここも白い壁と大理石の彫刻がギリシャらしい。
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朝食はコンチネンタルのビュッフェ。あまり種類はなく、味も良くない。特にジュースは薄くてまずい。ヨーグルトにハチミツをかけて食べてみたら美味しかった。
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午前9時、大型バスに乗ってホテルを出発。アテネ市内観光に出かける。外観が美しい「アカデミー」(写真)前を通り、アテネの中心「シンタグマ広場」、そして「ゼウス神殿」を車窓から眺める。
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本日のメインは「アクロポリスの丘」(写真)そして、その丘にそびえる「パルテノン神殿」観光である。
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アクロポリスの丘(写真)はアテネ市街の中心にあり、パルテノン神殿からはアテネ市街の全貌が見える。古代ギリシャの為政者達の夢の後をじっくり見学しよう。
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アクロポリスの丘の麓に造られた「イロド・アティコス音楽堂」(写真)西暦161年に建築されたもので、現役の音楽堂である。夏の芸術祭「アテネ・フェスティバル」の会場で、演劇、コンサート、オペラ、ギリシャ古典劇などが上演されるという。
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アクロポリスの麓にある「ディオニソス劇場」の遺跡(写真)。この劇場は紀元前6世紀に造られ15000人収容の大劇場であったという。ディオニソスとはギリシャ神話での酒と演劇の神の意味。
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アクロポリスの丘の周囲は断崖絶壁になっており、唯一の前門(写真)を通って丘の上にあがる。この門の名前は「プロピライア」。観光客でいっぱいである。
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プロピライアの門を抜けると、いきなり巨大な「パルテノン神殿」(写真)が目の前に迫ってくる。想像していたよりはるかに巨大で重量感がある。
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横31m縦70m柱の高さ10mにも及ぶパルテノン神殿は紀元前432年に完成。実際に目の前に立ってみるとその壮大さが分かる。古代アテネの絶大な力と栄光に脱帽。
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パルテノン神殿の階段に座るギリシャの女神?神殿は大理石の台座の上に建っており、階段の上に観光客が上がってこないよう立ち入り禁止のテープが張ってある。彼女は単なる監視員。
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アクロポリスの丘より見た「フィロパポスの丘」(写真中央)。遠くにエーゲ海が見える。
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アクロポリスの丘から見たアテネ市街と「リカヴィトスの丘」(写真中央)リカヴィトスの丘はアテネでは一番高い丘(273m)で、頂上にはレストランがありアテネの絶景が楽しめるという。
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アクロポリスの丘から見た「ゼウス神殿」(写真中央)この神殿は2世紀にローマ皇帝アドリアヌス時代に完成したもので、合計104本ものコリント式の柱が並んでいたという。現在まで残っている柱は15本。
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巨大なパルテノン神殿の前にある可愛らしい「エレクティオン」(写真)紀元前421年〜415年のペロポネソス戦争の間に建築された。
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このエレクティオンの最高傑作が屋根を支える「カリアテディス」と呼ばれる少女像(写真)であろう。古代ギリシャ人達の芸術的センスに驚かされる。
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エレクティオン北側にある美しいイオニア式円柱(写真)優美なエレクティオンがパルテノン神殿のパワーを引き立てている。それにしても暑い。直射日光下は40度?に近い。
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アクロポリスの丘からの眺め。中央の大きな岩山は「ソクラテスの岩場」。この岩の上で幾多の偉人達が民主政治、数学、自然科学、哲学を論じたのであろうか?
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ピタゴラス、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、ユークリッド、アルキメデス、アポロニウス等、古代ギリシャの偉人達が人類に残した遺産は計り知れない。元数学教師の私としては彼らの故郷に一度来てみたかったのである。
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パルテノン神殿をたっぷり見学した後、バスに乗って「パナティナイコ・スタジアム」(写真)に行く。1896年、ここで第1回近代オリンピックが開催された。
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「パナティナイコ・スタジアム」の観客席(写真)は大理石で出来ており約5万人が入場可能。ここは2004年アテネオリンピックのマラソンのゴール地点となった場所で、野口みずき選手がトップでゴールした名誉ある競技場でもある。
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午前中約3時間の市内観光を終えて、アテネ市街にある小さなレストランでランチをとる。写真:野菜の煮物の前菜、醤油味のような感じでうまい。
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本日のメインは魚料理(写真)。淡泊な味でまずまず。しかし、ご飯はぱさぱさしててまずい。
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アイスクリームのデザート(写真)。Good!
昼食後はバスに乗って、ギリシャ北方へ移動。その後、3日間、ギリシャ国内を大移動しながら再びアテネにもどり、最後の2泊を初日と同じ「オスカーホテル」に宿泊した。 -
オスカーホテルの「アポロン・ルーフガーデン」(写真)は素晴らしい。Bクラスのホテルとしては特筆ものである。
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ルーフガーデン(写真)はその名前の通り、屋上をカフェテラス風にしたもので、アテネ市街が一望できる。午前9時からのオープン。
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ルーフガーデンからの朝のアテネ市街の眺め(写真)。
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このルーフガーデンにはバーカウンターがあり、ソフトドリンク・アルコール等の注文ができる。特に、夜がいい。冷たい飲み物を飲みながらアテネ市街の夜景を眺るのは最高の贅沢。
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そして、ルーフガーデンの目玉が屋上プール(写真)である。遠くにアクロポリスの丘とパルテノン神殿が見える。夜になるとライトアップしたパルテノン神殿が闇夜から浮かび上がる。
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ツアー5日目、オリンピアからアテネへもどってきた夕方、私はこのプールで泳いだ。沈む太陽とパルテノン神殿を眺めながらの水泳は格別である。妻と娘は泳がなかったが、この風景に大満足であった。
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