2005/08/29 - 2005/09/11
152位(同エリア342件中)
fkczさん
ロシア サハリン(シュムシュ島)慰霊巡拝ー2
慰霊巡拝に参加しました(2005年8月29日〜9月11日)
厚生省から配られた「占守島における戦闘等の概要」から抜粋(2)
「8月18日午前1時半過ぎ、突如ソ連軍の砲撃が開始されました〜
(予想だ煮していなかったソ連軍の)奇襲から立ち直った(日本軍)守備部隊の反撃は強烈で〜」
「占守島の戦闘は8月18日午後4時に中止されるはずでした。しかしソ連軍はそれに応じず、(日本軍の)攻撃停止に乗じて攻撃を再開し四嶺山西方まで進出しました。両軍対峙したままの状態となり、双方が武装解除したのは8月23日、24日のことでした。
占守島の戦闘において日本軍が出した損害は死傷者600名、戦車10数両などでした。これに対してソ連軍の損害は甚大で上陸を企画した約3,000名の兵士は水際到着前に船艇を撃沈されかろうじて海岸に到着しましたが、死傷者もほぼ同数といわれ、ソ連の新聞は当時、8月19日はソ連人民の悲しみの日であると報じたほどでした。」
この船旅で聞いた話を一つ:
8月15日の天皇の音声はほとんど理解できず(雲は鏡と同じで電波を反射してしまい電波状況が悪すぎて)翌日日本降伏を聞いた。
それで米軍が乗り込んでくる前に、食料供給のため千島に日露漁業が送り込んでいた女性たち多数が無事帰国できるように手配、船に乗り込ませて日本に送り返した。
彼女たちは無事に北海道に到着してその旨を占守島に連絡した。
私は身が全身震える思いで聞き入った。美談に感激して。
自分たち軍人は捕虜になる覚悟をして、まず女性たちの帰国を願い努力をしたのです。
予想だにしていない日本降伏を知り、捕虜の屈辱を女性たちに味わさない為に頑張った若い軍人たちの心意気を私は女性に知って欲しいと思う。
私たちはむかしそれ程の気持ちで学んだのだと思う、その様に究極は国を守り家族を守り女性を守る気持ちを育んでいたはず。
女性がシベリアに連れて行かれることがなくて本当に良かった。
日本は女性を虐待してきたという間違った概念は戦争中の米国女性が書いた一冊の本の影響であったと思うが、別にその女性が悪いとは言わないけれども(当時の状況という事情もあるわけで)日本女性はこの様な話を知っておくべきだと思う。
私たち日本男子はまだこの心意気をもっていると私は一度言いたかった。
写真:戦車から四嶺山を望む
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遅れて到着した艀に乗り込みました。
いざシュムシュ島へと心臓が高鳴ります。 -
ついに上陸です。
何の施設もなく港と呼べるところではないのですが,兎に角激しい戦闘のあった島に上陸できました。 -
踏みならした道路を進み橋の手前まで来ました。
そこで一休み。
近くに小川が流れていますが鮭など上ってくるそうで警備員が常駐しているところです。 -
この崩れた橋を渡れるかどうか...
私たちはハラハラどきどき,一体このような状況で目的地まで到着できるのかどうか不安になりました。 -
トラックエンジンを載せた簡易型バスは無事に橋を渡ることが出来ました。
しかし,ちょうどタイミングが間に合ってヘリコプターが到着したので,全員こちらに乗り換えました。
床に穴があいているヘリコプターで,低空飛行を続けました。その為に琵琶湖の半分程度の面積の島ですが,島を一望に見ることはできません。 -
60年間もこの場所に佇む戦車から四嶺山を眺めました。
四嶺山の周りに戦車部隊が集合して,侵攻するソ連軍に突入したのです。 -
竹田濱にソ連軍は上陸しました。
即席のソ連軍であったろうと思うのですが,ろくに訓練も受けていないだろうし武器だって遅れた代物だったと憶測するのですが,いざ日本軍が反撃を開始するとソ連軍は後退して水際に追い込められた様です。 -
過酷な気候の千島で60年も姿を崩さずに静かに戦いの証を残す戦車...
中のモーターや装置はロシア軍が略奪したのは,簡単に想像がつきます。空っぽです。 -
一望に見渡すと戦車があっちに1台こちらに1台と合計7台ぐらいは展望できました。
戦いのときの轟音はすさまじかったそうですが,今は静まり返っているシュムシュ島。 -
天候がにわかにあやしくなりました。
イーガリ-号に戻る為の艀が到着しません。
雨がかなり激しくなってきたときには,無事に戻れるのか心配になりました。
大きなドラムが転がっていましたので,雨宿りで30分以上艀の到着を待ちました。 -
真っ赤に錆びついた艀でイーガリ-号に向かいます。
荒波を超えて。 -
刻々と天気の変わる千島での事,
まずはシュムシュ島に一度でも上陸できたことでだれも胸のうちホッと溜め息をつかれたと思います。 -
私たちのイーガリ-号が頼もしく見えた瞬間です。
ロシア船の船員達に言わせると,北千島は人間の住めるところではないよ,と...
四嶺山までよくたどり着けたものだ,と
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